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公開番号2024126370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034697
出願日2023-03-07
発明の名称情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240912BHJP(電気通信技術)
要約【課題】コントローラと操作部の省エネ処理において不具合がある場合に、起動時またはリブート時に、過去に省エネ状態への移行に障害があったことを検知して省エネ状態への移行を制限することで障害を回避してダウンタイムを減らす、情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、省エネ状態を有する情報処理装置において、前記情報処理装置の起動時およびリブート時の少なくとも一方に、過去に前記省エネ状態から復帰できなかった障害を検知する検知機構と、前記検知機構により検知した障害に基づいて、所定の条件に従って前記情報処理装置の省エネ状態への移行を抑止する制御機構と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
省エネ状態を有する情報処理装置において、
前記情報処理装置の起動時およびリブート時の少なくとも一方に、過去に前記省エネ状態から復帰できなかった障害を検知する検知機構と、
前記検知機構により検知した障害に基づいて、所定の条件に従って前記情報処理装置の省エネ状態への移行を抑止する制御機構と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記条件は、前記検知機構により障害が検知された回数が予め設定された条件回数を超えたことを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報処理装置が有する動作中のモジュールの過去ログを保存するログ保存部をさらに備え、
前記検知機構は、前記ログ保存部に保存される前記過去ログを解析して、過去に前記省エネ状態から復帰できなかった障害を検知する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検知機構は、解析すべき前記過去ログのトリガーと当該トリガーに応じて行われるアクションとを有するログ解析リストに基づいて、過去に前記省エネ状態から復帰できなかった障害を検知しかつ当該障害が検知された前記トリガーに対応する前記アクションを実行し、
前記制御機構は、前記アクションの実行結果が前記所定の条件を満たした場合に、前記情報処理装置の前記省エネ状態への移行を抑止する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記トリガーは、前記過去ログを解析するモジュール、解析する前記過去ログの範囲、および前記過去ログの特徴を含む、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
省エネ状態を有する画像形成装置において、
前記画像形成装置の起動時およびリブート時の少なくとも一方に、過去に前記省エネ状態から復帰できなかった障害を検知する検知機構と、
前記検知機構により検知した障害に基づいて、所定の条件に従って前記画像形成装置の省エネ状態への移行を抑止する制御機構と、
を備える画像形成装置。
【請求項7】
省エネ状態を有する情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
前記情報処理装置の起動時およびリブート時の少なくとも一方に、過去に前記省エネ状態から復帰できなかった障害を検知する工程と、
検知した障害に基づいて、所定の条件に従って前記情報処理装置の省エネ状態への移行を抑止する工程と、
を含む情報処理方法。
【請求項8】
省エネ状態を有する情報処理装置を制御するコンピュータを、
前記情報処理装置の起動時およびリブート時の少なくとも一方に、過去に前記省エネ状態から復帰できなかった障害を検知する検知機構と、
前記検知機構により検知した障害に基づいて、所定の条件に従って前記情報処理装置の省エネ状態への移行を抑止する制御機構と、
して機能させるための情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コントローラと操作部とが別々に連動しながら省エネ処理を行う方式が開示されており、省エネ処理を使う場合の応答性または利便性を両立する省エネ方式が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
複数のサブシステムを持つ機器、例えば、エンジン、コントローラ、操作部のように別々のCPU(Central Processing Unit)を有して制御されているシステムにおいて、故障または障害により、省エネ状態のズレを生じる場合がある。例えば、コントローラが省エネ状態に落ち、操作部が省エネ状態に移行していない状態で、何らかの条件でコントローラが省エネ状態から復帰しない等といった障害または故障があった場合に、市場において障害となり復旧ができない。このため、電源のOFFまたはON等の復旧手段が必要となるため、ダウンタイムが大きくなり、市場において問題となる。
【0004】
また、複数のサブシステムを持つシステムの省エネ状態では、それぞれのサブシステムが相手の省エネ状態を知ることができず、すなわち、省エネ状態によって通信ができなくなるため直接確認する手段がなくなる。そのため、各サブシステムは、他のサブシステムの状態を推測して動作するため、複数のサブシステム間の省エネ状態のズレが生じると、全体として復旧がむずかしい障害となってしまう。従来のシステムでは、こういったサブシステム間の省エネ状態のズレによる障害を検知すること、または、障害を検知して自動的に復旧することが難しいという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コントローラと操作部の省エネ処理において不具合がある場合に、起動時またはリブート時に、過去に省エネ状態への移行に障害があったことを検知して省エネ状態への移行を制限することで障害を回避してダウンタイムを減らす、情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、省エネ状態を有する情報処理装置において、前記情報処理装置の起動時およびリブート時の少なくとも一方に、過去に前記省エネ状態から復帰できなかった障害を検知する検知機構と、前記検知機構により検知した障害に基づいて、所定の条件に従って前記情報処理装置の省エネ状態への移行を抑止する制御機構と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コントローラと操作部の省エネ処理において不具合がある場合に、起動時またはリブート時に、過去に省エネ状態への移行に障害があったことを検知して省エネ状態への移行を制限することで障害を回避してダウンタイムを減らすことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施の形態にかかる情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図2は、本実施の形態にかかる操作デバイスの一例であるPC(Personal Computer)のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3は、本実施の形態にかかる画像形成装置の一例であるMFPのハードウェア構成図である。
図4は、本実施の形態にかかる操作デバイスまたは操作パネルの内部の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5は、本実施の形態にかかる操作デバイスが有するログ解析リストの一例を示す図である。
図6は、本実施の形態にかかる操作デバイスが有する起動時ログ解析部の動作の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、および情報処理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、本実施の形態にかかる情報処理システムの構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかる情報処理システム1は、複数のサブシステムを有する情報処理システムの一例である。具体的には、情報処理システム1は、操作デバイス100、および画像形成装置200を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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