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公開番号
2024174188
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-13
出願番号
2024173217,2023522650
出願日
2024-10-02,2022-05-16
発明の名称
演奏操作装置、鍵盤機構、及びペダル機構
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類
G10H
1/34 20060101AFI20241206BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】検出信号に起因する不要輻射ノイズを低減する。
【解決手段】楽器は、演奏動作に応じて変位する可動部材と、演奏動作に応じて変位しない固定部材と、前記可動部材に設置され、磁性体または導体を有する被検出回路と、前記固定部材に配置されたコイルを有し、前記非検出回路と前記コイルとの距離に応じた振幅となる検出信号を出力する検出回路とを備え、前記演奏動作による力が前記可動部材に作用しない第1状態における前記距離は、前記力が前記可動部材に作用する第2状態における前記距離より短い。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
固定部材と、
初期的な位置にある第1状態から第2状態に楽器の演奏動作に応じて前記固定部材に対して変位する可動部材と、
前記可動部材の変位に伴って変位する、磁性体または導体を含む板状の被検出部と、
前記固定部材に配置されたコイルを有し、前記被検出部と前記コイルとの距離に応じた電圧となる検出信号を出力する検出回路とを備え、
前記被検出部と前記コイルとの距離は、前記第1状態において最小になる、
演奏操作装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1状態における前記検出信号の電圧に基づいて、検出信号の電圧と可動部材の位置との対応関係を校正する校正部と、
前記校正部によって校正された前記対応関係を用いて、前記第2状態における前記電圧に基づいて、前記可動部材の位置を示す位置データを生成する生成部と、
を備える請求項1に記載の演奏操作装置。
【請求項3】
前記校正部は、電源を投入した時刻から所定時間が経過する時刻までの期間に前記対応関係を校正する請求項2に記載の演奏操作装置。
【請求項4】
前記可動部材は、前記演奏動作に応じて可動範囲内で変位するK(Kは2以上の整数)個の可動部材のうちの一つであり、
前記被検出部は、前記K個の可動部材と1対1に対応するK個の被検出部のうち一つであり、
前記K個の被検出部は1対1に対応する前記K個の可動部材に設置され、
前記校正部は、前記K個の可動部材が前記第1状態である場合に、前記K個の検出回路から出力されるK個の検出信号について前記電圧の平均値を算出し、算出された前記電圧の平均値に基づいて前記対応関係を校正する、
請求項2又は3に記載の演奏操作装置。
【請求項5】
前記K個の可動部材は、K個の鍵である、請求項4に記載の演奏操作装置。
【請求項6】
K個の鍵と、
前記K個の鍵に1対1に対応するK個のハンマとを備え、
前記K個の可動部材は、前記K個のハンマである、
請求項4に記載の演奏操作装置。
【請求項7】
前記可動部材は、ペダル又は前記ペダルに連結された部材である請求項1から3までのうち1項に記載の演奏操作装置。
【請求項8】
固定部材と、
初期的な位置にある第1状態から第2状態に楽器の演奏動作に応じて前記固定部材に対して変位する可動部材と、
前記可動部材の変位に伴って変位する、磁性体または導体を含む板状の被検出部と、
前記固定部材に配置されたコイルを有し、前記磁性体と前記コイルとの距離に応じた電圧となる検出信号を出力する検出回路とを備え、
前記被検出部と前記コイルとの距離は、前記第1状態において最小になる、
鍵盤機構。
【請求項9】
前記可動部材は鍵である、請求項8に記載の鍵盤機構。
【請求項10】
複数の鍵と、
複数の鍵に1対1に対応する複数のハンマとを備え、
前記可動部材は、前記ハンマである、
請求項8に記載の鍵盤機構。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、演奏操作装置、鍵盤機構、及びペダル機構に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば鍵盤楽器における鍵等の可動部材の変位を検出するための各種の技術が従来から提案されている。特許文献1には、固定部材に設置された励磁コイル及び位置検出コイルと、固定部材に対して移動する可動部材に設置された被励磁コイルとを利用して、可動部材の位置を検出する構成が開示されている。この技術では、励磁コイルに基準信号を供給し、位置検出コイルから出力される検出信号の振幅に応じて、可動部材の位置が検出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-508399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術では、検出信号に起因する不要輻射ノイズが問題となる。