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公開番号2024127323
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036413
出願日2023-03-09
発明の名称情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G06F 21/57 20130101AFI20240912BHJP(計算;計数)
要約【課題】ファームウェアの更新時に暗号部のセルフテストが実行される情報処理装置を提供する。
【解決手段】データを暗号化可能であり、セルフテスト機能を具備する第1暗号部と、データを暗号化可能であり、セルフテスト機能を具備しない第2暗号部と、ファームウェアを更新する更新部と、ファームウェアが更新された場合に更新済情報を記憶する記憶部と、更新済情報が記憶されているか否かを判断する判断部と、更新済情報が記憶されていると判断された場合、第1暗号部のセルフテストを実行する一方、更新済情報が記憶されていないと判断された場合、当該セルフテストを省略可能とする制御部とを具備する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
データを暗号化可能であり、セルフテスト機能を具備する第１暗号部と、
データを暗号化可能であり、セルフテスト機能を具備しない第２暗号部と、
ファームウェアを更新する更新部と、
ファームウェアが更新された場合に更新済情報を記憶する記憶部と、
前記更新済情報が記憶されているか否かを判断する判断部と、
前記更新済情報が記憶されていると判断された場合、前記第１暗号部のセルフテストを実行する一方、前記更新済情報が記憶されていないと判断された場合、当該セルフテストを省略可能とする制御部と
を具備する情報処理装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記更新済情報が記憶されていないと判断された際に、予め定められた省略条件が成立している場合、前記セルフテストを省略する一方、前記省略条件が成立していない場合、前記セルフテストを実行する
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
各種の設定操作を受け付ける受付部を具備し、
前記制御部は、前記更新済情報が記憶されていないと判断された場合に、事前に受け付けられた前記設定操作の種類に応じて前記セルフテストを省略または実行し、
前記更新済情報が記憶されていると判断された場合に、事前に受け付けられた前記設定操作の種類によらず前記セルフテストを実行可能である
請求項１または請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置は、
データを暗号化可能であり、セルフテスト機能を具備する第１暗号部と、
データを暗号化可能であり、セルフテスト機能を具備しない第２暗号部と、を具備し、
ファームウェアを更新するステップと、
ファームウェアが更新された場合に更新済情報を記憶するステップと、
前記更新済情報が記憶されているか否かを判断するステップと、
前記更新済情報が記憶されていると判断された場合、前記第１暗号部のセルフテストを実行するステップと、
前記更新済情報が記憶されていないと判断された場合、前記セルフテストを省略可能とするステップと
を具備する情報処理装置の制御方法。
【請求項５】
請求項４に記載の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項６】
データを暗号化可能であり、セルフテスト機能を具備する第１暗号部と、
データを暗号化可能であり、セルフテスト機能を具備しない第２暗号部と、
ファームウェアを更新する更新部と、
ファームウェアが更新された場合に更新済情報を記憶する記憶部と、
前記更新済情報が記憶されているか否かを判断する判断部と、
前記更新済情報が記憶されていると判断された場合、前記第１暗号部のセルフテストを実行する一方、前記更新済情報が記憶されていないと判断された場合、当該セルフテストを省略可能とする制御部と
を具備する画像処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム及び画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、セルフテスト機能を備える暗号部（暗号モジュール）を具備する情報処理装置が提案される。例えば、特許文献１には、予め定められた時間が経過する毎に、セルフテストを実行する技術が開示される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
従来技術では、ファームウェアが更新された場合であっても、セルフテストが実行されない場合がある。しかし、例えば不特定多数の者が利用可能な情報処理装置は、ファームウェアが改ざんされる可能性がある。したがって、情報処理装置が設置される環境によっては、ファームウェアが更新された場合にセルフテストが実行される構成が好適であるという事情がある。以上の事情を考慮して、本発明は、ファームウェアが更新された場合にセルフテストを実行可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
以上の課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、データを暗号化可能であり、セルフテスト機能を具備する第１暗号部と、データを暗号化可能であり、セルフテスト機能を具備しない第２暗号部と、ファームウェアを更新する更新部と、ファームウェアが更新された場合に更新済情報を記憶する記憶部と、更新済情報が記憶されているか否かを判断する判断部と、更新済情報が記憶されていると判断された場合、第１暗号部のセルフテストを実行する一方、更新済情報が記憶されていないと判断された場合、当該セルフテストを省略可能とする制御部とを具備する。
【発明の効果】
【０００５】
本発明によれば、ファームウェアが更新された場合にセルフテストを実行可能になる。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
画像形成装置の一例であるＭＦＰの外観図である。
ＭＦＰのハードウェア構成図である。
ＭＦＰが記憶する各情報を説明するための図である。
情報処理装置の機能ブロック図である。
設定操作の具体例を説明するための図である。
情報処理装置が実行する処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
以下、本発明を図面に示した実施形態により詳細に説明する。図１は、本発明に係る情報処理装置（画像形成装置）の一例であるＭＦＰ(Multifunction Peripheral Product Printer)１００の概略構成を説明するための図である。なお、本実施形態では、情報処理装置の一例としてＭＦＰ１００を採用したが、情報処理装置は以上の例に限定されない。例えば、情報処理装置としてパーソナルコンピュータを採用してもよい。
【０００８】
図２は、ＭＦＰ１００のハードウェア構成図である。図２に示されているように、ＭＦＰ１００は、コントローラ制御部２１０、近距離通信回路２２０、エンジン制御部２３０、操作部２４０、ネットワークＩ／Ｆ２５０を備えている。
【０００９】
コントローラ制御部２１０は、コンピュータの主要部であるＣＰＵ２０１、システムメモリ（ＭＥＭ－Ｐ）２０２、ノースブリッジ（ＮＢ）２０３、サウスブリッジ（ＳＢ）２０４、ＡＳＩＣ(Application Specific Integrated Circuit)２０５、記憶部であるローカルメモリ（ＭＥＭ－Ｃ）２０６、ＨＤＤコントローラ２０７、および、記憶部であるＨＤ２０８を具備する。ＮＢ２０３とＡＳＩＣ２０５との間は、ＡＧＰ(Accelerated Graphics Port)バス２６１で接続される。
【００１０】
ＣＰＵ２０１は、ＭＦＰ１００の全体制御を行う制御部である。ＮＢ２０３は、ＣＰＵ２０１と、ＭＥＭ－Ｐ２０２、ＳＢ２０４、およびＡＧＰバス２６１とを接続するためのブリッジであり、ＭＥＭ－Ｐ２０２に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、ＰＣＩ(Peripheral Component Interconnect)マスタおよびＡＧＰターゲットとを有する。
（【００１１】以降は省略されています）

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