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公開番号2024126003
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2024008331
出願日2024-01-23
発明の名称媒体処理装置及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B65H 37/04 20060101AFI20240911BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】液体付与を伴う圧着綴じにおいて、液体付与領域内の液体付与量の偏りを低減させる媒体処理装置を提供する。
【解決手段】少なくとも一枚の一部に液体付与をする液体付与手段と、液体付与手段において液体付与をされた少なくとも一枚の媒体を含む媒体束に所定の処理を施す後処理手段と、を備え、液体付与手段は、液体付与に係る液体を含むことが可能な連続気泡体からなる液体付与部材を備え、液体付与部材が媒体と接触する領域としての液体付与領域と所定の処理が施される媒体の領域としての後処理領域との少なくとも一部が重なるように液体付与をする、媒体処理装置による。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一枚の媒体の一部に液体付与をする液体付与手段と、
前記液体付与手段において液体付与をされた少なくとも一枚の媒体を含む媒体束に所定の処理を施す後処理手段と、
を備え、
前記液体付与手段は、
液体付与に係る液体を含むことが可能な連続気泡体からなる液体付与部材を備え、
前記液体付与部材が媒体と接触する領域としての液体付与領域と、前記所定の処理が施される媒体の領域としての後処理領域との少なくとも一部が重なるように液体付与をする、
ことを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記液体付与部材は、液体付与をするときの前記液体付与部材の移動量に応じて潰れる性質を備える素材からなる、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記液体付与手段は、液体付与において媒体に対し前記液体付与部材を接触及び離間可能に移動させる液体付与部材移動手段を備え、
前記後処理手段は、前記所定の処理において媒体に対して接触及び離間可能に移動させる後処理移動手段を備える、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記液体付与手段は、前記液体付与部材移動手段による、媒体に対する前記液体付与部材の移動量を変更することにより媒体に形成される前記液体付与領域の大きさを変更する、
請求項3に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記液体付与手段は、前記液体付与部材移動手段による前記液体付与部材の移動方向と直交する方向において前記液体付与部材を移動させる液体付与部材位置調整手段を備える、
請求項3に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記液体付与手段は、前記後処理領域における、前記媒体束を捲る際の捲り方向の下流側に前記液体付与部材を接触させて前記液体付与領域を形成する、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項7】
前記後処理手段は、前記媒体束を加圧変形させて綴じる圧着手段である請求項1乃至6のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
【請求項8】
前記液体付与部材の接触面は、前記圧着手段により前記媒体束に形成される前記後処理領域の複数の凹凸形状に跨るように形成されることを特徴とする、
請求項7に記載の媒体処理装置。
【請求項9】
媒体に画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置によって画像が形成された複数の前記媒体を加圧変形させて綴じる請求項1乃至6のいずれか一項に記載の媒体処理装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体処理装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
画像が形成されたシート状の媒体を積層状にした束(シート束)を形成するための綴じ処理を行う媒体処理装置が知られている。また、省資源化や環境負荷の低減を鑑みる観点から、綴じ処理において、金属製の綴じ針(ステイプル針)を用いない「針無し綴じ」が知られている。針無し綴じを実行可能な媒体処理装置は、凹凸状の綴じ歯を備えている。当該媒体処理装置において実行可能な綴じ処理は、綴じ歯にシート束を挟持して加圧することで、積層状の媒体の一部を加圧変形させて圧着させる所謂「圧着綴じ」である。
【0003】
圧着綴じを行うとき、シート束を構成する媒体の枚数が多くなるほど、シート束の一部に対して綴じ歯が加圧することによる変形度合いが小さくなる。この変形度合いが小さくなると、シート束の圧着の強度が低下しがちになる。そこで、圧着綴じを行うときに、シート束を構成する媒体の一部分であって、綴じ歯が接触(挟持)して加圧変形させる部分に対し、予め液体を付与して綴じ歯がシート束に食い込み易くする構成を備える媒体処理装置も知られている。
【0004】
また、シート束が加圧される部分に予め液体を付与して圧着する際のシートの品位の低下を抑制する目的で、シート束に圧着綴じ処理を施す構成としての圧着歯(綴じ歯)に給水孔を設け、圧着歯による圧着面積よりも給水孔による加水処理の実施面積を広くする構成が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示の構成では、液体付与領域内の液体付与量に偏りが生じるという課題を解決できない。
【0006】
本発明は、液体付与を伴う圧着綴じにおいて、液体付与領域内の液体付与量の偏りを低減させる媒体処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、媒体処理装置に関し、少なくとも一枚の媒体の一部に液体付与をする液体付与手段と、前記液体付与手段において液体付与をされた少なくとも一枚の媒体を含む媒体束に所定の処理を施す後処理手段と、を備え、前記液体付与手段は、液体付与に係る液体を含むことが可能な連続気泡体からなる液体付与部材を備え、前記液体付与部材が媒体と接触する領域としての液体付与領域と、前記所定の処理が施される媒体の領域としての後処理領域との少なくとも一部が重なるように液体付与をする、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、液体付与を伴う圧着綴じにおいて、液体付与領域内の液体付与量の偏りを低減させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成システムの全体構成を示す図。
後処理装置の内部構造を示す図。
端綴じ処理部を搬送方向の上流側から見た模式図。
端綴じ処理部を主走査方向の液体付与手段側から見た模式図。
端綴じ処理部の圧着手段の構成を示す模式図。
針綴じ処理部を搬送方向の上流側から見た模式図。
針綴じ処理部の変形例を搬送方向の上流側から見た模式図。
後処理装置の動作を制御する制御ブロックのハードウェア構成図。
端綴じ処理部による綴じ処理のフローチャート。
端綴じ処理部による綴じ処理中における液体付与手段及び圧着手段の位置を示す図。
第一実施形態に係る液体付与領域と綴じ領域の位置の相関例を示す図。
第一実施形態に係る液体付与領域と綴じ領域の関係及び綴じ強度を確保する構成例を示す図。
第二実施形態に係る液体付与領域と綴じ領域の位置の相関例を示す図。
第一実施形態及び第二実施形態に係る液体付与部材の形状の第一例を示す図。
第一実施形態及び第二実施形態に係る液体付与部材の形状の第二例を示す図。
第一実施形態及び第二実施形態に係る液体付与部材の形状の第三例を示す図。
液体付与部材の接触面と圧着綴じ処理後の用紙束の圧着痕及び綴じ領域との関係を示す図。
別の実施形態に係る後処理装置の内部構造を示す図。
別の実施形態に係る内部トレイを用紙の厚み方向から見た図。
別の実施形態に係る圧着手段を搬送方向の下流側から見た模式図。
別の実施形態に係る液体付与部を用紙の厚み方向から見た図。
図21のXXV-XXVにおける断面図。
図21のXXVI-XXVIにおける断面図。
別の実施形態に係る後処理装置の制御ブロックのハードウェア構成図。
別の実施形態に係る後処理装置の後処理フローチャート。
画像形成システムの変形例の全体構成を示す図。
後処理装置の制御部の変形例1を示す図。
後処理装置の制御部の変形例2を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[画像形成システム1の実施形態]
以下、本発明に係る画像形成システム1について、図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成システム1の全体構成を示す図である。画像形成システム1は、シート状の媒体の一種としての用紙Pに画像を形成する機能、画像が形成された用紙Pに画像形成後の処理としての後処理を施す機能、などを有する。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置としての画像形成装置2と、本発明に係る媒体処理装置としての後処理装置3と、を連動するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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