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公開番号
2024124694
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023032558
出願日
2023-03-03
発明の名称
編地の編成方法、および編地
出願人
株式会社島精機製作所
代理人
個人
主分類
D04B
1/24 20060101AFI20240906BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】積層部の幅および積層部の数によらず編地を編成できる編地の編成方法を提供する。
【解決手段】第一編地部を編成する工程Aと、前記第一編地部の編幅方向に隣接する位置、または前記第一編地部の編成範囲に重なる位置で第二編地部を編成する工程Bと、前記第二編地部の編成範囲に重なる位置で第三編地部を編成する工程Cと、を備える編地の編成方法である。前記工程Aでは、前記第一編地部の第一側端につながる第一増し目を編成する。前記工程Bでは、前記第一側端に近接する前記第二編地部の第二側端と前記第一増し目とを順次重ねて接合すると共に、前記第二側端につながる第二増し目を編成する。前記工程Cでは、前記第二側端に近接する前記第三編地部の第三側端と前記第二増し目とを順次重ね合わせて接合する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第一針床と第二針床とを備え、前記第一針床と前記第二針床とが相対的にラッキング可能で、前記第一針床と前記第二針床との間で目移しが可能な横編機を用いて、複数の編地部が層状に重なった積層部を有する編地を編成する編地の編成方法において、
前記積層部の基点となる第一編地部を編成する工程Aと、
前記第一編地部の編幅方向に隣接する位置、または前記第一編地部の編成範囲に重なる位置で第二編地部を編成する工程Bと、
前記第一針床における前記第二編地部の編成範囲に重なる位置で第三編地部を編成する工程Cと、を備え、
前記工程Aでは、前記第一編地部の第一側端を構成する少なくとも一部の編目のそれぞれにつながる第一増し目を編成し、
前記工程Bでは、前記第一側端に近接する前記第二編地部の第二側端が前記第一側端に相対的に近づくように前記第二編地部をラッキングによって移動させて前記第二編地部を編成することで、前記第二側端を構成する少なくとも一部の編目と前記第一増し目とを順次、目移しによって重ねて接合すると共に、前記第二側端の少なくとも一部の編目のそれぞれにつながる第二増し目を編成し、
前記工程Cでは、前記第二側端に近接する前記第三編地部の第三側端が前記第二側端に相対的に近づくように前記第三編地部をラッキングによって移動させて前記第三編地部を編成することで、前記第三側端を構成する少なくとも一部の編目と前記第二増し目とを順次、目移しによって重ね合わせて接合する、
編地の編成方法。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
さらに、前記第三編地部の編幅方向に隣接する位置、または前記第三編地部の編成範囲に重なる位置で第四編地部を編成する工程Dを備え、
前記工程Cではさらに、前記第三側端を構成する少なくとも一部の編目のそれぞれにつながる第三増し目を編成し、
前記工程Dでは、前記第三側端に近接する前記第四編地部の第四側端が前記第三側端に相対的に近づくように前記第四編地部をラッキングによって移動させて前記第四編地部を編成することで、前記第四側端を構成する少なくとも一部の編目と前記第三増し目とを順次、目移しによって重ね合わせて接合する、請求項1に記載の編地の編成方法。
【請求項3】
前記工程Bにおいて、前記第二増し目は、前記第二編地部における前記第二編地部の相対的な移動方向側で編成される、請求項1または請求項2に記載の編地の編成方法。
【請求項4】
前記工程Bにおいて、前記第二増し目は、前記第二編地部における前記第二編地部の相対的な移動方向と反対方向側で編成される、請求項1または請求項2に記載の編地の編成方法。
【請求項5】
第一編地部と、
前記第一編地部の編幅方向に並列する、または前記第一編地部の厚さ方向に重なった第二編地部と、
前記第二編地部の厚さ方向に重なった第三編地部と、を備え、
さらに、前記第一編地部の第一側端と、前記第二編地部の第二側端と、前記第三編地部の第三側端とが無縫製でつながった接合部を備え、
前記第一編地部の編目の向きと、前記第二編地部の編目の向きとが同じ、または逆向きであり、
前記第二編地部の編目の向きと、前記第三編地部の編目の向きとが逆向きである、
編地。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、編地の編成方法、および編地に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
