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公開番号
2024125774
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-19
出願番号
2023033830
出願日
2023-03-06
発明の名称
エレクトレット不織布
出願人
タピルス株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
D04H
3/007 20120101AFI20240911BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】アルコールでの除電後の捕集性能の低下が低減されたエレクトレット不織布を提供すること。
【解決手段】トルマリン微粒子と熱可塑性樹脂とを含む繊維からなるエレクトレット不織布であって、JIS B 9908:2019に準じた方法で、室温25度でアルコール飽和蒸気に24時間暴露した後に測定した捕集効率を、エレクトレット加工直後に測定した捕集効率で除した値が0.15以上であるエレクトレット不織布。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
トルマリン微粒子と熱可塑性樹脂とを含む繊維からなるエレクトレット不織布であって、JIS B 9908:2019に準じた方法で、室温25度でアルコール飽和蒸気に24時間暴露した後に測定した捕集効率を、エレクトレット加工直後に測定した捕集効率で除した値が0.15以上であるエレクトレット不織布。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
トルマリン微粒子の含有量が0.10質量%以上0.70質量%未満である請求項1に記載のエレクトレット不織布。
【請求項3】
前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂である請求項1に記載のエレクトレット不織布。
【請求項4】
メルトブロー不織布からなる請求項1に記載のエレクトレット不織布。
【請求項5】
不織布の両面が共に下記条件を満たす、請求項1に記載のメルトブロー不織布:
メルトブロー不織布を水平な台に置き、不織布表面上に直径8mm、長さ40cmの円断面を有するガラス棒を載せ、ガラス棒自体の自重をかけながら、1秒あたりガラス棒が不織布上を5cm移動するように、滑らさずに不織布のMD方向に対して平行に転がした時に、ガラス棒を5cm以上の距離を移動させることが可能である。
【請求項6】
前記トルマリン微粒子の粒子径が80マイクロメートル以下である請求項1に記載のエレクトレット不織布。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレクトレット不織布に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
微粒子の捕集を目的とするエアフィルタ及びマスク用濾材として、メルトブロー不織布が広く用いられている。これらに使用されるメルトブロー不織布は、細繊維による物理的な粒子捕集だけでなく、さらに多量の粒子を捕集できるようコロナ帯電、水流帯電法等によりエレクトレット化されている。ただし、繊維に付与された電荷は経時的に減衰してしまうため、電荷消失をできるだけ低減するために、メルトブロー不織布の原料樹脂中に電荷保持剤として添加剤を加える方法が採用されている。例えばポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂に少量の光安定剤や結晶核剤を加えてメルトブロー不織布を製造する方法が知られている(特許文献1及び2)。
【0003】
また、繊維にトルマリン微粒子を含有させることで繊維にエレクトレット性を付与する方法も知られている(特許文献3及び4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭63-280408
特開2018-95974
特公平6-104926
特開平9-241919
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これまでエアフィルタ及びエアマスクに用いられる不織布は、初期捕集性能と初期捕集性能の経時劣化の抑制が重視されていた。しかし、エレクトレット化不織布の帯電性能はオイルやアルコールミストとの接触には耐性が低かった。また、光安定剤や結晶核剤を添加してエレクトレット化させたものでも、アルコールミストとの接触により、非エレクトレット化不織布と同等の捕集効率まで低下していた。その他、結晶核剤を添加した不織布は、毛羽が立ちやすく、伸度が大きく低下して加工性が落ちる等の問題があった。
【0006】
最近改訂されたJIS B 9908:2019規格では、中性能及び高性能に分類されるエアフィルタは、初期捕集性能だけでなく、イソプロパノール(IPA)飽和蒸気で除電した後も一定の捕集効率を満たすことが求められるようになり、従来のエレクトレット化不織布ではJIS規格を満たすことが出来なくなった。
【0007】
除電後の捕集性能が変化しない素材としてガラス繊維が挙げられるが、ガラス繊維は使用後に産業廃棄物として処理されなければならず、今後ますます厳しくなる環境問題に対応できない。
【0008】
本発明が解決すべき課題は、アルコールでの除電後の捕集性能の低下が低減されたエレクトレット不織布を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下に記載の実施形態を包含する。
【0010】
項1.
トルマリン微粒子と熱可塑性樹脂とを含む繊維からなるエレクトレット不織布であって、JIS B 9908:2019に準じた方法で、室温25度でアルコール飽和蒸気に24時間暴露した後に測定した捕集効率を、エレクトレット加工直後に測定した捕集効率で除した値が0.15以上であるエレクトレット不織布。
(【0011】以降は省略されています)
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