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公開番号2024126557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034975
出願日2023-03-07
発明の名称定着装置、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240912BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】板状部材の均熱性能が低下してしまう不具合や、板状部材の強度が低くなってしまう不具合を生じにくくする。
【解決手段】面状ヒータ24を介してニップ部に対向するように面状ヒータ24の裏面に接触して、面状ヒータ24の温度を検知するサーモスタット26が設けられている。また、面状ヒータ24の裏面に接触するとともに、サーモスタット26を裏面に接触させるための開口部25aが形成されて、熱伝導性を有する均熱板25が設けられている。そして、均熱板25は、面状ヒータ24の裏面に接触する接触面において、開口部25aが形成された部分の短手方向の幅Bが、開口部25aが形成されていない長手方向の部分であって最小通紙領域Mの領域内における部分の短手方向の幅Aに比べて、大きくなるように、短手方向に突出する突出部25bが形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
面状ヒータによって加熱されて、トナー像を加熱してシートの表面に定着する定着ベルトと、
前記定着ベルトを介して前記面状ヒータに圧接することでシートが搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、
前記面状ヒータを介して前記ニップ部に対向するように前記面状ヒータの裏面に接触して、前記面状ヒータの温度を検知する温度検知手段と、
前記面状ヒータの前記裏面に接触するとともに、前記温度検知手段を前記裏面に接触させるための開口部が形成されて、熱伝導性を有する板状部材と、
を備え、
前記板状部材は、前記裏面に接触する接触面において、前記開口部が形成された部分の短手方向の幅が、前記開口部が形成されていない長手方向の部分であって最小通紙領域の領域内における部分の短手方向の幅に比べて、大きくなるように、前記短手方向に突出する突出部が形成されたことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記面状ヒータと前記板状部材と前記温度検知手段とを保持する保持部材を備え、
前記保持部材は、
前記面状ヒータと前記板状部材とが突き当てられて、前記保持部材における前記面状ヒータと前記板状部材とのシート搬送方向の位置をそれぞれ定める被突当部と、
前記温度検知手段が突き当てられて、前記保持部材における前記温度検知手段のシート搬送方向の位置を定める開口と、
が形成され、
前記板状部材の前記突出部が、前記保持部材の前記被突当部に突き当てられることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記板状部材は、前記開口部が形成されていない長手方向の部分であって前記最小通紙領域の領域外に、前記突出部と同形状の第2突出部が形成され、
前記板状部材の前記突出部と前記第2突出部とが、前記保持部材の前記被突当部に突き当てられることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記板状部材は、前記開口部が形成されていない長手方向の部分であって前記最小通紙領域の領域外に、前記第2突出部と、前記開口部と同形状の第2開口部と、が形成され、
前記板状部材の前記第2開口部を介して前記面状ヒータの前記裏面に接触して、前記面状ヒータの温度を検知する第2温度検知手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項5】
前記保持部材の前記被突当部は、前記面状ヒータが接触する部分が凸状に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項6】
前記被突当部において前記凸状に形成された部分の前記長手方向の位置は、前記温度検知手段の前記長手方向の位置と、略一致することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項7】
前記板状部材は、前記開口部の周囲の板厚が、その他の部分に比べて厚くなるように形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、面状ヒータを備えた定着装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置における定着装置おいて、定着ベルトを加熱する加熱手段として面状ヒータ(発熱抵抗体)を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
詳しくは、特許文献1の定着装置は、定着ベルト(定着スリーブ)、加圧ローラ(加圧回転体)、定着ベルトを介して加圧ローラに圧接する面状ヒータ(発熱抵抗体)、などで形成されている。
そして、面状ヒータは、面状ヒータの裏面(定着ベルトとの接触面をオモテ面としたときのウラ面である。)に接触するように設置されたグラファイトシートのような熱伝導性を有する板状部材(面状ヒータの熱を面内で均熱化するための部材である。)とともに、保持部材(ヒータホルダ)に保持されている。
また、特許文献1の定着装置は、グラファイトシート(板状部材)に開口部が形成されていて、その開口部を介してサーミスタ(温度検知手段)が面状ヒータの裏面に接触している。そして、サーミスタによって、面状ヒータの温度が検知されて、その検知結果に基づいて面状ヒータの温度調整をしたり過昇温を防止したりしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の定着装置は、グラファイトシート(板状部材)に開口部が形成されているため、開口部の周囲における均熱性能が低下してしまう不具合や、グラファイトシート(板状部材)の強度が低くなってしまう不具合があった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、板状部材の均熱性能が低下してしまう不具合や、板状部材の強度が低くなってしまう不具合が生じにくい、定着装置、及び、画像形成装置、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における定着装置は、面状ヒータによって加熱されて、トナー像を加熱してシートの表面に定着する定着ベルトと、前記定着ベルトを介して前記面状ヒータに圧接することでシートが搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、前記面状ヒータを介して前記ニップ部に対向するように前記面状ヒータの裏面に接触して、前記面状ヒータの温度を検知する温度検知手段と、前記面状ヒータの前記裏面に接触するとともに、前記温度検知手段を前記裏面に接触させるための開口部が形成されて、熱伝導性を有する板状部材と、を備え、前記板状部材は、前記裏面に接触する接触面において、前記開口部が形成された部分の短手方向の幅が、前記開口部が形成されていない長手方向の部分であって最小通紙領域の領域内における部分の短手方向の幅に比べて、大きくなるように、前記短手方向に突出する突出部が形成されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、板状部材の均熱性能が低下してしまう不具合や、板状部材の強度が低くなってしまう不具合が生じにくい、定着装置、及び、画像形成装置、を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
定着装置を示す構成図である。
定着装置を幅方向にみた上面図である。
定着ベルトとガイド部材とを幅方向に示す概略図である。
定着装置の要部を示す拡大断面図である。
面状ヒータと均熱板とを示す裏面側からみた図である。
比較例として、面状ヒータと均熱板とを裏面側からみた図である。
変形例1として、面状ヒータと均熱板とを裏面側からみた図である。
変形例2として、面状ヒータと均熱板とを裏面側からみた図である。
変形例3として、(A)面状ヒータと均熱板とを裏面側からみた図と、(B)面状ヒータと均熱板とを示す側面図と、である。
変形例4として、面状ヒータとホルダとを裏面側からみた図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱可能(交換可能)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
(【0011】以降は省略されています)

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