横編機を用いて、複数の編地部が層状に重なった積層部を有する編地を編成することが行われている。例えば、特許文献1は、大きな筒状編地を編成した後、筒状編地の一部をS状またはZ状に折り返して接合することでプリーツを形成する技術を開示する。プリーツは、三つの編地部が層状に重なった積層部である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-189925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、積層部の幅、または編地における積層部の数が多くなると、最初に形成する筒状編地の筒径が大きくなりすぎて、編成のための編針が足らなくなる恐れがある。
【0005】
本発明の目的の一つは、編成のための編針が不足することなく編地を編成できる編地の編成方法を提供することにある。本発明の目的の一つは、積層部を備える編地を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
<1>本発明の編地の編成方法は、
第一針床と第二針床とを備え、前記第一針床と前記第二針床とが相対的にラッキング可能で、前記第一針床と前記第二針床との間で目移しが可能な横編機を用いて、複数の編地部が層状に重なった積層部を有する編地を編成する編地の編成方法において、
前記積層部の基点となる第一編地部を編成する工程Aと、
前記第一編地部の編幅方向に隣接する位置、または前記第一編地部の編成範囲に重なる位置で第二編地部を編成する工程Bと、
前記第一針床における前記第二編地部の編成範囲に重なる位置で第三編地部を編成する工程Cと、を備え、
前記工程Aでは、前記第一編地部の第一側端を構成する少なくとも一部の編目のそれぞれにつながる第一増し目を編成し、
前記工程Bでは、前記第一側端に近接する前記第二編地部の第二側端が前記第一側端に相対的に近づくように前記第二編地部をラッキングによって移動させて前記第二編地部を編成することで、前記第二側端を構成する少なくとも一部の編目と前記第一増し目とを順次、目移しによって重ねて接合すると共に、前記第二側端の少なくとも一部の編目のそれぞれにつながる第二増し目を編成し、
前記工程Cでは、前記第二側端に近接する前記第三編地部の第三側端が前記第二側端に相対的に近づくように前記第三編地部をラッキングによって移動させて前記第三編地部を編成することで、前記第三側端を構成する少なくとも一部の編目と前記第二増し目とを順次、目移しによって重ね合わせて接合する。
【0007】
ここで、ラッキングによる相対的な編地部の移動に関し、第一編地部と第二編地部とを例にして説明する。まず、針床上で第一編地部の右側に並列して第二編地部を編成する場合、第一編地部の右側端が第一側端、第二編地部の左側端が第二側端である。この場合、ラッキングによって第一編地部を右方向に移動させても、ラッキングによって第二編地部を左方向に移動させても、第一側端と第二側端とが近づく。その他、左側端が第一側端である第一編地部に重複して第二編地部を編成する場合、第二編地部の左側端が第二側端である。この場合、ラッキングによって第一編地部を右方向に移動させても、ラッキングによって第二編地部を左方向に移動させても、第一側端と第二側端とが近づく。このように、ラッキングによって第一編地部が移動する場合も、ラッキングによって第二編地部が移動する場合も、第一編地部から見れば第二側端が第一側端に近づくように第二編地部が相対的に移動している。
【0008】
<2>上記形態<1>の編地の編成方法の一形態として、
さらに、前記第三編地部の編幅方向に隣接する位置、または前記第三編地部の編成範囲に重なる位置で第四編地部を編成する工程Dを備え、
前記工程Cではさらに、前記第三側端を構成する少なくとも一部の編目のそれぞれにつながる第三増し目を編成し、
前記工程Dでは、前記第三側端に近接する前記第四編地部の第四側端が前記第三側端に相対的に近づくように前記第四編地部をラッキングによって移動させて前記第四編地部を編成することで、前記第四側端を構成する少なくとも一部の編目と前記第三増し目とを順次、目移しによって重ね合わせて接合しても良い。
【0009】
<3>上記形態<1>または<2>の編地の編成方法の一形態として、
前記工程Bにおいて、前記第二増し目は、前記第二編地部における前記第二編地部の相対的な移動方向側で編成されても良い。
【0010】
ここで、第二編地部の相対的な移動方向とは、第一編地部から見て第二編地部が移動する方向のことである。この点は、下記<4>の構成においても同様である。
(【0011】以降は省略されています)
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