TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024125238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2024109480,2022159640
出願日2024-07-08,2022-10-03
発明の名称隙間閉塞ユニット
出願人因幡電機産業株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類F16L 5/04 20060101AFI20240906BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】区画体に斜めに形成された貫通孔の内面と長尺体の外面との間に生じる隙間空間を容易かつ適切に埋めることができる隙間閉塞ユニットを提供する。
【解決手段】建築物の区画体(6)に形成された貫通孔(6H)とそれに挿通される長尺体(7)との間の隙間空間(S)を閉塞するための隙間閉塞ユニット(1)は、貫通孔(6H)に挿入されるスリーブ部材(20)と、スリーブ部材(20)に対して角度調整可能に連結されているとともに、区画体(6)における貫通孔(6H)の周囲に固定されるフランジ部材(30)と、スリーブ部材(20)に連結された隙間埋め部材(50)とを備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の区画体に形成された貫通孔と前記貫通孔に挿通される長尺体との間の隙間空間を閉塞するための隙間閉塞ユニットであって、
前記長尺体に対して後付けされて前記貫通孔に挿入されるスリーブ部材と、
前記スリーブ部材に対して角度調整可能に連結されているとともに、前記区画体における前記貫通孔の周囲に固定されるフランジ部材と、
前記スリーブ部材に連結された隙間埋め部材と、を備える隙間閉塞ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、隙間閉塞ユニットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、建築物の内部空間は壁・床・天井等の区画体によって複数の室空間に区画されている。これら複数の室空間に亘って例えば配管やケーブル等の長尺体を配設するため、区画体に貫通孔を形成して当該貫通孔に長尺体を挿通させる場合がある。この場合、その貫通孔と長尺体との間の隙間空間を埋めて閉塞する等の後処理が必要となる。例えば、ある室空間において火災が発生した場合における延焼を防止するためには、貫通孔と長尺体との間の隙間空間に防火措置を施す必要がある。
【0003】
このような後処理を容易かつ適切に行えるようにした技術が、特許第6150933号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1では、後処理を施すのに、鍔部を有する筒状のスリーブ部材(スリーブ部材20)と、柔軟性を有する隙間埋め部材(耐火パック部材30)とを備えた隙間閉塞ユニット(防火措置ユニット1)を用いる。スリーブ部材と隙間埋め部材とがスリーブ部材の一方の端部で一体化されているため、隙間埋め部材が柔らかい場合でもスリーブ部材と共に隙間埋め部材を貫通孔の奥まで容易に挿入して隙間を適切に閉塞することができる。
【0004】
しかし、特許文献1の隙間閉塞ユニットにおいて、鍔部(フランジ部22)と本体部(スリーブ本体部21)とを有するスリーブ部材はその全体が一体的に構成されている。特許文献1の隙間閉塞ユニットは、区画体に垂直に形成された貫通孔に対して専ら施工可能であり、区画体に斜めに形成された貫通孔には施工できなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6150933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
区画体に斜めに形成された貫通孔の内面と長尺体の外面との間に生じる隙間空間を容易かつ適切に埋めることができる隙間閉塞ユニットの実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る隙間閉塞ユニットは、
建築物の区画体に形成された貫通孔と前記貫通孔に挿通される長尺体との間の隙間空間を閉塞するための隙間閉塞ユニットであって、
前記長尺体に対して後付けされて前記貫通孔に挿入されるスリーブ部材と、
前記スリーブ部材に対して角度調整可能に連結されているとともに、前記区画体における前記貫通孔の周囲に固定されるフランジ部材と、
前記スリーブ部材に連結された隙間埋め部材と、を備える。
【0008】
この構成によれば、貫通孔に挿入されるスリーブ部材と貫通孔の周囲に固定されるフランジ部材とが角度調整可能に連結されているので、区画体に垂直に形成された貫通孔だけでなく、斜めに形成された貫通孔にも施工できる。隙間埋め部材がスリーブ部材に連結されているので、隙間埋め部材が柔らかい場合でも、スリーブ部材と共に隙間埋め部材を貫通孔の奥まで容易に挿入して隙間を適切に閉塞することができる。これにより、区画体に斜めに形成された貫通孔の内面と長尺体の外面との間に生じる隙間空間を容易かつ適切に埋めることができる。
【0009】
以下、本発明の好適な態様について説明する。但し、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
【0010】
一態様として、
前記スリーブ部材及び前記フランジ部材のうちの一方が、前記貫通孔の接線方向に沿う軸部を有し、
前記スリーブ部材及び前記フランジ部材のうちの他方が、前記軸部を摺動可能に保持する軸受部を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
回転機構
4か月前
個人
回転伝達機構
2か月前
株式会社フジキン
配管
18日前
丸一株式会社
配管構造
3か月前
個人
ロックナット
1か月前
個人
ネジの緩み止め装置
4か月前
個人
弁装置
2か月前
個人
リンクプレート
2か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
3日前
株式会社フジキン
バルブ装置
4か月前
株式会社ニフコ
留め具
3か月前
株式会社キッツ
管継手
2か月前
スズキ株式会社
防振装置
24日前
株式会社三五
ドライブシャフト
24日前
株式会社TOK
着脱装置
4か月前
日本精工株式会社
直動案内装置
2か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
17日前
株式会社不二工機
電動弁
18日前
北村精工株式会社
固定具
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
三和テッキ株式会社
配管固定装置
2か月前
ヒロホー株式会社
締結構造
4か月前
株式会社NejiLaw
雌ねじ体
2か月前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
5か月前
個人
クラッチシェル保護板
28日前
帝人株式会社
衝撃吸収部材
3か月前
カヤバ株式会社
バルブ装置
4か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
2か月前
竹内工業株式会社
防振支持具
2か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
5か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
4か月前
中国電力株式会社
配管接続具
1か月前
個人
遊星式回転-直動運動変換装置
4か月前
続きを見る