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公開番号
2025033057
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023138546
出願日
2023-08-29
発明の名称
楽音発生指示装置およびその製造方法
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
個人
主分類
G10H
1/34 20060101AFI20250306BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】 楽音発生指示装置において押圧力に対する出力信号の感度を安定化する。
【解決手段】 第1電極121および第2電極122を有するプリント基板10と、5μm以下の粒径のPTFE粒子を含有するカーボンシート30と、カーボンシート30をプリント基板から離間させる絶縁スペーサ20と、カーボンシート30を押圧するゴムパッド40と、押圧されたカーボンシート30が第1電極121および第2電極122と接触するのに応じて楽音発生指示を出力する楽音発生指示部200と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極および第2電極を有するプリント基板と、
5μm以下の粒径のPTFE粒子を含有するカーボンシートと、
前記カーボンシートを前記プリント基板から離間させる絶縁スペーサと、
前記カーボンシートを押圧する押圧部と、
押圧された前記カーボンシートが前記第1電極および前記第2電極と接触するのに応じて楽音発生指示を出力する楽音発生指示部と、
を有する楽音発生指示装置。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記第1電極および前記第2電極が離間して前記プリント基板に平面配置されており、
前記押圧部による押圧に応じて前記カーボンシートと前記プリント基板との接触面積が増加し、前記第1電極および前記第2電極間に信号が発生し、
前記楽音発生指示部は、前記信号に基づいて前記楽音発生指示を出力する請求項1に記載の楽音発生指示装置。
【請求項3】
前記カーボンシートと前記絶縁スペーサは積層状に印刷されている請求項1に記載の楽音発生指示装置。
【請求項4】
前記カーボンシートは、PETフィルムにカーボンインクがスクリーン印刷されたものである請求項3に記載の楽音発生指示装置。
【請求項5】
前記絶縁スペーサが前記プリント基板にスクリーン印刷されている請求項3に記載の楽音発生指示装置。
【請求項6】
第1電極および第2電極を有するプリント基板と、
5μm以下の粒径のPTFE粒子を含有するカーボンシートと、
前記カーボンシートを前記プリント基板から離間させる絶縁スペーサと、
前記カーボンシートを押圧する押圧部と、
押圧された前記カーボンシートが前記第1電極および前記第2電極と接触するのに応じて楽音発生指示を出力する楽音発生指示部と、
を有する楽音発生指示装置の製造方法において、
PTFE粒子を粉砕する粉砕工程と、
前記粉砕工程により粉砕されたPTFE粒子をカーボンインクに混合する混合工程と、
前記カーボンインクを可撓性フィルムに塗布することにより前記カーボンシートを形成する塗布工程と、
を含む楽音発生指示装置の製造方法。
【請求項7】
前記粉砕工程では、前記PTFE粒子を5μm以下の粒径に粉砕する、
請求項6に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、パッド装置等の楽音発生指示装置およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
パッドを備え、このパッドが手で叩かれたりスティックで叩かれたりすることによってドラム音やパーカッション音等の各種打楽器の音を発音する電子打楽器が知られている。電子打楽器では、演奏者が手またはスティックでパッド面を叩く打撃操作を検出することにより打楽器音等の楽音発生指示を出力する。
【0003】
このパッド面の打撃を検出するセンサは、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示されたセンサでは、上部電極であるカーボンシート層と、下部電極であるカーボンパターン層とが対向配置されており、打撃されるパッドが上部電極を下部電極に押し当てる。その際、押圧力によってパッドが弾性変形するため、押圧力に応じて、上部電極と接触する下部電極のカーボンパターンのパターン密度が疎から密へ変化する。これにより押圧力に応じた出力信号がセンサから得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-15923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1に記載の技術によれば、パッドに対する押圧力に応じた出力信号をセンサから得ることができる。しかしながら、打楽器演奏の表現力を高めるためには、押圧力に対する出力信号の感度を安定化する必要がある。
【0006】
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、押圧力に対するセンサの出力信号の感度を安定化する技術的手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、第1電極および第2電極を有するプリント基板と、5μm以下の粒径のPTFE粒子を含有するカーボンシートと、前記カーボンシートを前記プリント基板から離間させる絶縁スペーサと、前記カーボンシートを押圧する押圧部と、押圧された前記カーボンシートが前記第1電極および前記第2電極と接触するのに応じて楽音発生指示を出力する楽音発生指示部と、を有する楽音発生指示装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明による楽音発生指示装置の一実施形態であるパッド装置の構成を示す断面図である。
同実施形態におけるプリント基板の平面図である。
同実施形態における楽音発生指示部の回路図である。
同パッド装置の断面図である。
同パッド装置のカーボンシートとプリント基板との接触領域付近を拡大視した断面図である。
同パッド装置の第1電極および第2電極間の抵抗値の押圧力に対する依存性を例示する図である。
同パッド装置における出力電圧変化量の押圧力に対する依存性を例示する図である。
同パッド装置における出力電圧変化量とベロシティとの関係を示す図である。
同パッド装置における押圧力とベロシティとの関係を例示する図である。
同実施形態におけるカーボンシート製造工程を示す図である。
この発明の他の実施形態における第1電極および第2電極を示す図である。
この発明の他の実施形態における第1電極および第2電極を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
【0010】
図1はこの発明による楽音発生指示装置の一実施形態であるパッド装置100の構成を示す断面図である。図1に示すように、パッド装置100は、プリント基板10と、絶縁スペーサ20と、カーボンシート30と、ゴムパッド40とを積層してなる装置である。ここで、プリント基板10は、絶縁基板11に対し、金メッキパターン12を積層してなる基板である。カーボンシート30は、可撓性フィルムであるPET(ポリエチレンテレフタラート)フィルム31に対し、カーボンインク層32を塗布してなるシートである。カーボンインク層32は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)粒子を含有している。カーボンインク層32のPETフィルム31への塗布は、例えばスクリーン印刷により行われる。カーボンシート30は、カーボンインク層32をプリント基板10の金メッキパターン12に対向させ、プリント基板10上に積層される。絶縁スペーサ20は、カーボンシート30をプリント基板10から離間させる。この絶縁スペーサ20は、矩形の四辺をなすように積層された壁状の絶縁スペーサであってもよく、複数の円柱状または角柱状の絶縁スペーサであってもよい。ゴムパッド40は、演奏者の指によって打撃されることによりカーボンシート30を押圧する押圧部である。この押圧部による押圧によってカーボンシート30が撓み、カーボンシート30のカーボンインク層32がプリント基板10の金メッキパターン12と接触する。
(【0011】以降は省略されています)
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