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公開番号2024089669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2023216332
出願日2023-12-21
発明の名称封止装置
出願人株式会社KY7
代理人個人
主分類B65B 51/10 20060101AFI20240626BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】蓋体を形成する素材のロスを大きく低減することができ、かつ容器内へのゴミの混入も防ぐことができ、さらには装置全体の構成を簡単にすることが可能な封止装置を提供する。
【解決手段】開口部と該開口部の外周縁を形成する縁部とを有する容器の前記開口部を蓋体で封止するための封止装置であり、前記容器の前記縁部を露出させた状態で前記容器を保持する保持体を有する保持部と、前記縁部に前記蓋体を接合するための接合体を有する接合力付与部と、を備え、前記保持部は、予め枚葉に形成された蓋体を前記保持体の前記開口部に向かい合うように配置させることができるように形成されており、前記接合部は、前記予め枚葉に形成された蓋体を前記容器に接合させる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
開口部と該開口部の外周縁を形成する縁部とを有する容器の前記開口部を蓋体で封止するための封止装置であって、
前記容器の前記縁部を露出させた状態で前記容器を保持する保持体を有する保持部と、
前記縁部に前記蓋体を接合するための接合体を有する接合力付与部と、を備え、
前記保持部は、予め枚葉に形成された蓋体を前記保持体の前記開口部に向かい合うように配置させることができるように形成されており、
前記接合部は、前記予め枚葉に形成された蓋体を前記容器に接合させる、ことを特徴とする封止装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記保持部に保持された前記容器及び該容器の上に位置する前記蓋体を介して前記接合体と前記保持体とが接触する接近位置と、前記接合体と前記保持体とが前記接近状態よりも互いに離れた位置である離間状態とが形成可能となるように、前記接合部と前記保持部の少なくとも一方を変位させる移動部を備えており、
前記移動部が前記接近状態を形成することを契機として前記接合部が前記蓋体を前記容器に接合させるように構成されている、請求項1に記載の封止装置。
【請求項3】
前記蓋体の位置を予め定められた空間に案内する案内体を備えた位置決め部を有する、請求項1に記載の封止装置。
【請求項4】
前記案内体は、前記接合部の所定の位置から前記保持体に向かって複数個垂れ下がっており、
複数の前記案内体で前記蓋体を把持し、且つ前記蓋体を前記空間内に位置させるように、複数の前記案内体の配置が定められている、請求項3に記載の封止装置。
【請求項5】
前記接合体には、前記蓋体と前記 容器との接触部にエネルギーを付与するエネルギー付与部が設けられている、請求項1に記載の封止装置。
【請求項6】
前記エネルギー付与部は、電気エネルギー、振動エネルギー及び熱エネルギーからなる群から選ばれたうちの少なくとも1種類のエネルギーを付与する、請求項5に記載の封止装置。
【請求項7】
前記蓋体が挿入可能に形成された挿入部と、
前記挿入部から挿入された前記蓋体を前記空間に向けて搬送する搬送部と、を有する請求項1に記載の封止装置。
【請求項8】
前記保持部は、表面と裏面との間を貫通する貫通孔を有し、且つ前記貫通孔に前記容器を挿入可能に形成された挿入部と、前記挿入部の下方に位置し、且つ前記容器の底部に接触し且つ前記底部を支持する支持部と、を備え、
前記接近状態と前記離間状態との遷移に伴い、前記支持部と前記底部との接触位置の高さ方向の位置が変動する、請求項2に記載の封止装置。
【請求項9】
前記保持部は、前記容器を挿入可能な挿入部が該保持部の表面と裏面との間を貫通形成されており、前記位置決め部が前記挿入部の周囲に形成されている、請求項3に記載の封止装置。
【請求項10】
前記位置決め部が柔軟性を有する材料で形成されている、請求項3に記載の封止装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に蓋体を封止するための封止装置に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ファストフード店などの各種店舗において、コーヒーや炭酸飲料などの各種飲料、総菜などの食料品をはじめとする飲食料品を容器に収容して提供することが広く行われている(いかにおいては、上記した各種の飲食料品のことを「内容物」と称することがある。)。また、従来は、予め容器に内容物を収容した状態のものを店舗に陳列して提供したり、購入者からの注文に応じて店員がその場で容器に内容物を収容して提供するといったことが行われている。近年は、このような従来から行われている提供の方法に加えて、購入者が容器に内容物を収容して持ち帰るといった提供の方法も行われてきている。
