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公開番号2024125806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033883
出願日2023-03-06
発明の名称半導体モジュール
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類H01L 25/07 20060101AFI20240911BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】半導体チップの電流経路における電気抵抗の不均一を低減する。
【解決手段】半導体モジュール100は、制御電極G-1と主電極E-1とが頂面T-1に設置された半導体チップ30-1と、制御電極G-2と主電極E-2とが頂面T-2に設置された半導体チップ30-2と、主電極E-1および主電極E-2に対向し、かつ、主電極E-1および主電極E-2に電気的に接続された板状の配線部材40とを具備し、半導体チップ30-1は、平面視で半導体チップ30-2のX1方向に位置し、制御電極G-1は、頂面T-1のうちX1方向に位置する周縁と主電極E-1との間に設置され、制御電極G-2は、頂面T-2のうちX1方向とは反対のX2方向に位置する周縁と主電極E-2との間に設置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1制御電極と第1主電極とが第1頂面に設置された第1半導体チップと、
第2制御電極と第2主電極とが第2頂面に設置された第2半導体チップと、
前記第1主電極および前記第2主電極に対向し、かつ、前記第1主電極および前記第2主電極に電気的に接続された板状の配線部材とを具備し、
前記第1半導体チップは、平面視で前記第2半導体チップの第1方向に位置し、
前記第1制御電極は、前記第1頂面のうち前記第1方向に位置する周縁と前記第1主電極との間に設置され、
前記第2制御電極は、前記第2頂面のうち前記第1方向とは反対の第2方向に位置する周縁と前記第2主電極との間に設置される
半導体モジュール。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1制御電極および前記第2制御電極は、平面視で前記配線部材に重複しない
請求項1の半導体モジュール。
【請求項3】
前記第1主電極に接合された第1補助ワイヤと、
前記第2主電極に接合された第2補助ワイヤとをさらに具備し、
前記配線部材は、
前記第1主電極と前記第1補助ワイヤとが接合される箇所に対応する第1切欠部と、
前記第2主電極と前記第2補助ワイヤとが接合される箇所に対応する第2切欠部と
を含む請求項1の半導体モジュール。
【請求項4】
前記第1主電極と前記配線部材との間に設置された第1導電スペーサと、
前記第2主電極と前記配線部材との間に設置された第2導電スペーサと
をさらに具備する請求項1の半導体モジュール。
【請求項5】
前記第1半導体チップの高さと前記第2半導体チップの高さとは同一であり、
前記第1導電スペーサのサイズと前記第2導電スペーサのサイズとは同一である
請求項4の半導体モジュール。
【請求項6】
前記第1半導体チップと前記第2半導体チップと前記配線部材とを封止する封止材
をさらに具備し、
前記配線部材は、貫通孔を有する
請求項1の半導体モジュール。
【請求項7】
第3制御電極と第3主電極とが第3頂面に設置された第3半導体チップと、
第4制御電極と第4主電極とが第4頂面に設置された第4半導体チップと
をさらに具備し、
前記第3半導体チップは、平面視で前記第1半導体チップの第3方向に位置し、
前記第4半導体チップは、平面視で前記第2半導体チップの前記第3方向に位置し、
前記第3方向は、前記第1方向および前記第2方向に直交する方向であり、
前記配線部材は、前記第3主電極および前記第4主電極に対向し、かつ、前記第3主電極および前記第4主電極に電気的に接続される
請求項1の半導体モジュール。
【請求項8】
前記第3制御電極は、前記第3頂面のうち前記第1方向に位置する周縁と前記第3主電極との間に設置され、
前記第4制御電極は、前記第4頂面のうち前記第2方向に位置する周縁と前記第4主電極との間に設置される
請求項7の半導体モジュール。
【請求項9】
前記第1制御電極と前記第3制御電極とに接合された第1制御ワイヤと、
前記第2制御電極と前記第4制御電極とに接合された第2制御ワイヤと
をさらに具備する請求項8の半導体モジュール。
【請求項10】
絶縁基板と、
前記絶縁基板に設置された第1導電パターンおよび第2導電パターンと
をさらに具備し、
前記第1半導体チップと前記第2半導体チップと前記第3半導体チップと前記第4半導体チップとは、前記第1導電パターンに接合され、
前記配線部材のうち前記第3方向の端部は、前記第2導電パターンに接合される
