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公開番号2024126144
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034344
出願日2023-03-07
発明の名称シート給送装置、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 5/06 20060101AFI20240912BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】搬送ローラ対の位置でジャムしたシートを、画像形成装置本体に対して給送トレイを離脱した状態で、給送トレイの側から簡単に除去することができるようにする。
【解決手段】給送トレイ12が離脱される動作に連動して、駆動ローラ61aに対して従動ローラ61bを離間させる接離機構79が設けられている。そして、接離機構79は、従動ローラ61bを離間方向に移動させるリンク部81と、給送トレイ12の被当接部12aに当接可能な当接部83と、具備した可動部材80が設けられ、さらに可動部材80を付勢する圧縮スプリング84が設けられている。そして、給送トレイ12の被当接部12aは、給送トレイ12が装着された状態で可動部材80の当接部83に当接して、圧縮スプリング84の付勢に抗して可動部材80のリンク部81の所定方向への移動を制限している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されて、シートを収納可能な給送トレイと、
前記画像形成装置本体の側に設置されて、前記画像形成装置本体に装着された状態の前記給送トレイから給送されたシートを搬送する搬送ローラ対と、
前記画像形成装置本体に対して前記給送トレイが離脱される動作に連動して、前記搬送ローラ対における一方のローラに対して他方のローラを離間させる接離機構と、
を備え、
前記接離機構は、
前記給送トレイが離脱される動作に連動して所定方向に移動することで前記他方のローラを離間方向に移動させるリンク部と、前記給送トレイの被当接部に当接可能な当接部と、具備した可動部材と、
前記リンク部が前記所定方向に移動するように前記可動部材を付勢する付勢部材と、
を具備し、
前記給送トレイの前記被当接部は、前記給送トレイが前記画像形成装置本体に装着された状態で前記可動部材の前記当接部に当接して、前記付勢部材の付勢に抗して前記可動部材の前記リンク部の前記所定方向への移動を制限することを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記他方のローラを保持するとともに、前記リンク部に嵌合する嵌合部が形成されたホルダを備え、
前記リンク部は、
前記所定方向に矩形状に延びる第1開口と、
前記第1開口よりも前記所定方向の上流側に形成されて、前記一方のローラに対して前記第1開口よりも遠い位置で前記所定方向に矩形状に延びる第2開口と、
前記第1開口と前記第2開口とを中継する第3開口と、
を具備したことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記リンク部は、前記第1開口よりも前記所定方向の下流側に形成されて、前記一方のローラに対して前記第1開口に近い位置で前記所定方向に矩形状に延びる第4開口を具備したことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記リンク部は、前記第1開口における前記嵌合部の前記所定方向の移動を制限するストッパ部を具備したことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記接離機構と、前記給送トレイの前記被嵌合部と、が軸方向両端部にそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記当接部と前記被当接部とは、それぞれ、相手方に対向する対向面が、前記給送トレイの着脱方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記被当接部は、前記当接部に当接するコロを具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記搬送ローラ対は、
駆動機構によって回転駆動される駆動ローラと、
前記駆動ローラに当接して、前記駆動ローラの回転に連動して従動回転する従動ローラと、
を具備し、
前記一方のローラは、前記駆動ローラであって、
前記他方のローラは、前記従動ローラであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
前記搬送ローラ対は、前記給送トレイの装着方向の下流側に設けられ、
前記画像形成装置本体は、前記装着方向の上流側が正面となって、前記装着方向の下流側が背面となるように設置されることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、シートを給送するシート給送装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタや印刷機等の画像形成装置において、用紙などのシートが収容された給送トレイ(給紙カセット)が画像形成装置本体に対して着脱可能(引出し可能)に設置されたものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、給送トレイから給送されたシートは、その搬送方向下流側の近傍に配置された搬送ローラ対によって、さらに搬送方向下流側に搬送されることになる。
