TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024127416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036559
出願日2023-03-09
発明の名称加熱装置、定着装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240912BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】遮蔽部材の反りを抑制する。
【解決手段】回転体と加熱源との間に配置され加熱源から回転体への加熱エネルギーを遮蔽する遮蔽部材27と、遮蔽部材27を支持する支持部材28と、を備える加熱装置であって、支持部材28は、互いに向かい合う方向に突出し遮蔽部材27を挟んで支持する第一支持部31及び第二支持部32を有し、第一支持部31及び第二支持部32のそれぞれの頂部31a,32aが、回転体の長手方向において互いにずれた位置に配置される。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
回転体と、
加熱エネルギーを放射して前記回転体を加熱する加熱源と、
前記回転体と前記加熱源との間に配置され前記加熱源から前記回転体への前記加熱エネルギーを遮蔽する遮蔽部材と、
前記遮蔽部材を支持する支持部材と、
を備える加熱装置であって、
前記支持部材は、互いに向かい合う方向に突出し前記遮蔽部材を挟んで支持する第一支持部及び第二支持部を有し、
前記第一支持部及び前記第二支持部のそれぞれの頂部が、前記回転体の長手方向において互いにずれた位置に配置されることを特徴とする加熱装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記第一支持部及び前記第二支持部のぞれぞれの前記頂部が接触する前記遮蔽部材上の接触点同士の間の前記回転体の長手方向とは直交する方向の間隔をAとし、
前記第一支持部及び前記第二支持部のぞれぞれの前記頂部同士の間の前記回転体の長手方向とは直交する方向の間隔をBとすると、
前記回転体が前記加熱源によって加熱されない状態では、A<Bの関係を満たし、
前記回転体が前記加熱源によって加熱されて所定の目標温度に達した状態では、A>Bの関係を満たす請求項1に記載の加熱装置。
【請求項3】
前記第一支持部及び前記第二支持部の少なくとも一方が、前記回転体の長手方向へ伸び当該長手方向に対して傾斜する傾斜面を有する請求項1又は2に記載の加熱装置。
【請求項4】
前記傾斜面は、前記回転体の長手方向に対して0°より大きく90°より小さい角度で傾斜する請求項3に記載の加熱装置。
【請求項5】
前記支持部材は、線膨張係数が4.0×10
-6
/℃以上の材料により構成される請求項1又は2に記載の加熱装置。
【請求項6】
前記支持部材が、樹脂により構成される請求項1又は2に記載の加熱装置。
【請求項7】
前記第一支持部及び前記第二支持部が、成形型により成形可能な形状に形成される請求項1又は2に記載の加熱装置。
【請求項8】
前記支持部材は、移動可能に構成される請求項1又は2に記載の加熱装置。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の加熱装置を用いて未定着画像を担持する記録媒体を加熱し、前記未定着画像を前記記録媒体に定着させることを特徴とする定着装置。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の加熱装置を備えることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱装置、定着装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
複写機又はプリンタなどの画像形成装置に搭載される加熱装置の一例として、用紙などの記録媒体を加熱して記録媒体上の未定着画像を記録媒体に定着させる定着装置が知られている。
【0003】
一般的に、定着装置は、互いに接触してニップ部を形成する一対の回転体と、これらの回転体のうちの少なくとも一方を加熱する加熱源を備えている。回転体が加熱された状態において、回転する一対の回転体同士の間(ニップ部)に未定着画像を担持する用紙が進入すると、用紙上の未定着画像が加熱及び加圧されて定着される。
【0004】
このとき、用紙が通過しない回転体上の非通紙領域においては、通紙に伴う熱の消費がされにくいため、温度上昇する傾向にある。このため、連続印刷した場合に、非通紙領域における回転体の温度が過剰に昇温するといった問題がある。
【0005】
このような温度上昇の問題を改善するため、従来では、加熱源から回転体へ放射される加熱エネルギーを遮蔽する遮蔽部材を非通紙領域に配置し、非通紙領域において加熱源から回転体へ付与される熱量を調整する技術が提案されている(例えば、特許文献1:特開2014-59382号公報参照)。
【0006】
ところで、遮蔽部材が回転体に接触すると、回転体が損傷したり、回転体の熱が遮蔽部材に奪われて回転体の温度が部分的に低下したりするなどの問題が生じる。そのため、遮蔽部材は、通常、回転体に接触しない位置に配置される。しかしながら、製造時に遮蔽部材に反りが生じると、回転体あるいはその他の周辺部材に対して遮蔽部材が接触する虞がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、遮蔽部材の反りを抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、回転体と、加熱エネルギーを放射して前記回転体を加熱する加熱源と、前記回転体と前記加熱源との間に配置され前記加熱源から前記回転体への前記加熱エネルギーを遮蔽する遮蔽部材と、前記遮蔽部材を支持する支持部材と、を備える加熱装置であって、前記支持部材は、互いに向かい合う方向に突出し前記遮蔽部材を挟んで支持する第一支持部及び第二支持部を有し、前記第一支持部及び前記第二支持部のそれぞれの頂部が、前記回転体の長手方向において互いにずれた位置に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、遮蔽部材の反りを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る定着装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る定着装置の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る回転体保持部材の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る遮蔽部材の支持構造及び移動機構を示す斜視図である。
反りがある場合の遮蔽部材の組み付け状態を示す図である。
本発明の第一実施形態に係る支持部材の断面図である。
支持部材の孔部内に遮蔽部材の取付部が挿入された状態を示す断面図である。
支持部材が熱膨張している途中の状態を示す断面図である。
支持部材が熱膨張して遮蔽部材の反りが低減又は解消された状態を示す図である。
遮蔽部材に図8とは反対向きの反りがある場合の支持部材の構成であって、支持部材の孔部内に遮蔽部材の取付部が挿入された状態を示す断面図である。
支持部材が熱膨張している途中の状態を示す断面図である。
支持部材が熱膨張して遮蔽部材の反りが低減又は解消された状態を示す図である。
支持部材の頂部同士の間隔と遮蔽部材の接触点同士の間隔との関係を示す図である。
遮蔽部を支持する傾斜面の傾斜角度を大きくした例を示す断面図である。
成形型を用いて支持部材を成形する例を示す断面図である。
傾斜面を有しない支持部材の例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
加圧装置及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
トナーボトル及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
媒体処理装置、及び、画像形成システム
3日前
株式会社リコー
トナーボトル収容構造及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
画像形成装置、情報処理方法および情報処理システム
3日前
株式会社リコー
シート搬送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
画像形成方法、画像形成装置、キャリア、及び現像剤
3日前
株式会社リコー
現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
3日前
株式会社リコー
画像処理方法、装置およびコンピュータ読み取り可能記憶媒体
3日前
株式会社リコー
粒子層形成装置、画像形成装置、粒子層形成方法及び画像形成方法
3日前
株式会社リコー
通信管理システム、通信システム、通信管理方法、及びプログラム
3日前
株式会社リコー
情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム及び画像形成装置
3日前
株式会社リコー
情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置、制御方法、および制御プログラム
3日前
株式会社リコー
仲介サーバ、仲介方法、及びプログラム
3日前
株式会社リコー
仲介サーバ、取引システム、仲介方法、及びプログラム
3日前
株式会社リコー
情報処理システム、通信システム、画像共有方法、プログラム
3日前
東レ株式会社
印刷版の製造方法
20日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
東レ株式会社
ポジ型感光性組成物
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
14日前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
14日前
株式会社リコー
画像形成装置
11日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
続きを見る