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公開番号
2024126020
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-19
出願番号
2024033694
出願日
2024-03-06
発明の名称
動力式外科用インパクタ用チャックシステム
出願人
ジンマー,インコーポレイティド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
17/56 20060101AFI20240911BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】動力式外科用インパクタ用チャックシステムを提供する。
【解決手段】動力式外科用インパクタ用のチャックは、動力式外科用インパクタ内に挿入可能、かつ、第1のビットボアを画定する第1の本体、第1の本体を収容するように適応された第2の本体、及び、第2の本体の内部に少なくとも部分的に収容可能であり、第2のビットボアを画定する第3の本体を含むことができる。第3の本体は、第2のビットボア内へと半径方向内向きに延在するロック突出部を画定することができ、第3の本体及び第2の本体は、第1の本体に対して回転して、ロック突出部がチャック内への手術器具の挿入を可能にするように位置付けられているアンロック位置とロック突出部がチャックからの手術器具の取外しを防止するように位置付けられているロック位置との間でロック突出部を移動させるように適応することができる。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
動力式外科用インパクタ用のチャックであって、
第1の本体であって、
前記動力式外科用インパクタに対して前記第1の本体を位置付けるために、前記動力式外科用インパクタの内部に挿入可能な近位部分と、
第1のビットボアを画定する遠位部分と、
を含む、第1の本体と、
前記第1の本体の前記遠位部分を収容するように適応された第2の本体と、
前記第2の本体の内部に少なくとも部分的に収容可能な第3の本体であって、前記第3の本体を通って延在する第2のビットボアを画定する第3の本体と、
を備え、
前記第3の本体はロック突出部を画定し、
前記第3の本体及び前記第2の本体は、互いに係合して、これらの間の相対的な回転を防止するように適応され、
前記第3の本体及び前記第2の本体は、前記第1の本体に対して回転して、前記ロック突出部が前記チャック内への手術器具の挿入を可能にするように位置付けられているアンロック位置と前記ロック突出部が前記チャックからの前記手術器具の取外しを防止するように位置付けられているロック位置との間で前記ロック突出部を移動させるように適応される、
動力式外科用インパクタ用のチャック。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記ロック突出部は、前記第2のビットボア内へと半径方向内向きに延在し、
前記手術器具は、前記手術器具を前記動力式外科用インパクタに作動可能に結合させるように前記チャック内に挿入可能なビットを含み、前記ビットは、前記第1のビットボアの内部に前記第1の本体を係合させて、前記チャックの内部で前記ビットを同心的に心出しするように適応され、
前記ロック位置において、前記第3の本体の前記ロック突出部は、前記チャックからの前記ビットの取外しを防止するように位置付けられ、
前記アンロック位置において、前記第3の本体の前記ロック突出部は、前記チャックからの前記ビットの取外しを可能にするように位置付けられる、
請求項1に記載のチャック。
【請求項3】
前記第1の本体は、前記第1のビットボアの一部分を形成する第1の円筒形表面を画定し、
前記ビットは、第2の円筒形表面を画定し、前記第2の円筒形表面は、前記第1の円筒形表面と係合して、前記チャックの内部で前記ビットを同心的に心出しするように適応される、
請求項2に記載のチャック。
【請求項4】
前記第1のビットボアは、第1の部分及び第2の部分を含み、前記第1の部分は、前記第2の部分によって画定される直径よりも小さい直径を画定し、第1のテーパ付き表面が前記第1の部分と前記第2の部分との間に延在し、
前記ビットは、前記ビットの前記第2の円筒形表面と第4の円筒形表面との間に延在する第1のカム表面を含み、前記第1のカム表面は、前記第1のテーパ付き表面に対応するように適応される、
請求項3に記載のチャック。
【請求項5】
前記第1の本体は、前記第1の円筒形表面に対して遠位に位置付けられた第3の円筒形表面を画定し、
前記ビットは、前記第2の円筒形表面に対して遠位に位置付けられた複数の接触表面を画定し、前記複数の接触表面は、環状配置を形成し、前記第1の本体の前記第3の円筒形表面と係合して、前記チャックの内部で前記ビットを同心的に心出しするように適応される、
請求項3に記載のチャック。
【請求項6】
前記ビットは、環状配置を形成する第1の複数の平面状表面を画定し、前記チャックは、前記第1の複数の平面状表面と係合し、前記チャックの内部での前記ビットの回転を防止するように適応され、
前記複数の接触表面の各接触表面は、前記複数の平面状表面の各平面状表面を互いに半径方向に離隔させる、
請求項5に記載のチャック。
【請求項7】
前記チャックは、前記第1の本体を通って横方向に、かつ、前記第1の部分の内部で前記第1のビットボアと直交して延在するクロスピンを含み、前記クロスピンは、前記第1の複数の平面状表面のうちの1つと係合し、前記チャックの内部における前記ビットの回転を防止するように位置付けられる、
請求項6に記載のチャック。
【請求項8】