【0003】
一方、特許文献1には、搬送ローラ対の位置でジャム(紙詰まり)したシートの除去性(ジャム処理性)を向上させることを目的として、搬送ローラ対の近傍に設置された外装カバーを開放したときに、その開放動作に連動して、搬送ローラ対を構成する2つのローラのうち一方のローラを他方のローラから離間させる技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の画像形成装置は、給送トレイの下流側近傍に設置された搬送ローラ対の位置でジャムしたシートを、画像形成装置本体に対して給送トレイを離脱した状態(引き出した状態)で、給送トレイの側から簡単に除去(ジャム処理)することができなかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、給送トレイの下流側近傍に設置された搬送ローラ対の位置でジャムしたシートを、画像形成装置本体に対して給送トレイを離脱した状態で、給送トレイの側から簡単に除去することができる、シート給送装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明におけるシート給送装置は、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されて、シートを収納可能な給送トレイと、前記画像形成装置本体の側に設置されて、前記画像形成装置本体に装着された状態の前記給送トレイから給送されたシートを搬送する搬送ローラ対と、前記画像形成装置本体に対して前記給送トレイが離脱される動作に連動して、前記搬送ローラ対における一方のローラに対して他方のローラを離間させる接離機構と、を備え、前記接離機構は、前記給送トレイが離脱される動作に連動して所定方向に移動することで前記他方のローラを離間方向に移動させるリンク部と、前記給送トレイの被当接部に当接可能な当接部と、具備した可動部材と、前記リンク部が前記所定方向に移動するように前記可動部材を付勢する付勢部材と、を具備し、前記給送トレイの前記被当接部は、前記給送トレイが前記画像形成装置本体に装着された状態で前記可動部材の前記当接部に当接して、前記付勢部材の付勢に抗して前記可動部材の前記リンク部の前記所定方向への移動を制限するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、給送トレイの下流側近傍に設置された搬送ローラ対の位置でジャムしたシートを、画像形成装置本体に対して給送トレイを離脱した状態で、給送トレイの側から簡単に除去することができる、シート給送装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
シート給送装置の一部を示す構成図である。
画像形成装置本体から第1トレイを引き出してジャム処理をおこなう手順を示す図である。
接離機構と給送トレイとを示す図である。
リンク部を示す拡大図である。
搬送ローラ対や駆動機構や接離機構の要部を軸方向に示す図である。
給送トレイを示す上面図である。
変形例1としての、接離機構と給送トレイとを示す図である。
変形例2としての、接離機構と給送トレイとを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのプリンタ、2は感光体ドラム、3は感光体ドラム2の表面を帯電する帯電装置、6は帯電装置3によって帯電された感光体ドラム2の表面にレーザ光Lを照射して静電潜像を形成する露光装置、を示す。
また、4は感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置、7は感光体ドラム2の表面に形成されたトナー像をシートPに転写する転写装置、を示す。また、5は感光体ドラム2の表面に残存する未転写トナーをクリーニングするクリーニング装置を示す。
また、11は3段の第1~第3給送トレイ12~14が設けられたシート給送装置、51は第1~第3給送トレイに収容されたシートPを給送するための給送機構、を示す。また、61~63は第1~第3搬送経路K1~K3に設置された第1~第3搬送ローラ対、を示す。
また、17は転写装置7の位置に向けてシートPを搬送するレジストローラ対(タイミングローラ対)、20はシートP上に担持されたトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、31は画像形成装置本体1から排出されたシートPが積載されるスタック部、を示す。
なお、このように構成された画像形成装置1は、第1~第3給送トレイ12~14が引き出される側(図1、図3の左側)が、操作者が操作する側であって、画像形成装置1の正面になる。これに対して、第1~第3搬送経路K1~K3(第1~第3搬送ローラ対61~63)が設けられた側(図1、図3の右側)が画像形成装置1の背面(居室の壁面に対向する可能性が高い面である。)になる。
(【0011】以降は省略されています)

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