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公開番号
2024111343
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-19
出願番号
2023015764
出願日
2023-02-06
発明の名称
画像形成装置
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20240809BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】簡単な構成で定着部材の変形を防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、定着部材(定着ローラ)に対して加圧部材(加圧ローラ)を離接させるための圧解レバー76と、電源スイッチ78を切り替えるための操作レバー80とを備える。そして、操作レバーのオン位置からオフ位置への切替操作に連動して、圧解レバーが押圧位置から圧解位置に切り替えられ、操作レバーのオフ位置からオン位置への切替操作に連動して、圧解レバーが圧解位置から押圧位置に切り替えられる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
定着部材と加圧部材とを有する定着装置を装置本体内に備える画像形成装置であって、
前記装置本体に設けられた電源スイッチ、
前記装置本体の側面に設けられた開閉部、
前記開閉部側に向かって突出するように前記定着装置に設けられ、前記定着部材に対して前記加圧部材を押圧状態にする押圧位置と、前記定着部材に対する前記加圧部材の押圧を解除する圧解位置とに変位可能な圧解レバー、および
前記開閉部に設けられ、前記電源スイッチをオン状態にするオン位置と、前記電源スイッチをオフ状態にするオフ位置とに変位可能な操作レバーを備え、
前記操作レバーの前記オン位置から前記オフ位置への切替操作に連動して前記圧解レバーが前記押圧位置から前記圧解位置に切り替えられ、前記操作レバーの前記オフ位置から前記オン位置への切替操作に連動して前記圧解レバーが前記圧解位置から前記押圧位置に切り替えられる、画像形成装置。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記操作レバーは、前記電源スイッチを切り替えるスイッチ押圧部と、前記圧解レバーを切り替えるレバー押圧部とを有する、請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記電源スイッチは、前記開閉部に設けられている、請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記操作レバーは、前記開閉部に形成された開口から外部に露出するように設けられており、閉状態の前記開閉部の外側から操作可能である、請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記圧解レバーは、前記定着装置の一方端部に配置される第1圧解レバーと、前記定着装置の他端部に配置される第2圧解レバーとを含み、
前記操作レバーは、前記第1圧解レバーを切り替える第1操作レバーと、前記第2圧解レバーを切り替える第2操作レバーと、前記第1操作レバーと前記第2操作レバーとを連結する連結部とを含む、請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記操作レバーが前記オン位置にあってかつ前記圧解レバーが前記圧解位置にあるとき、前記圧解レバーに前記操作レバーが干渉することで前記開閉部の開状態から閉状態への変位が規制される、請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記操作レバーが前記オフ位置にあってかつ前記圧解レバーが前記押圧位置にあるとき、前記圧解レバーに前記操作レバーが干渉することで前記開閉部の開状態から閉状態への変位が規制される、請求項1または2記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この開示は画像形成装置に関し、特にたとえば、定着部材と加圧部材とを有する定着装置を装置本体内に備える、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の画像形成装置の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の画像形成装置は、定着部材と加圧ローラ(加圧部材)とを用いてシートのトナー画像を加熱定着する装置であって、第1の電源と、第1の電源よりも高い電圧の第2の電源と、オン/オフ操作により第1の電源及び第2の電源をオン/オフする電源スイッチと、電源スイッチのオン/オフ操作を検出する検出手段と、定着部材と加圧ローラとを接近離間動作させる駆動手段と、検出手段により電源スイッチのオフ操作が検出された場合に、第2の電源をオフさせてから所定時間後に第1の電源をオフさせてシャットダウン処理を行う電源制御手段と、所定時間内に第1の電源により駆動手段を駆動して定着部材と加圧ローラとを離間動作させる駆動制御手段とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-190982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、検出手段によって電源スイッチのオフ操作が検出されたとき、駆動手段によって定着部材と加圧部材とを離間させる。これにより、定着部材が変形(C形状に凹んだままの状態となる)して画質に影響が出ることを防止できる。しかしながら、特許文献1の技術では、電源オフを検出する検出手段、離接機構を駆動する駆動手段、および駆動手段を制御する駆動制御手段などが必要となるので、装置が高価になってしまう。
【0005】
それゆえに、この開示の主たる目的は、新規な、画像形成装置を提供することである。
【0006】
この開示の他の目的は、簡単な構成で、定着部材の変形を防止できる、画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の開示は、定着部材と加圧部材とを有する定着装置を装置本体内に備える画像形成装置であって、装置本体に設けられた電源スイッチ、装置本体の側面に設けられた開閉部、開閉部側に向かって突出するように定着装置に設けられ、定着部材に対して加圧部材を押圧状態にする押圧位置と、定着部材に対する加圧部材の押圧を解除する圧解位置とに変位可能な圧解レバー、および開閉部に設けられ、電源スイッチをオン状態にするオン位置と、電源スイッチをオフ状態にするオフ位置とに変位可能な操作レバーを備え、操作レバーのオン位置からオフ位置への切替操作に連動して圧解レバーが押圧位置から圧解位置に切り替えられ、操作レバーのオフ位置からオン位置への切替操作に連動して圧解レバーが圧解位置から押圧位置に切り替えられる、画像形成装置である。
【0008】
第1の開示によれば、電源スイッチと圧解レバーとを連動させる操作レバーを設けるという簡単な構成で、電源オフ時に加圧部材を圧解状態にしておくことができるので、定着部材が変形して画質に影響が出てしまうことを適切に防止できる。
【0009】
第2の開示は、第1の開示に従属し、操作レバーは、電源スイッチを切り替えるスイッチ押圧部と、圧解レバーを切り替えるレバー押圧部とを有する。
【0010】
第3の開示は、第1または第2の開示に従属し、電源スイッチは、開閉部に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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