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公開番号2024124289
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023091011
出願日2023-06-01
発明の名称管楽器及び管楽器用のキー
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G10D 9/047 20200101AFI20240905BHJP(楽器;音響)
要約【課題】倍音をより簡単に出すことが可能な管楽器を提供する。
【解決手段】管楽器1は、音孔21を有する管体2と、管体2の表面2aに設けられる管楽器1用のキー3であって、音孔21を覆うためのパッド31、及び、パッド31が音孔21から離れるように操作するための操作部32、を有するキー3と、操作部32の操作に伴ってパッド31が音孔21から離れる距離の最大値を調整する調整部4と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
音孔を有する管体と、
前記管体の表面に設けられる管楽器用のキーであって、前記音孔を覆うためのパッド、及び、前記パッドが前記音孔から離れるように操作するための操作部、を有するキーと、
前記操作部の操作に伴って前記パッドが前記音孔から離れる距離の最大値を調整する調整部と、
を備える管楽器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記キーは、シーソー構造の腕部を有し、かつ、シーソーの支点部において前記管体に取り付けられ、
前記パッドは、前記腕部の第一端部に配置され、
前記操作部は、前記腕部の第二端部に配置され、
前記調整部は、突起部を有し、
前記突起部は、第一位置と第二位置とに切り替え可能に配置され、
前記第一位置は、前記操作部の操作を妨げる位置であり、
前記第二位置は、前記操作部の操作を妨げない位置である請求項1に記載の管楽器。
【請求項3】
前記調整部は、前記突起部が設けられ、かつ、前記操作部に対して取り付けられた調整レバーを有し、
前記調整レバーは、前記突起部を前記第一位置と前記第二位置との間で移動させる請求項2に記載の管楽器。
【請求項4】
前記調整部は、当該管体の表面から窪む窪み部を有し、
前記第二位置に配置された前記突起部は、前記操作部の操作方向において前記窪み部に対向する請求項3に記載の管楽器。
【請求項5】
前記調整部は、前記管体の軸方向を軸線として前記管体に対して回転可能に取り付けられたリング部を有し、
前記突起部は、前記リング部の周方向の一部に取り付けられ、
前記リング部は、前記管体に対する回転移動により、前記突起部を前記第一位置と前記第二位置との間で移動させる請求項2に記載の管楽器。
【請求項6】
前記キーは、シーソー構造の腕部を有し、かつ、シーソーの支点部において前記管体に取り付けられ、
前記パッドは、前記腕部の第一端部に配置され、
前記操作部は、前記腕部の第二端部に配置され、
前記調整部は、前記管体の表面から突出する突起部と、前記操作部に対して取り付けられた調整レバーと、を有し、
前記調整レバーは、第一位置と第二位置との間で移動可能とされ、
前記第一位置は、前記操作部の操作方向において前記調整レバーが前記突起部に対向する位置であり、
前記第二位置は、前記操作方向において前記調整レバーが前記突起部に対向しない位置である請求項1に記載の管楽器。
【請求項7】
前記調整部は、前記管体の表面から突出する前記突起部の突出高さを調整する高さ調整部を有する請求項6に記載の管楽器。
【請求項8】
音孔を有する管体の表面に設けられる管楽器用のキーであって、
前記音孔を覆うためのパッドと、
前記パッドが前記音孔から離れるように操作するための操作部と、
前記操作部の操作に伴って前記パッドが前記音孔から離れる距離の最大値を調整する調整部と、
を備える管楽器用のキー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管楽器及び管楽器用のキーに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、レジスターキーを備えた木管楽器が開示されている。レジスターキーは、木管楽器の演奏者によって操作されることで、パッド(タンポ)を管体の所定の音孔(トーンホール)から離すように構成されている。レジスターキーは、木管楽器から倍音を出すために設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭52-159215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
レジスターキーのように倍音を出すためのキーを備える管楽器には、倍音をより簡単に出すことが求められている。例えば、音域によっては、キーを押した時にパッドが音孔から離れる距離を小さくした方が倍音をより簡単に出す事ができる。しかしながら、パッドを音孔から離す距離を速くかつ正確に調整するための運指操作は困難であり、また、このような運指操作には高度な演奏技量が求められる。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、倍音をより簡単に出すことが可能な管楽器及び管楽器用のキーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一の態様は、音孔を有する管体と、前記管体の表面に設けられる管楽器用のキーであって、前記音孔を覆うためのパッド、及び、前記パッドが前記音孔から離れるように操作するための操作部、を有するキーと、前記操作部の操作に伴って前記パッドが前記音孔から離れる距離の最大値を調整する調整部と、を備える管楽器である。
【0007】
本発明の第二の態様は、音孔を有する管体の表面に設けられる管楽器用のキーであって、前記音孔を覆うためのパッドと、前記パッドが前記音孔から離れるように操作するための操作部と、前記操作部の操作に伴って前記パッドが前記音孔から離れる距離の最大値を調整する調整部と、を備える管楽器用のキーである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、倍音をより簡単に出すことが可能な管楽器及び管楽器用のキーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第一実施形態に係る管楽器を示す平面図である。
図1の管楽器に備える管体の要部及びレジスターキーを模式的に示す断面図である。
本発明の第一実施形態に係る管楽器において、レジスターキーの操作部に設けられた調整レバーが第二位置に配置された状態を示す拡大平面図である。
図3に示す状態を管体の軸方向から見た拡大断面図である。
本発明の第一実施形態に係る管楽器において、レジスターキーの操作部に設けられた調整レバーが第一位置に配置された状態を示す拡大平面図である。
図5に示す状態を管体の軸方向から見た拡大断面図である。
本発明の第二実施形態に係る管楽器において、調整レバーに設けられた突起部が第二位置に配置された状態を示す拡大平面図である。
図7に示す状態を管体の軸方向から見た拡大断面図である。
本発明の第二実施形態に係る管楽器において、調整レバーに設けられた突起部が第一位置に配置された状態を示す拡大平面図である。
図9に示す状態を管体の軸方向から見た拡大断面図である。
本発明の第三実施形態に係る管楽器において、調整レバーに設けられた突起部が第二位置に配置された状態を示す拡大平面図である。
図11に示す状態を管体の軸方向から見た拡大断面図である。
本発明の第三実施形態に係る管楽器において、調整レバーに設けられた突起部が第一位置に配置された状態を示す拡大平面図である。
図13に示す状態を管体の軸方向から見た拡大断面図である。
本発明の第四実施形態に係る管楽器において、調整レバーに設けられた突起部が第二位置に配置された状態を示す拡大平面図である。
図15に示す状態を管体の軸方向から見た拡大断面図である。
本発明の第四実施形態に係る管楽器において、調整レバーに設けられた突起部が第一位置に配置された状態を管体の軸方向から見た拡大断面図である。
本発明の第五実施形態に係る管楽器において、調整レバーに設けられた突起部が第二位置に配置された状態を管体の軸方向から見た拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第一実施形態)
以下、図1~図6を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1、図2に示すように、第一実施形態の管楽器1は、クラリネットであり、管体2と、レジスターキー3(管楽器用のキー)と、調整部4と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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