本開示は、検出信号に起因する不要輻射ノイズを低減することを解決課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係る楽器は、固定部材と、初期的な位置にある第1状態から第2状態に楽器の演奏動作に応じて前記固定部材に対して変位する可動部材と、前記可動部材に設置され、磁性体または導体を有する被検出回路と、前記固定部材に配置されたコイルを有し、前記被検出回路と前記コイルとの距離に応じた電圧となる検出信号を出力する検出回路とを備え、前記第1状態における前記被検出回路と前記コイルとの距離は、前記第2状態における前記被検出回路と前記コイルとの距離より短い。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態における鍵盤楽器の構成を例示するブロック図である。
鍵盤楽器の構成を例示するブロック図である。
検出回路及び被検出回路の回路図である。
駆動回路の構成を例示するブロック図である。
信号変換部の平面図である。
図5におけるa線の断面図である。
信号変換部に発生する磁界の説明図である。
被検出回路における共振回路の具体的な構成を例示する回路図である。
被検出回路の平面図である。
図9におけるb-b線の断面図である。
コイルLaの法線方向からの平面視において、コイルLaの中心軸C1とコイルLbの中心軸C2との間のズレ量Δrを説明するための説明図である。
距離Dと電圧Eとの関係を示す特性N0、N1、及びN2を示すグラフである。
正規化特性Nを示すグラフである。
制御装置31の機能を示す機能ブロック図である。
電圧Eと正規化電圧Enとの関係を示すグラフである。
制御装置31の校正モードにおける動作を示すフローチャートである。
制御装置31の演奏モードにおける動作を示すフローチャートである。
コイルLaとコイルLbとの距離Dが1mmである場合の、ズレ量Δrと電圧Eとの関係を示すグラフである。
鍵盤楽器100の打弦機構2Aに検出システム20を適用した構成の模式図である。
鍵盤楽器100のペダル機構3Aに検出システム20を適用した構成の模式図である。
鍵盤楽器100の鍵盤機構4Aに検出システム20を適用した構成の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
A:第1実施形態
図1は、本開示の第1実施形態に係る鍵盤楽器100の構成を例示するブロック図である。鍵盤楽器100は、鍵盤10と検出システム20と情報処理装置30と放音装置40とを具備する。鍵盤楽器100は、楽器の一例である。鍵盤10は、白鍵と黒鍵とを含むK個の鍵12で構成される。但し、Kは2以上の整数である。Kは、例えば「88」である。
【0008】
K個の鍵12の各々は可動範囲内で位置が変位する。K個の鍵12の各々は、利用者による演奏動作に応じて変位する可動部材の一例である。検出システム20は、各鍵12の位置を検出する。情報処理装置30は、検出システム20による検出の結果に応じた音響信号Vを生成する。音響信号Vは、利用者が操作した鍵12に対応する音高の楽音を表す信号である。放音装置40は、音響信号Vが表す音響を放音する。例えばスピーカ又はヘッドホンが放音装置40として利用される。
【0009】
図2は、鍵盤10の任意の1個の鍵12に着目して鍵盤楽器100の具体的な構成を例示するブロック図である。鍵盤10の各鍵12は、支点部(バランスピン)13を支点として支持部材14に支持される。支持部材14は、鍵盤楽器100の各要素を支持する構造体(フレーム)である。支持部材14は、演奏動作に応じて変位しない固定部材の一例である。各鍵12の端部121は、利用者による押鍵及び離鍵により鉛直方向に変位する。以下の説明では、鍵12の端部121の位置を、鍵12の位置Zと称する。また、演奏動作あるいは校正のための静的荷重による力が鍵12に作用しない状態を第1状態と称し、演奏動作による力が鍵12に作用する状態を第2状態と称する。また、第1状態における鍵12の位置Zをレスト位置Zrと称する。また、第2状態において、鍵12を最も押し込んだ状態における鍵12の位置Zをエンド位置Zeと称する。各鍵12の可動範囲は、レスト位置Zrからエンド位置Zeまでの範囲である。第1状態は、鍵12の初期的な位置を意味する。第1状態は、鍵12が変位していない状態(non-displaced state)に相当し、第2状態は、鍵12が変位した状態(displaced state)に相当する。
【0010】
検出システム20は、K個の鍵12の各々について、鉛直方向における位置Zに応じたレベルの振幅信号Aを生成する。位置Zは、鍵12に荷重が作用しない第1状態における端部121の位置(レスト位置Zr)を基準とした当該端部121の変位量である。
(【0011】以降は省略されています)
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