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公開番号2024125022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023033078
出願日2023-03-03
発明の名称電子写真画像形成用キャリア、電子写真画像形成用現像剤、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 9/113 20060101AFI20240906BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】長期に渡る使用でも、電気抵抗を安定して維持し、帯電特性を安定させることで、長期使用における画像濃度の変動を抑制できる電子写真画像形成用キャリアを提供すること。
【解決手段】芯材粒子と、前記芯材粒子を被覆する被覆層と、からなる電子写真画像形成用キャリアであって、前記被覆層がアンチモンを含有する粒子を含み、前記芯材粒子の表面粗さRzが2.0[μm]以上3.0[μm]以下であることを特徴とする、電子写真画像形成用キャリア。アンチモンを含有する粒子としては、アンチモン粒子又はアンチモンをドープした酸化スズを含有する粒子が好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
芯材粒子と、前記芯材粒子を被覆する被覆層と、からなる電子写真画像形成用キャリアであって、
前記被覆層がアンチモンを含有する粒子を含み、
前記芯材粒子の表面粗さRzが2.0[μm]以上3.0[μm]以下である
ことを特徴とする、電子写真画像形成用キャリア。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記アンチモンを含有する粒子が、アンチモン粒子である、請求項1に記載の電子写真画像形成用キャリア。
【請求項3】
前記アンチモンを含有する粒子が、アンチモンをドープした酸化スズ粒子である、請求項1に記載の電子写真画像形成用キャリア。
【請求項4】
前記アンチモンを含有する粒子が、アンチモンをドープした酸化スズ粒子を無機粒子の基体に設けた粒子である、請求項1に記載の電子写真画像形成用キャリア。
【請求項5】
前記無機粒子が酸化アルミニウムである、請求項4に記載の電子写真画像形成用キャリア。
【請求項6】
前記アンチモンを含有する粒子におけるアンチモンが五酸化二アンチモンである、請求項1又は3に記載の電子写真画像形成用キャリア。
【請求項7】
前記電子写真現像用キャリアの見掛密度が、2.0[g/cm

]以上2.5[g/cm

]以下であることを特徴とする、請求項1又は3に電子写真画像形成用キャリア。
【請求項8】
前記被覆層が、帯電性粒子を含む、請求項1又は3に電子写真画像形成用キャリア。
【請求項9】
前記帯電性粒子が硫酸バリウムである、請求項8に記載の電子写真画像形成用キャリア。
【請求項10】
請求項1又は3に記載の電子写真画像形成用キャリアを含有することを特徴とする、電子写真画像形成用現像剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真における画像形成用キャリア、電子写真画像形成用像剤、画像形成方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真法、静電写真法等の画像形成方法においては、一般に、トナーとキャリアとを混合して得られる二成分系現像剤を使用する方法と、キャリアを含まない一成分系現像剤を使用する方法が公知である。
【0003】
二成分系現像方式に使用されるキャリアは、キャリア表面へのトナーのスペント防止、キャリア均一表面の形成、表面酸化防止、感湿性低下の防止、現像剤の寿命の延長、感光体のキャリアによるキズあるいは摩耗からの保護、帯電極性の制御または帯電量の調節等を目的として、適当な材料で被覆等を施すことにより、高耐久性化を図る検討が成されている。
【0004】
特許文献1には、キャリア被覆層中にアンチモンを含むスズの酸化物を含有したキャリアが提案されている。アンチモンをドープした酸化スズは導電性が高く、高い抵抗調整能力を有する優れた抵抗調整剤である。また、抵抗調整能力が高いため、キャリアを所定の電気抵抗にするために必要な処方量を比較的少なくすることが可能であり、そのため、芯材粒子の磁化に起因するキャリア粒子1粒にはたらく磁気モーメントを損ねにくく、現像剤担持体への磁気束縛力を確保できることから、現像剤が現像剤担持体から像担持体へ移る、所謂「キャリア付着」と呼ばれる不具合が発生しにくくなり、画像品質の向上及び像担持体の寿命が長くなるといった利点もある。
【0005】
特許文献2、3にはコート膜中に硫酸バリウムを含み、XPSにより測定した全元素に対するBa/Si比が0.01~0.08であるキャリアが開示されている。特許文献4には硫酸バリウムを基材として使用した実施例も記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のキャリアは、抵抗調整能力が高いが故に、キャリアから脱離した際の抵抗変動が大きく、帯電能力が過剰となりやすいため、長期使用において、前述の画像濃度低下を招きやすい。また、抵抗調整能力が高いために、キャリアの被覆層中の含有量が比較的低くなり、結果として、被覆層中の無機材料の割合が低くなるため、被覆層の強度が低くなり、キャリア同士あるいはトナーとの摩擦や衝突等により、被覆層の削れが発生しやすく、被覆層の削れと共にアンチモンをドープした酸化スズを消失しやすくなることも、前述の抵抗変動、帯電能力の上昇、画像濃度低下を更に加速させる要因となる。
【0007】
特許文献2~4に記載のキャリアは、より高画像面積でトナーを収支させたときのキャリアの帯電能力の低下に対して効果を挙げている。
しかし、これらの効果は、第二の導電性粒子の持つ帯電付与能力を利用しているため、これだけでは、帯電能力の低下抑制には効果があるものの、電気抵抗上昇による帯電の上昇に対する抑制効果は期待できない。
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行なった。すなわち、長期に渡る使用でも、電気抵抗を安定して維持し、帯電特性を安定させることで、長期使用における画像濃度の変動を抑制できる電子写真画像形成用キャリアを提供することを目的とし、本発明はこれに基づいてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は以下に記載する構成を備えた本発明によって解決することができる。
芯材粒子と前記芯材粒子を被覆する被覆層とからなる電子写真画像形成用キャリアであって、
前記被覆層がアンチモンを含有する粒子を含み、
前記芯材粒子の表面粗さRzが2.0[μm]以上3.0[μm]以下である
ことを特徴とする、電子写真画像形成用キャリア。
【発明の効果】
【0010】
本発明のキャリア用いた二成分現像剤により、長期使用に渡り、電気抵抗を安定して維持し、帯電特性を安定させて、長期使用における画像濃度の変動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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