TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024127126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036042
出願日2023-03-08
発明の名称情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置、制御方法、および制御プログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240912BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ストレージの残寿命を把握することで複数OSを協調動作させて適切なストレージへデータを書き込む。
【解決手段】MFPは、操作部側ストレージを有する操作パネルと、コントローラ側ストレージを有するコントローラと、操作パネルとコントローラとを接続して双方向通信を可能とするI/Fとを備え、操作パネルは、操作パネル側ストレージの残寿命を検出し、検出結果に基づきデータの書込み先が操作パネル側ストレージかコントローラ側ストレージかを判断し、判断結果に基づきデータの書込み先ストレージを切替える操作部側切替部を備え、コントローラは、コントローラ側ストレージの残寿命を検出し、検出結果に基づきデータの書込み先がコントローラ側ストレージか操作パネル側ストレージかを判断し、判断結果に基づき前記データの書込み先を操作パネル側ストレージまたはコントローラ側ストレージに切替えるコントローラ側切替部を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
操作部側OSと、当該操作部側OSにより管理する操作部側ストレージと、を有する操作部と、
コントローラ側OSと、当該コントローラ側OSにより管理するコントローラ側ストレージと、を有するコントローラと、
前記操作部と前記コントローラとを接続して、通信プロトコルを用いた双方向通信を可能とするI/Fと、を備え、
前記操作部は、
前記操作部側ストレージの残寿命を検出する操作部側残寿命検出部と、
前記操作部側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記操作部側ストレージか、前記コントローラ側ストレージか、を判断する操作部側判断部と、
前記操作部側判断部による判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替える操作部側切替部と、を備え、
前記コントローラは、
前記コントローラ側ストレージの残寿命を検出するコントローラ側残寿命検出部と、
前記コントローラ側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記コントローラ側ストレージか、前記操作部側ストレージか、を判断するコントローラ側判断部と、
前記コントローラ側判断部による判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替えるコントローラ側切替部と、を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
前記操作部側ストレージおよび前記コントローラ側ストレージのそれぞれの残寿命と、前記データの保存先と、の関係を示す保存テーブルを有し、
前記操作部側判断部および前記コントローラ側判断部は、前記保存テーブルを参照して、前記データの書き込み先を判断する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記データの種類毎に、前記保存テーブルを有し、
前記操作部側判断部および前記コントローラ側判断部は、前記データの種類に応じて参照する前記保存テーブルを切り替える、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記操作部側OSは、前記コントローラ側OSにより処理する前記データを前記操作部側ストレージに保存する操作部側保存部を備え、
前記コントローラ側OSは、前記操作部側OSにより処理する前記データを前記コントローラ側ストレージに保存するコントローラ側保存部を備える、請求項1から3のいずれか一に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージの残寿命が短くなった場合、当該残寿命が短いことを外部に通知する通知部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
操作部側OSと、当該操作部側OSにより管理する操作部側ストレージと、を有する操作部と、
コントローラ側OSと、当該コントローラ側OSにより管理するコントローラ側ストレージと、を有するコントローラと、
前記操作部と前記コントローラとを接続して、通信プロトコルを用いた双方向通信を可能とするI/Fと、を備え、
前記操作部は、
前記操作部側ストレージの残寿命を検出する操作部側残寿命検出部と、
前記操作部側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記操作部側ストレージか、前記コントローラ側ストレージか、を判断する操作部側判断部と、
前記操作部側判断部による判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替える操作部側切替部と、を備え、
前記コントローラは、
前記コントローラ側ストレージの残寿命を検出するコントローラ側残寿命検出部と、
前記コントローラ側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記コントローラ側ストレージか、前記操作部側ストレージか、を判断するコントローラ側判断部と、
前記コントローラ側判断部による判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替えるコントローラ側切替部と、を備える、画像処理装置。
【請求項7】
操作部側OSと、当該操作部側OSにより管理する操作部側ストレージと、を有する操作部と、
コントローラ側OSと、当該コントローラ側OSにより管理するコントローラ側ストレージと、を有するコントローラと、
前記操作部と前記コントローラとを接続して、通信プロトコルを用いた双方向通信を可能とするI/Fと、を備え、
前記操作部は、
前記操作部側ストレージの残寿命を検出する操作部側残寿命検出部と、
前記操作部側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記操作部側ストレージか、前記コントローラ側ストレージか、を判断する操作部側判断部と、
前記操作部側判断部による判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替える操作部側切替部と、を備え、
前記コントローラは、
前記コントローラ側ストレージの残寿命を検出するコントローラ側残寿命検出部と、
前記コントローラ側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記コントローラ側ストレージか、前記操作部側ストレージか、を判断するコントローラ側判断部と、
前記コントローラ側判断部による判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替えるコントローラ側切替部と、を備える、画像形成装置。
【請求項8】
操作部側OSと、当該操作部側OSにより管理する操作部側ストレージと、を有する操作部と、コントローラ側OSと、当該コントローラ側OSにより管理するコントローラ側ストレージと、を有するコントローラと、前記操作部と前記コントローラとを接続して、通信プロトコルを用いた双方向通信を可能とするI/Fと、を備え情報処理装置で実行される制御方法であって、
前記操作部において、
前記操作部側ストレージの残寿命を検出する工程と、
前記操作部側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記操作部側ストレージか、前記コントローラ側ストレージか、を判断する工程と、
データの書き込み先の判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替える工程と、を含み、
前記コントローラにおいて、
前記コントローラ側ストレージの残寿命を検出する工程と、
前記コントローラ側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記コントローラ側ストレージか、前記操作部側ストレージか、を判断する工程と、