請求項7から請求項9の何れかの半導体モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体モジュールに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)またはMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等の半導体チップを利用した半導体モジュールが従来から提案されている(例えば特許文献1から特許文献5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-072293号公報
特開2018-061066号公報
特開2006-002885号公報
特開2015-170731号公報
国際公開第2018/185974号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
各半導体チップの主電極は一般的に、複数のワイヤを介して、例えば導電パターン等の導電体に電気的に接続される。以上の構成において、複数のワイヤの各々の全長は相違する。したがって、各ワイヤの電気抵抗が不均一となり、結果的に通電時の発熱量がワイヤ毎に相違し得る。すなわち、局所的に発熱が顕著となる箇所が発生し得る。以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、半導体チップの電流経路における電気抵抗の不均一を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係る半導体モジュールは、第1制御電極と第1主電極とが第1頂面に設置された第1半導体チップと、第2制御電極と第2主電極とが第2頂面に設置された第2半導体チップと、前記第1主電極および前記第2主電極に対向し、かつ、前記第1主電極および前記第2主電極に電気的に接続された板状の配線部材とを具備し、前記第1半導体チップは、平面視で前記第2半導体チップの第1方向に位置し、前記第1制御電極は、前記第1頂面のうち前記第1方向に位置する周縁と前記第1主電極との間に設置され、前記第2制御電極は、前記第2頂面のうち前記第1方向とは反対の第2方向に位置する周縁と前記第2主電極との間に設置される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る半導体モジュールの平面図である。
図1におけるII-II線の断面図である。
図1におけるIII-III線の断面図である。
配線部材を省略した平面図である。
対比例に係る半導体モジュールの平面図である。
第2実施形態に係る半導体モジュールの平面図である。
図6におけるVII-VII線の断面図である。
第3実施形態にける半導体モジュールの平面図である。
第3実施形態における半導体ユニットの平面図である。
変形例における半導体モジュールの平面図である。
変形例における半導体モジュールの断面図である。
変形例における半導体モジュールの断面図である。
変形例における半導体モジュールの断面図である。
変形例における半導体モジュールの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、各図面においては、各要素の寸法および縮尺が実際の製品とは相違する場合がある。また、以下に説明する形態は、本開示を実施する場合に想定される例示的な一形態である。したがって、本開示の範囲は、以下に例示する形態には限定されない。
【0008】
A:第1実施形態
図1は、第1実施形態における半導体モジュール100の平面図である。図2は、図1におけるII-II線の断面図であり、図3は、図1におけるIII-III線の断面図である。第1実施形態の半導体モジュール100は、例えばインバータ回路等の電力変換装置を構成するパワー半導体装置である。
【0009】
なお、以下の説明においては、相互に直交するX軸とY軸とZ軸とを想定する。X軸に沿う一方向をX1方向と表記し、X1方向の反対の方向をX2方向と表記する。X1方向は「第1方向」の一例であり、X2方向は「第2方向」の一例である。同様に、Y軸に沿う一方向をY1方向と表記し、Y1方向の反対の方向をY2方向と表記する。Y1方向は「第3方向」の一例である。また、Z軸に沿う一方向をZ1方向と表記し、Z1方向の反対の方向をZ2方向と表記する。半導体モジュール100の任意の要素をZ軸の方向(Z1方向またはZ2方向)に沿って視認することを以下では「平面視」と表記する。
【0010】
なお、実際に使用される場面では、半導体モジュール100は任意の方向に設置され得るが、以下の説明においては便宜的に、Z1方向を下方と想定し、Z2方向を上方と想定する。したがって、半導体モジュール100の任意の要素のうちZ1方向に向く表面が「下面」または「底面」と表記され、当該要素のうちZ2方向に向く表面が「上面」または「頂面」と表記される場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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