【0003】
一般に、容器に収容した状態で内容物を提供する場合には、内容物を収容した容器に蓋をすることが多く行われている、容器に蓋をする態様も種々あり、その中の一つの態様として、熱を加えて容器に蓋体を接合するヒートシール法や、超音波を加えることにより容器と蓋とを接合する超音波溶着法などが知られている。これらの方法によると、容器の開口部の周縁に形成された縁部に蓋体が接合されるため、容器は内部が密封された状態となる。このように、蓋体を容器の縁部に接合して容器内を密封した状態にするためには、容器に蓋体を接合して封止するための封止装置を用いて行うことが一般的である。従来から知られている封止装置としては、例えば下記に示す特許文献1に記載されているものが挙げられる。この特許文献1に記載されている封止装置(シール装置)は、容器の縁部に対して蓋材としてのフィルム部材をヒートシールすることで容器に蓋材を接合し、容器を密封するためのものである。このシール装置は、装置本体と、容器を支持する支持部と、支持部で支持された容器にフィルム部材をヒートシールするための熱圧板とを備えている。支持部は、装置本体の前面よりも前側に繰り出した位置(装置本体よりも外側の位置)と、装置本体内における熱圧板の下方の位置との間でスライド移動することができるように構成されている。この支持部は、容器を支持させるときは装置本体よりも外側に位置しており、支持された容器に蓋体をシールするときは、熱圧板の下方の位置までスライド移動する。そして、この位置で熱圧板によって蓋体が容器にシールされると、支持部は熱圧板の下方の位置から装置本体よりも外側の位置までスライド移動するといった動作を行う。飲料等を購入した購入者は、装置本体よりも外側に位置する支持部から容器を取り、持ち帰ることができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3152023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した特許文献1に記載されているシール装置は、ロール状に巻かれたフィルムの長尺体が一方側のローラ(能動ローラ)に設けられ、このロール状に巻かれたフィルムの先端が他方側のローラ(受動ローラ)に取り付けられており、受動ローラが回転することによって能動ローラに設けられたフィルムが順次繰り出されて受動ローラに巻き取られるといった構成になっている。容器にフィルムをシールする部位は能動ローラと受動ローラとの間にあり、この部位によって長尺体のフィルムから容器の大きさ及び形状に応じた態様への切断と容器へのヒートシールを行うように構成されている。
【0006】
しかしながら、このようにフィルムの長尺体を所定の大きさ及び形状に切断するとともに、容器に対してヒートシールすることにより容器内を封止する封止装置の場合には、受動ローラに巻き取られるのは所定形状等にくり抜かれた状態のフィルムの長尺体である。この受動ローラに巻き取られるフィルムの長尺体は最終的に廃棄するしかなく、蓋体を抜き取った後のフィルムのロスが非常に大きいという問題があった。また、特許文献1に開示されているシール装置の場合には、容器にフィルムをヒートシールする際にフィルムの長尺体から切断して提供するので、フィルムを切断したときに、切断片などのようなフィルムを切断することによって発生するごみが容器内に入り、内容物に混入する虞もあった。
【0007】
また、特許文献1に記載されているシール装置は、容器にフィルムをヒートシールする機構に加えて、フィルムを切断する機構も必要になる。そのため、シール装置の構成が複雑になりがちであるだけでなく、例えば、店員などがシール装置の内部の点検や清掃を行う際、該店員などがフィルムを切断する機構に誤って触れてしまい、ケガをする虞もあった。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、蓋体を形成する素材のロスを大きく低減することができ、かつ容器内へのゴミの混入も防ぐことができ、さらには装置全体の構成を簡単にすることが可能な封止装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、下記に示す(1)から(15)に係る発明を要旨とする。