データの書き込み先の判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替える工程と、
を含む、制御方法。
【請求項9】
操作部側OSと、当該操作部側OSにより管理する操作部側ストレージと、を有する操作部と、コントローラ側OSと、当該コントローラ側OSにより管理するコントローラ側ストレージと、を有するコントローラと、前記操作部と前記コントローラとを接続して、通信プロトコルを用いた双方向通信を可能とするI/Fと、を備える情報処理装置を制御するコンピュータを、
前記操作部側ストレージの残寿命を検出する操作部側残寿命検出部と、
前記操作部側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記操作部側ストレージか、前記コントローラ側ストレージか、を判断する操作部側判断部と、
前記操作部側判断部による判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替える操作部側切替部と、
前記コントローラ側ストレージの残寿命を検出するコントローラ側残寿命検出部と、
前記コントローラ側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記コントローラ側ストレージか、前記操作部側ストレージか、を判断するコントローラ側判断部と、
前記コントローラ側判断部による判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替えるコントローラ側切替部と、
して機能させるための制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置、制御方法、および制御プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置の構成の特徴として、操作部側とコントローラ側のように、異なるOS、システムで動作し、それぞれにeMMCまたはHDDといったストレージを搭載することがある。当該画像形成装置では、操作部側からコントローラ側へデータを書き込むといった、別OSによるシステムの構成時における協調動作が考慮されていない。
【0003】
特許文献1には、製品寿命を延ばす目的で、MFPに搭載されているHDDまたはSSDへのデータ書き込み先を、データの種類および速度要件、書き込みモード、寿命によって切り替えるものが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、操作部側からコントローラ側のストレージへデータ書き込みが発生した場合においては、コントローラ側のストレージの残寿命および書き込みモードといった制御で必要となる各パラメータが分からず、残寿命が短い場合においても書き込みが発生してしまう。特許文献1では、各々ストレージを有する異なるOSで扱うデータを、各々のストレージの残寿命に適するように協調動作して書き込む制御ができない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ストレージの残寿命を把握することで複数OSを協調動作させて適切なストレージへデータを書き込むことができる、情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置、制御方法、および制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、操作部側OSと、当該操作部側OSにより管理する操作部側ストレージと、を有する操作部と、コントローラ側OSと、当該コントローラ側OSにより管理するコントローラ側ストレージと、を有するコントローラと、前記操作部と前記コントローラとを接続して、通信プロトコルを用いた双方向通信を可能とするI/Fと、を備え、前記操作部は、前記操作部側ストレージの残寿命を検出する操作部側残寿命検出部と、前記操作部側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記操作部側ストレージか、前記コントローラ側ストレージか、を判断する操作部側判断部と、前記操作部側判断部による判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替える操作部側切替部と、を備え、前記コントローラは、前記コントローラ側ストレージの残寿命を検出するコントローラ側残寿命検出部と、前記コントローラ側ストレージの残寿命の検出結果に基づいて、データの書き込み先が、前記コントローラ側ストレージか、前記操作部側ストレージか、を判断するコントローラ側判断部と、前記コントローラ側判断部による判断結果に基づいて、前記データの書き込み先を、前記操作部側ストレージまたは前記コントローラ側ストレージに切り替えるコントローラ側切替部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ストレージ残寿命を把握することで複数OSを協調動作させて適切なストレージへデータを書き込むことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施の形態にかかるMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施の形態にかかる操作パネルおよびコントローラの機能構成の一例を示す図である。
図3は、第1の実施の形態にかかるMFPが有する保存テーブルの一例を説明するための図である。
図4は、第1の実施の形態にかかるMFPにおけるデータの書き込み制御の流れの一例を示すシーケンス図である。
図5は、第1の実施の形態にかかるMFPにおいてSMの開始時にストレージの残寿命が短いことを外部に通知する処理の一例を説明するための図である。
図6は、第2の実施の形態にかかる操作部の一例として機能するPCのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置、制御方法、および制御プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかるMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。図1に示されているように、MFP(Multi-Function Peripheral/Product/Printer)9は、情報処理装置、画像処理装置、および画像形成装置の一例であり、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、およびネットワークI/F950を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
ヘッドホン
4日前
個人
スピーカーシステム
18日前
株式会社シグマ
撮像装置
3日前
個人
デジタル放送受信装置
1か月前
オンキヨー株式会社
電子機器
2か月前
個人
スピーカーキャビネット
2か月前
ブラザー工業株式会社
複合機
2か月前
日本精機株式会社
遠隔操作装置
1か月前
エムケー精工株式会社
音響装置
1か月前
日本精機株式会社
遠隔操作装置
1か月前
キヤノン株式会社
表示装置
11日前
キヤノン株式会社
操作機器
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
17日前
個人
インターネット通信装置
1か月前
個人
コメント荒らし判別プログラム
2か月前
個人
配信用音源制作システム
27日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
1か月前
富士通株式会社
光信号増幅
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
三菱電機株式会社
中継装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像処理システム
1か月前
株式会社日立国際電気
無線システム
1か月前
株式会社日立国際電気
通信システム
2か月前
国立大学法人大阪大学
回路システム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
管理装置
27日前
アイホン株式会社
インターホン機器
3日前
アイホン株式会社
インターホン機器
1か月前
綜合警備保障株式会社
遠隔監視装置
1か月前
綜合警備保障株式会社
遠隔監視装置
1か月前
アイホン株式会社
インターホン機器
1か月前
アイホン株式会社
インターホン機器
1か月前
株式会社JVCケンウッド
撮像装置
2か月前
続きを見る