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公開番号2024126554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034972
出願日2023-03-07
発明の名称感熱記録媒体、感熱記録媒体の製造方法及び物品
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類B41M 5/333 20060101AFI20240912BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】感熱記録媒体の保護層の表面に、UVフレキソにて印刷したUVインクと最表層の接着性に優れ、印字部の耐可塑剤性に優れた感熱記録媒体を提供する。
【解決手段】本発明の感熱記録媒体は、支持体と、支持体上に設けられた、少なくともロイコ染料及び顕色剤を含有する感熱記録層と、感熱記録層上に設けられた保護層と、を有し、顕色剤が、特定の構造を有する第1顕色剤と、特定の構造を有する1種以上の第2顕色剤とを含有し、保護層がスチレン-マレイン酸共重合体又はスチレン-(メタ)アクリル酸共重合体から成る樹脂を含む感熱記録媒体である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
支持体と、
前記支持体上に設けられた、少なくともロイコ染料及び顕色剤を含有する感熱記録層と、
前記感熱記録層上に設けられた保護層と、
を有し、
前記顕色剤が、以下の一般式(I)で表される第1顕色剤を含有し、
TIFF
2024126554000023.tif
62
169
(式中、R

~R

は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1個~6個のアルキル基、炭素数が1個~6個のアルコキシ基、炭素数が1個~6個のフルオロアルキル基を表す。)
且つ、以下の一般式(II)~(IV)から成る群から選択される少なくとも1種以上の第2顕色剤を含有し、
TIFF
2024126554000024.tif
51
169
TIFF
2024126554000025.tif
50
169
(式中、Rは、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1個~6個のアルキル基、炭素数が1個~6個のアルコキシ基、炭素数が1個~6個のフルオロアルキル基を表す。)
TIFF
2024126554000026.tif
63
169
(式中、R

~R

は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1個~6個のアルキル基、炭素数が1個~6個のアルコキシ基、炭素数が1個~6個のフルオロアルキル基を表す。)
前記保護層が、スチレン-マレイン酸共重合体又はスチレン-(メタ)アクリル酸共重合体から成る樹脂を含む感熱記録媒体。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記保護層中の前記スチレン-マレイン酸共重合体又は前記スチレン-(メタ)アクリル酸共重合体の分子量が、30000以上である請求項1に記載の感熱記録媒体。
【請求項3】
前記保護層中の前記スチレン-マレイン酸共重合体又は前記スチレン-(メタ)アクリル酸共重合体の酸価が、190mgKOH/g以上である請求項1に記載の感熱記録媒体。
【請求項4】
前記保護層の固形分全量に対する、前記スチレン-マレイン酸共重合体又は前記スチレン-(メタ)アクリル酸共重合体の含有比率が、5質量%~50質量%である請求項1に記載の感熱記録媒体。
【請求項5】
前記感熱記録層中の化合物(I)1質量部に対する化合物(II)、(III)又は(IV)の質量比が、0.02~2.0である請求項1に記載の感熱記録媒体。
【請求項6】
前記感熱記録層に対して前記支持体の反対側にバック層を有する請求項1に記載の感熱記録媒体。
【請求項7】
前記支持体と前記感熱記録層との間にアンダーコート層を有する請求項1に記載の感熱記録媒体。
【請求項8】
前記アンダーコート層が、中空粒子を含む請求項7に記載の感熱記録媒体。
【請求項9】
支持体上に、以下の一般式(I)で表される第1顕色剤を含有し、
TIFF
2024126554000027.tif
62
169
(式中、R

~R

は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1個~6個のアルキル基、炭素数が1個~6個のアルコキシ基、炭素数が1個~6個のフルオロアルキル基を表す。)
且つ、以下の一般式(II)~(IV)から成る群から選択される少なくとも1種以上の第2顕色剤を含有する感熱記録層を形成する工程と、
TIFF
2024126554000028.tif
51
169
TIFF
2024126554000029.tif
50
169
(式中、Rは、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1個~6個のアルキル基、炭素数が1個~6個のアルコキシ基、炭素数が1個~6個のフルオロアルキル基を表す。)
TIFF
2024126554000030.tif
63
169
(式中、R

