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公開番号
2024125681
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-19
出願番号
2023033658
出願日
2023-03-06
発明の名称
インダクタ部品
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
H01F
17/00 20060101AFI20240911BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】Q値が向上するようにインダクタ配線の設計自由度を向上させる。
【解決手段】インダクタ部品は、素体と、インダクタ配線20と、複数の柱状配線40と、を備えている。素体は、平面状の主面を有している。インダクタ配線20は、素体内において主面と平行に延びている。複数の柱状配線40は、主面に交差する方向に延びている。インダクタ配線20は、当該インダクタ配線20の両端部に位置し、柱状配線40が接続されている一対のパッド部と、一対のパッド部を繋ぐ配線本体と、を有している。主面と直交する方向を向いて透視したとき、複数の柱状配線40から選ばれる1つ以上は、インダクタ配線20の中心線に重ならない箇所で、当該インダクタ配線20に接続している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
平面状の主面を有する素体と、
前記素体内において前記主面と平行に延びるインダクタ配線と、
前記主面に交差する方向に延びる複数の柱状配線と、
を備え、
前記インダクタ配線は、当該インダクタ配線の両端部に位置し、前記柱状配線が接続されている一対のパッド部と、一対の前記パッド部を繋ぐ配線本体と、を有し、
前記主面と直交する方向を向いて透視したとき、複数の前記柱状配線から選ばれる1つ以上は、前記インダクタ配線の中心線に重ならない箇所で、当該インダクタ配線に接続している
インダクタ部品。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記主面は長方形状であり、
前記主面と直交する方向を向いて透視したとき、前記インダクタ配線の中心線に重ならない箇所で当該インダクタ配線に接続している前記柱状配線は、前記主面の幾何中心を通り前記主面のいずれかの辺に平行な第1中心軸、及び前記主面の幾何中心を通り前記第1中心軸に直交し、前記主面に平行な第2中心軸のいずれにも重ならない
請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項3】
前記素体の外面の一部を覆う外部電極をさらに備え、
前記インダクタ配線は、
前記主面と平行に延びる第1インダクタ配線と、
前記主面に直交する方向において前記第1インダクタ配線とは異なる箇所に位置し、且つ前記主面と平行に延びる接続配線と、を含み、
前記柱状配線は、前記第1インダクタ配線及び前記接続配線を接続するビアと、前記接続配線及び前記外部電極を接続する引出配線と、を含み、
前記主面と直交する方向を向いて透視したとき、前記ビアは、前記接続配線の中心線上であって当該接続配線の延び方向の中点と重ならない
請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項4】
前記主面と直交する方向を向いて透視したとき、1つの前記柱状配線の形状は、他のいずれかの前記柱状配線の形状とは異なっている
請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項5】
前記インダクタ配線は、
前記主面と平行に延びる第1インダクタ配線と、
前記主面に直交する方向において前記第1インダクタ配線とは異なる箇所に位置し、且つ前記主面と平行に延びる第2インダクタ配線と、を含み、
前記第1インダクタ配線及び前記第2インダクタ配線は、前記柱状配線を介して直列接続しており、
前記主面と直交する方向を向いて透視したとき、前記第2インダクタ配線は、前記第1インダクタ配線のすべてを包含する最小の仮想長方形の範囲内に位置している
請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項6】
前記インダクタ配線は、前記主面に直交する方向において前記第2インダクタ配線と同層に位置し、且つ前記主面と平行に延びる接続配線を含み、
前記第1インダクタ配線及び前記接続配線は、前記柱状配線を介して直列接続しており、
前記主面と直交する方向を向いて透視したとき、前記接続配線は、前記仮想長方形の範囲内に位置している
請求項5に記載のインダクタ部品。
【請求項7】
前記主面と直交する方向を向いて透視したとき、前記主面に直交する方向において同一の箇所に存在する前記柱状配線の形状は同じである
請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項8】
前記素体の外面の一部を覆う外部電極をさらに備え、
前記柱状配線は、前記外部電極に接続しないビアと、前記外部電極に接続する引出配線と、を含み、
前記主面と直交する方向を向いて透視したとき、前記引出配線の形状は、前記ビアの形状と異なっている
請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項9】
前記素体は、
前記インダクタ配線に対して前記主面側に位置する第1磁性層と、