前記手術器具は、環状配置を形成する第2の複数の平面状表面を含み、前記第2の複数の平面状表面は、前記ビットが前記チャックの内部に収容された場合に、前記チャックに対して外部に位置付けられ、前記第2の複数の平面状表面の各平面状表面は、前記第1の複数の平面状表面のうちの1つの平面状表面の配向に対応し、
前記第2の本体は、前記ロック突出部がアンロック位置にある場合に、前記クロスピンに対して平行に延在する基準表面を画定する、
請求項7に記載のチャック。
【請求項9】
前記第1の本体は、前記第1のビットボアの前記第2の部分に対して遠位に位置付けられた第1の環状溝を画定し、
前記第3の本体は、第2の環状溝を画定し、
前記チャックは、前記第1の環状溝及び前記第2の環状溝の内部に同時に収容されるように適応された複数の転がり軸受を含み、前記複数の転がり軸受は、前記第3の本体及び前記第2の本体を前記第1の本体に対して回転可能に支持するように適応される、
請求項1に記載のチャック。
【請求項10】
前記第1の本体は、外側表面と、前記外側表面内へ半径方向内向きに延在する第3の環状溝とを画定し、
前記第2の本体は、内側表面を画定し、
前記チャックは、前記第1の本体の前記第3の環状溝の内部に収容されるように適応された第1の封止要素を含み、前記第1の封止要素は、前記第2の本体の前記内側表面と係合して、前記第1の本体と前記第2の本体との間に流体密封シールを確立するように適応される、
請求項9に記載のチャック。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願の開示は、概して、ただし非限定的に、手術器具に対して軸方向衝撃力を提供するためのシステム及び方法に関する。より詳細には、非限定的に、本出願の開示は、動力式外科用インパクタに対して手術器具を作動可能に結合するためのシステム及び方法に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
成形外科手術中、例えばインプラントを骨内へと駆動すること、骨の表面を切削又は成形すること、あるいは骨片又は骨部分を所望の位置へと移動させることといった様々な目的で、軸方向衝撃力を提供するために、ハンドヘルド型インパクタなどの手術器具を使用することができる。例えば、完全股関節形成術(例えば、股関節置換手技)においては、例えば臼蓋窩内に寛骨臼インプラントを、あるいは大腿骨内にブローチを駆動して大腿骨インプラントのための骨エンベロープを成形すること等によって、インプラントを収容するために患者の寛骨臼カップ又は大腿骨の前処理に役立てるため、軸方向衝撃力を使用することができる。手術器具は、患者に対して外科医が手で位置付けすることができ、あるいは、患者に対して1つ又は複数の位置に外科医がインパクタをより精確に維持するのに役立てるためにロボットアームに手術器具を接続することも可能である。概して、このような軸方向衝撃力は、成形外科用手術器具に対して手作業によってマレットで打撃を加えることによって付与されてきた。しかしながら、近年では、動力式外科用インパクタが利用可能となり、これによって成形外科用手術器具に対してより一貫した反復可能な軸方向衝撃力を提供することができる。
【0003】
必ずしも原寸に比例して描かれていない図面中では、同様の数字が、異なる図での類似の構成要素を描写し得る。異なる文字添え字を有する同様の数字は、類似の構成要素の異なる事例を表わすことができる。図面は概して、一例として、ただし非限定的に、本明細書中で論述される様々な実施形態を示す。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1Aは、本出願の少なくとも1つの実施例に係る、チャックシステムの部分断面図を示す。
図1Bは、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、チャックシステムの部分断面図を示す。
図1Cは、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、外科用インパクタに結合されたチャックを示す。
図2は、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、チャックの分解図を示す。
図3は、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、チャックシステムの分解図を示す。
図4Aは、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、外科用インパクタに結合されたチャックの横断面を示す。
図4Bは、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、チャックシステムの部分断面図を示す。
図5は、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、外科用インパクタ内に部分的に挿入されたチャックを示す。
図6は、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、外科用インパクタ102に結合されたチャックの横断面を示す。
図7は、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、図1から図6のチャックと共に使用するための複数の手術器具を示す。
図8は、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、外科用インパクタに対して手術器具を作動可能に結合する方法を示す。
図9Aは、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、チャックシステムの分解図を示す。
