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公開番号2024126351
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034668
出願日2023-03-07
発明の名称デマケーションコム、当該デマケーションコムを有するエスカレータ用踏段、および当該踏段を備えたエスカレータ
出願人フジテック株式会社
代理人個人,個人
主分類B66B 29/02 20060101AFI20240912BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】軟質材料を用いたとしても、破損しにくいデマケーションコムを提供する。
【解決手段】エスカレータを構成する踏段の本体において踏板28とライザー30が成す角部に形成された切欠き部32Aに設けられるデマケーションコム100を、前記本体に固定され、踏段の長さ方向に長尺のベース部材120と、ベース部材120に重ねて設けられ、ベース部材120よりも軟質の緩衝部材140と、を含み、ベース部材120と緩衝部材140の一方は、その長手方向に形成された溝であるT溝121Cを有し、他方は、T溝121Cに篏合したほぞであるT型ほぞ145を有していて、T溝121CとT型ほぞ145とが、ベース部材120から緩衝部材140が前記長手方向と直交する方向に抜けない形状とした。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
エスカレータを構成する踏段の本体において踏板とライザーが成す角部に形成された切欠き部に設けられるデマケーションコムであって、
前記本体に固定され、前記踏段の長さ方向に長尺のベース部材と、
前記ベース部材に重ねて設けられ、前記ベース部材よりも軟質の緩衝部材と、
を含み、
前記ベース部材と前記緩衝部材の一方は、その長手方向に形成された溝を有し、他方は、前記溝に篏合したほぞを有していて、前記溝と前記ほぞとが、前記ベース部材から前記緩衝部材が前記長手方向と直交する方向に抜けない形状をしていることを特徴とするデマケーションコム。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記ほぞと前記溝とは、前記ほぞが前記溝に対して前記長手方向に挿抜自在となる形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のデマケーションコム。
【請求項3】
前記溝は、横断面形状がT字状をしたT溝であり、前記ほぞは前記T字状と合致するT字状の横断面を有するT型ほぞであることを特徴とする請求項1記載のデマケーションコム。
【請求項4】
前記ベース部材は、硬質プラスチックで形成されており、
前記緩衝部材は、合成ゴムまたは天然ゴムで形成されていることを特徴とする請求項1記載のデマケーションコム。
【請求項5】
略長方形をした踏板とライザーとを含む本体を有する、エスカレータを構成する踏段であって、
前記本体において踏板とライザーとが成す角部に、前記踏板の全長に渡って切欠き部が形成されており、
前記切欠き部に請求項1~4のいずれか1項に記載のデマケーションコムが設けられていることを特徴とするエスカレータ用踏段。
【請求項6】
前記ベース部材と前記緩衝部材とが、前記本体にねじによる共締めによって固定されていることを特徴とする請求項5に記載のエスカレータ用踏段。
【請求項7】
無端状に連結されて循環走行する複数の踏段を有するエスカレータであって、
前記複数の踏段の各々に請求項5記載のエスカレータ用踏段を用いたことを特徴とするエスカレータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、デマケーションコム、当該デマケーションコムを有するエスカレータ用踏段、および当該踏段を備えたエスカレータに関し、特に、踏段上で転倒等した乗客の踏段の角での怪我を防止し得るデマケーションコム等に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
無端状に連結された複数の踏段が階段状をなして走行し、乗客を搬送するエスカレータでは、隣接する踏段同士の境界を明確にするため、踏板とライザーが成す角部にデマケーションコムが設けられている。デマケーションコムは、一般的に、硬質プラスチックからなり、金属製の踏段本体にねじ止めされている。
【0003】
踏板に乗って搬送される乗客が誤って転倒等した場合に、上記角部に身体の一部が衝突して大けがをする場合がある。この大けがを防止するため、特許文献1には軟質高分子材料で形成したデマケーションコム5が開示されており(特許文献1の図2、図3)、特許文献2には、そのようなデマケーションコム5,6を踏段本体4にねじ8でねじ止めした構成が開示されている(特許文献2の第1図)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5963333号公報
実開平4-77582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
デマケーションコムは、通常の使用時において、頻繁に乗客に踏まれる。軟質のデマケーションコムは、踏まれた部位に向かって引っ張られて変形する。特許文献2のようにねじ止めした場合、ねじ止め近傍のデマケーションが踏まれると、引張りによって生じる応力がねじ止め部分に集中し(応力集中)、当該応力集中が生じたデマケーション部分が破損し易くなる。
【0006】
上記の課題に鑑み、本発明は、軟質材料を用いたとしても、特許文献2よりも破損しにくいデマケーションコムを提供することを第1の目的とする。
【0007】
本発明の第2の目的は、そのようなデマケーションコムを有する踏段を提供することにある。
【0008】
また、本発明の第3の目的は、上記踏段を備えたエスカレータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記第1の目的を達成するため、本発明に係るデマケーションコムは、エスカレータを構成する踏段の本体において踏板とライザーが成す角部に形成された切欠き部に設けられるデマケーションコムであって、前記本体に固定され、前記踏段の長さ方向に長尺のベース部材と、前記ベース部材に重ねて設けられ、前記ベース部材よりも軟質の緩衝部材と、を含み、前記ベース部材と前記緩衝部材の一方は、その長手方向に形成された溝を有し、他方は、前記溝に篏合したほぞを有していて、前記溝と前記ほぞとが、前記ベース部材から前記緩衝部材が前記長手方向と直交する方向に抜けない形状をしていることを特徴とする。
【0010】
また、前記ほぞと前記溝とは、前記ほぞが前記溝に対して前記長手方向に挿抜自在となる形状に形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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