前記主面に直交する方向において前記インダクタ配線と同層に位置する第2磁性層と、
前記インダクタ配線に対して前記主面とは反対側に位置する第3磁性層と、を有し、
前記柱状配線は、前記主面に直交する方向において前記第3磁性層と同層に位置し、且つ前記第3磁性層と接触しており、
前記柱状配線の前記主面とは反対側の面は、前記素体から露出しており、
前記第3磁性層の前記主面に直交する方向の寸法は、前記第1磁性層の前記主面に直交する方向の寸法よりも小さい
請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項10】
前記素体は、
前記インダクタ配線に対して前記主面側に位置する第1磁性層と、
前記主面に直交する方向において前記インダクタ配線と同層に位置する第2磁性層と、
前記インダクタ配線に対して前記主面とは反対側に位置する第3磁性層と、を有し、
前記第1磁性層における前記インダクタ配線側の面に配置された第1絶縁層と、
前記インダクタ配線における前記第1磁性層とは反対側の面に配置された第2絶縁層と、
前記主面に直交する方向において前記インダクタ配線と同層に位置する側面絶縁層と、をさらに備え、
前記柱状配線は、前記主面に直交する方向において前記第3磁性層と同層に位置し、且つ前記第3磁性層と接触しており、
前記柱状配線の前記主面とは反対側の面は、前記素体から露出しており、
前記インダクタ配線は、前記第1磁性層、前記第2磁性層、及び前記第3磁性層に接触していない
請求項1に記載のインダクタ部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インダクタ部品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のインダクタ部品は、封止材、支持部材、2つの外部電極及び2つのインダクタ配線を有している。封止材は、略直方体状である。支持部材は、薄板状の絶縁基材である。支持部材は、封止材の内部に位置している。1つの外部電極は、封止材の端面において露出している。もう1つの外部電極は、上述の端面と向かい合う端面において露出している。インダクタ配線のうちの1つは、支持部材の第1主面上を延びている。インダクタ配線のうちのもう1つは、支持部材の第2主面上を延びている。支持部材の第1主面に直交する方向でインダクタ部品を透視したとき、ビアの中心線は、インダクタ配線の中心線上に位置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-123120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のインダクタ部品のように、ビアの中心線がインダクタ配線の中心線上に位置しているという前提の下では、インダクタ配線の配置及び形状に、設計上の制限が生じる。そのため、インダクタ配線の長さを十分に確保できなかったり、インダクタ配線の太さを十分に確保できなかったりするおそれがある。つまり、特許文献1に記載のインダクタ部品は、Q値の向上という点で改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、平面状の主面を有する素体と、前記素体内において前記主面と平行に延びるインダクタ配線と、前記主面に交差する方向に延びる複数の柱状配線と、を備え、前記インダクタ配線は、当該インダクタ配線の両端部に位置し、前記柱状配線が接続されている一対のパッド部と、一対の前記パッド部を繋ぐ配線本体と、を有し、前記主面と直交する方向を向いて透視したとき、複数の前記柱状配線から選ばれる1つ以上は、前記インダクタ配線の中心線に重ならない箇所で、当該インダクタ配線に接続しているインダクタ部品である。
【0006】
上記構成によれば、柱状配線の位置がインダクタ配線の中心線上に制限されないので、インダクタ配線の設計自由度が向上する。そのため、Q値が向上するようにインダクタ配線を設計できる可能性が高まる。
【発明の効果】
【0007】
Q値が向上するようなインダクタ配線を設計できる可能性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、インダクタ部品の斜視図である。
図2は、インダクタ部品の側面図である。
図3は、図2における3-3線に沿うインダクタ部品の断面図である。
図4は、図2における4-4線に沿うインダクタ部品の断面図である。
図5は、図2における5-5線に沿うインダクタ部品の断面図である。
図6は、主面に直交する方向を向いて透視したときのインダクタ配線の位置関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、インダクタ部品について説明する。なお、図面は理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。構成要素の寸法比率は実際のものと、又は別の図中のものとは異なる場合がある。
【0010】
<全体構成について>
図1に示すように、インダクタ部品10は、全体として略直方体状である。インダクタ部品10は、素体11と、素体11の内部で延びる3つのインダクタ配線20と、素体11から露出する2つの外部電極30と、6つの柱状配線40と、絶縁層60と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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