~R

は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1個~6個のアルキル基、炭素数が1個~6個のアルコキシ基、炭素数が1個~6個のフルオロアルキル基を表す。)
スチレン-マレイン酸共重合体又はスチレン-(メタ)アクリル酸共重合体から成る樹脂を含む保護層を形成する工程と、
を含む感熱記録媒体の製造方法。
【請求項10】
前記支持体の前記感熱記録層が設けられる面とは反対側の面上にバック層を形成する工程を含む請求項9に記載の感熱記録媒体の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、感熱記録媒体、感熱記録媒体の製造方法及び物品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
感熱記録媒体は、比較的簡単な装置で、短時間で簡易に低コストで記録できることから、例えば、生鮮食料品、弁当、惣菜用等のPOS分野、図書、文書等の複写分野;ファクシミリ等の通信分野;券売機、レシート、領収書等の発券分野;空港用手荷物タグ等の航空分野;ピルケース、ピルボトル等の医療分野等の多方面において広く使用されている。
【0003】
感熱記録媒体は、電子供与性染料(ロイコ染料)と、電子受容性顕色剤(顕色剤)とを含有している。顕色剤として、4,4'-イソプロピリデンジフェノール等のように、フェノール骨格を有するフェノール系顕色剤、フェノール骨格を有しない顕色剤(以下、「非フェノール系顕色剤」と称することがある。)等がある。中でも、環境及び健康への配慮を図る観点から、非フェノール系顕色剤を用いた感熱記録媒体が検討されている。
【0004】
非フェノール系顕色剤を用いた感熱記録媒体として、例えば、N-フェニルウレイド-フェニル-ベンゼンスルホンアミド類等の特定の構造を有する2種類のウレア化合物を電子受容性顕色剤として含有した感熱記録体が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献3、4のような感熱記録媒体では、UV硬化型インクを使用するフレキソ印刷において、印刷したインクと感熱記録媒体の保護層の表面(以下、「最表層」と称することがある。)との接着性が弱くなり、外力により剥がれが生じるという問題があった。
【0006】
本発明は、感熱記録媒体の保護層の表面に、フレキソ印刷で印刷したUV硬化型インクと最表層との接着性と、印字部の耐可塑剤性とに優れた感熱記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、
支持体と、
前記支持体上に設けられた、少なくともロイコ染料及び顕色剤を含有する感熱記録層と、
前記感熱記録層上に設けられた保護層と、
を有し、
前記顕色剤が、以下の一般式(I)で表される第1顕色剤を含有し、
TIFF
2024126554000001.tif
62
169
(式中、R

~R

は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1個~6個(C1~C6)のアルキル基、炭素数が1個~6個のアルコキシ基、炭素数が1個~6個のフルオロアルキル基を表す。)
且つ、以下の一般式(II)~(IV)から成る群から選択される少なくとも1種以上の第2顕色剤を含有し、
TIFF
2024126554000002.tif
51
169
TIFF
2024126554000003.tif
50
169
(式中、Rは、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1個~6個のアルキル基、炭素数が1個~6個のアルコキシ基、炭素数が1個~6個のフルオロアルキル基を表す。)
TIFF
2024126554000004.tif
63
169
(式中、R

~R

は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数が1個~6個のアルキル基、炭素数が1個~6個のアルコキシ基、炭素数が1個~6個のフルオロアルキル基を表す。)
前記保護層が、スチレン-マレイン酸共重合体又はスチレン-(メタ)アクリル酸共重合体から成る樹脂を含む感熱記録媒体である。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、フレキソ印刷で印刷したUV硬化型インクと最表層との接着性と、印字部の耐可塑剤性とに優れた感熱記録媒体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、実施形態は以下の記述によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、本明細書において数値範囲を示す「~」は、別段の断わりがない限り、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
【0010】
<感熱記録媒体>
一実施形態に係る感熱記録媒体は、支持体と、支持体上に感熱記録層及び保護層をこの順に積層して備え、感熱記録層が、顕色剤として特定のウレア化合物を含有し、保護層が特定のアクリル系樹脂を含有し、更に必要に応じて、その他の層を有してよい。
(【0011】以降は省略されています)

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