(1)開口部と該開口部の外周縁を形成する縁部とを有する容器の前記開口部を蓋体で封止するための封止装置であって、前記容器の前記縁部を露出させた状態で前記容器を保持する保持体を有する保持部と、前記開口部の周縁に形成された縁部に前記蓋体を接合するための接合体を有する接合力付与部と、を備え、前記保持部は、予め枚葉に形成された蓋地を前記保持体の前記開口部に向かい合うように配置された蓋体を前記容器に接合させる、ことを特徴とする封止装置。
(2)前記保持部に保持された前記容器及び該容器の上に位置する前記蓋体を介して前記接合体と前記保持体とが接触する接近位置と、前記接合体と前記保持体とが前記接近状態より互いに離れた位置である離間状態とが形成可能となるように、前記接合部と前記保持部の少なくとも一方を変位させる移動部を備えており、前記移動部が前記接近状態を形成することを契機として前記接合部が前記蓋体を前記容器に接合させるように構成されている、上記(1)に記載の封止装置、
(3)前記蓋体の位置を予め定められた空間に案内する案内体を備えた位置決め部を有する、上記(1)に記載の封止装置。
(4)前記案内体は、前記接合部の所定の位置から前記保持体に向かって複数個垂れ下がっており、複数の前記案内体で前記蓋体を把持し且つ前記蓋体を前記空間内に位置させるように、複数の前記案内体の配置が定められている、上記(3)に記載の封止装置。
(5)前記接合体には、前記蓋体と前記容器との接触部にエネルギーを付与するエネルギー付与部が設けられている、上記(1)に記載の封止装置。
(6)前記エネルギー付与部は、電気エネルギー、振動エネルギー及び熱エネルギーからなる群から選ばれたうちの少なくとも1種類のエネルギーを付与する、上記(5)に記載の封止装置。
(7)前記蓋体が相違乳可能に形成された挿入部と、前記挿入部から挿入された前記蓋体を前記空間に向けて搬送する搬送部と、を有する上記(1)に記載の封止装置。
(8)前記保持部は、表面と裏面との間を貫通する貫通孔を有し、且つ前記貫通孔に前記容器を挿入可能に形成された挿入部と、前記挿入部の下方に位置し、且つ前記容器の底部に接触し且つ前記底部を支持する支持部と、を備え、前記接近状態と前記離間状態との遷移に伴い、前記支持部と前記底部の接触位置のうち高さ方向の位置が変動する、上記(2)記載の封止装置。
(9)前記保持部は、前記容器を挿入可能な挿入部が該保持部の表面と裏面との間を貫通形成されており、前記位置決め部が前記挿入部の周囲に形成されている、上記(3)に記載の封止装置。
(10)前記位置決め部が柔軟性を有する、上記(3)に記載の封止装置。
(11)前記位置決め部が耐熱性を有する材料で形成されている、上記(3)に記載の封止装置。
(12)前記蓋を積み重ねた蓋集合体を収容する格納部と、前記格納部から前記蓋体を個別に分散する分取器と、前記分取器で分散された前記蓋体を前記保持部に向けて移送する移動部と、前記分取器で分取された前記蓋体を前記保持部に向けて移送する移送部と、を有し、前記容器を前記保持部に配置されたことを契機として、前記蓋体が前記格納部から、前記移送部を契機として、前記蓋体が前記格納部から、前記移送部を経由して前記容器の上に配置される、上記(1)に記載の封止装置。
(13)前記格納部は複数設けられており、少なくとも1つの前記格納部に収容された蓋体の寸法は、前記保持部に配置される前記格納部に収容された蓋体の寸法と異なっており、前記保持部に配置される前記容器の大きさに応じて、前記移送部から前記容器の上に配置される蓋体を格納した前記格納部が選択され、且つ、選択された前記格納部から前記移送部を経由して前記容器の上に前記蓋体が配置される、上記(12)に記載の封止装置。
(14)前記移送部は、前記格納部から送られた前記蓋体を一時的に留置する待機部を有しており、前記容器を前記保持部に配置されたことを契機として前記待機部に配置された前記蓋体が前記容器の上に配置され、前記格納部から前記蓋体が前記移送部の前記待機部に送り込まれる、上記(12)に記載の封止装置。
(15)前記格納部は下端に開口を有し、前記分取器は、前記格納部の下端の前記開口から、前記蓋体を取り出すように構成されている、上記(12)に記載の封止装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、構成を複雑にすることなく、蓋体を確実に容器に接合し、該容器を密封することができる。また、本発明によれば、蓋体を容器に接合する際にも、容器の中へのゴミの混入などの虞を大きく低減することができ、さらには蓋体を形成する素材のロスも大きく低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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