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公開番号2024173119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091289
出願日2023-06-02
発明の名称音処理方法、音処理装置およびプログラム
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類H04S 7/00 20060101AFI20241205BHJP(電気通信技術)
要約【課題】3つ以上のスピーカにエフェクト信号を分配する場合にリバーブ効果を高める音処理方法を提供する。
【解決手段】音処理方法は、音信号を受け付けて、前記音信号にリバーブ処理を施したエフェクト信号を生成し、3つ以上の複数のスピーカのうち第1スピーカを選択して、該第1スピーカとの位置関係に基づいて該第1スピーカに対応する第2スピーカを選択し、選択した前記第1スピーカおよび前記第2スピーカに前記エフェクト信号を分配する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
音信号を受け付けて、
前記音信号にリバーブ処理を施したエフェクト信号を生成し、
3つ以上の複数のスピーカのうち第1スピーカを選択して、該第1スピーカとの位置関係に基づいて該第1スピーカに対応する第2スピーカを選択し、
選択した前記第1スピーカおよび前記第2スピーカに前記エフェクト信号を分配する、
音処理方法。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第1スピーカおよび前記第2スピーカに供給する前記エフェクト信号に相関低減処理を施す、
請求項1に記載の音処理方法。
【請求項3】
前記相関低減処理は、前記第1スピーカに供給する第1エフェクト信号および前記第2スピーカに供給する第2エフェクト信号にそれぞれ位相特性の異なるFIRフィルタ処理を施す、
請求項2に記載の音処理方法。
【請求項4】
前記位置関係は、3次元の位置関係を含む、
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の音処理方法。
【請求項5】
前記位置関係は、距離の情報を含む、
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の音処理方法。
【請求項6】
前記第1スピーカまたは前記第2スピーカの少なくとも1つは、音像定位処理により仮想的に定位する仮想スピーカを含む、
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の音処理方法。
【請求項7】
利用者から前記リバーブ処理による効果を生じさせる位置情報を受け付けて、
前記利用者から受け付けた前記位置情報に基づいて前記第1スピーカおよび前記第2スピーカを選択する、
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の音処理方法。
【請求項8】
音信号を受け付けて、
前記音信号にリバーブ処理を施したエフェクト信号を生成し、
3つ以上の複数のスピーカのうち第1スピーカを選択して、該第1スピーカとの位置関係に基づいて該第1スピーカに対応する第2スピーカを選択し、
選択した前記第1スピーカおよび前記第2スピーカに前記エフェクト信号を分配する、
プロセッサを備えた音処理装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記第1スピーカおよび前記第2スピーカに供給する前記エフェクト信号に相関低減処理を施す、
請求項8に記載の音処理装置。
【請求項10】
前記相関低減処理は、前記第1スピーカに供給する第1エフェクト信号および前記第2スピーカに供給する第2エフェクト信号にそれぞれ位相特性の異なるFIRフィルタ処理を施す、
請求項9に記載の音処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は、音処理方法、音処理装置およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、マルチチャンネルサラウンド再生における残響音を無相関化するために、オールパスフィルタを用いるマルチチャンネルサラウンド再生装置が記載されている。これにより、特許文献1のマルチチャンネルサラウンド再生装置は、リバーブ効果を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-69598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のマルチチャンネルサラウンド再生装置は、3つ以上のスピーカにエフェクト信号を分配する場合の課題を認識していない。例えば、あるチャンネルの音信号を常に同じ2つのスピーカに出力すると、これら2つのスピーカに近い位置ではリバーブ効果を得ることができても、2つのスピーカから遠い位置では所望のリバーブ効果を得ることができない場合がある。
【0005】
本発明の一実施形態は、3つ以上のスピーカにエフェクト信号を分配する場合にリバーブ効果を高める音処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る音処理方法は、音信号を受け付けて、前記音信号にリバーブ処理を施したエフェクト信号を生成し、3つ以上の複数のスピーカのうち第1スピーカを選択して、該第1スピーカとの位置関係に基づいて該第1スピーカに対応する第2スピーカを選択し、選択した前記第1スピーカおよび前記第2スピーカに前記エフェクト信号を分配する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、3つ以上のスピーカにエフェクト信号を分配する場合にリバーブ効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
音処理装置1の構成を示すブロック図である。
プロセッサ12の動作を示すフローチャートである。
プロセッサ12の機能的構成を示すブロック図である。
ある部屋5に設置された複数のスピーカ20、スピーカ21、スピーカ22およびスピーカ23の設置態様を模擬的に示した平面図である。
変形例1に係るプロセッサ12の機能的な構成を示すブロック図である。
変形例3に係るある部屋5に設置された複数のスピーカ20、スピーカ21、スピーカ22およびスピーカ23の設置態様を模擬的に示した平面図である。
変形例4に係る音処理方法を実施するためのアプリケーションプログラムの画面(GUI)の一例を示す図である。
変形例5に係る音処理方法を実施するためのアプリケーションプログラムの画面(GUI)の一例を示す図である。
変形例5に係る音処理方法を実施するためのアプリケーションプログラムの画面(GUI)の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、音処理装置1の構成を示すブロック図である。音処理装置1は、通信部11、プロセッサ12、RAM13、フラッシュメモリ14、表示器15、ユーザI/F16、およびオーディオI/F17を備えている。
【0010】
音処理装置1は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、あるいはタブレット型コンピュータ等の情報処理装置からなる。
(【0011】以降は省略されています)

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