図9Bは、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、チャックシステムの横断面を示す。
図9Cは、本出願の少なくとも1つの実施形態に係る、チャックシステムの第2の横断面を示す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以下の説明及び図面は、当業者が実施できるようにするための具体例を、充分に例示している。他の実施例では、構造、プロセスの又は他の変更が包含される可能性がある。いくつかの実施例の各部分及び特徴を他の実施例のものに内含させるか又はそれと置換することが可能である。クレーム中に記載されている実施例は、これらのクレームの利用可能な全ての等価物を包含する。
【0006】
人工股関節全置換術又は完全股関節形成術には、患者の股関節領域内にアクセス用切開を行なうことが関与し得る。完全股関節形成術中に患者の骨表面を手技中にリーマ仕上げ、切断、ブローチ削り、衝撃付与又は他の形で前処理するために構成された様々な手術用装置を、例えば、近位大腿骨又は寛骨臼カップにアクセスする目的で、切開部を通して挿入することができる。近位大腿骨、例えば、大腿骨頭部の前処理には、多くの場合、大腿骨と接触している手術器具に対して軸方向衝撃力を反復的に加えること等によってインプラント挿入のための骨エンベロープを創出するべく大腿骨をブローチ削りすることが含まれる。寛骨臼カップの前処理には、多くの場合、インプラントを保持する又はインプラントと接触している手術器具に対して反復的に軸方向衝撃力を加えること等によって、寛骨臼カップ内にインプラントを挿入する又は他の形で設置することが関与する。
【0007】
上述のように、このような軸方向衝撃力は概して、例えば外科医が手作業により反復的にマレットで打撃することによって、手で成形外科用手術器具に対し加えられてきた。しかしながら、これは、外科医にとって困難かつ潜在的に危険な作業であり得る。例えば、一貫した力でインパクタを反復的に打撃しながら単一の軸と整列した位置において手術器具を注意深く維持することは、難易度の高い疲れる作業であり得るし、かつ、手持ち器具を用いてインパクタを手で打撃することで、時間の経過とともに反復的なストレス損傷を導く可能性があり得る。近年、外科医の疲労及び業務上の負傷の可能性を低減させる一助となりながら臨床転帰を改善することのできる動力式外科用インパクタが利用可能になっている。例えば、動力式外科用インパクタは、トリガを一回だけ引張った場合に、手術器具に対して一貫した力を提供することができ、反復的で強力なマレット打撃から発生する負傷を防止する一助とすることができる。
【0008】
認識できるように、動力式外科用インパクタは概して、手術器具の一部分を収容しこれに対して軸方向衝撃力を提供するように適応されたチャックを含む。しかしながら、外科用インパクタと共に使用するための既存のチャック設計には多くの欠点が含まれる可能性がある。第1に、例えば、既存のチャック設計は概して、チャックと手術器具との間に有意な量の自由遊びを許容している。その結果として、このようなチャック設計は、軸方向又は半径方向の安定性が限定的にしか提供されないことが多く、そのため、手術器具が外科用インパクタと軸方向に整列したりそこから外れたりして移動できるようにすること等によって、手術計画にしたがった様々な外科手術の難易度を高め、その時間を延長する可能性がある。その上、チャックと手術器具との間の有意な自由遊びは、チャック及び手術器具上の摩耗の増加、手術器具に付与される力の変動又は低下、あるいは他の望ましくない効果を導く可能性がある。以上のことから、動力式外科用インパクタと共に使用するための改良型チャックシステムに対するニーズが存在する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書中で開示されているシステム及び方法は、例えば、手術器具を6つの自由度で精確に拘束する能力を有するチャックシステムを提供すること等によって、なかでも以上で識別された技術的問題に対する解決法を提供する。例えば、チャックは、第1の円筒形表面、第1の面及びロック突出部を画定するチャックを含むことができ、チャックと共に使用可能な様々な手術器具は、それぞれ、第2の円筒形表面、第2の面、及び遠位端部表面を画定できる。第1の円筒形表面と第2の円筒形表面との間の表面係合が手術器具をチャックの内部で半径方向に拘束でき、第1の面と第2の面との間の表面係合は、手術器具が近位方向に移動するのを防止でき、ロック突出部と遠位端部表面との間の表面係合は、手術器具が遠位方向に移動するのを防止できる。複数の手術器具は、同様に、第1の複数の平面状表面を画定することもでき、チャックは、クロスピンを含むことができ、複数の平面状表面のうちの1つとクロスピンとの間の表面係合は、チャック内部で手術器具を回転的に拘束することができる。
【0010】
本開示のチャックシステムは、手術器具を6つの自由度で精確に拘束することによって、患者及び外科医の両方に対し多くの利益を提供することができる。例えば、チャックシステムは、例えば患者との関係における特定の位置に手術器具を維持する又はインパクタが画定する軸と整列した状態に手術器具を維持するのに必要な力又は集中力の量を低減するのに役立てる目的で、成形外科手術中に手術器具を位置付けできる速度及び精度を改善する上で外科医を助けることができる。このことは、外科医の疲労を低減する一方で患者にとっては様々な成形外科手術の長さを短縮する一助となることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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