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公開番号2025068091
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2025025953,2021528220
出願日2025-02-20,2020-06-15
発明の名称信号処理装置、弦楽器、及びプログラム
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G10H 1/053 20060101AFI20250417BHJP(楽器;音響)
要約【課題】演奏に応じて、イコライザの設定をダイナミックに変更する。
【解決手段】弦楽器の運指に関する運指情報を取得する取得部と、パラメータとして、周波数及びレベル調整情報をイコライザに設定する設定部とを備え、前記周波数は前記運指情報に対応する周波数であり、前記レベル調整情報は前記周波数の音信号の信号レベルに応じて該信号レベルを調整する情報であり、前記設定部は前記運指情報が変更された場合に前記周波数を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
弦楽器の運指に関する運指情報を取得する取得部と、
パラメータとして、周波数及びレベル調整情報をイコライザに設定する設定部とを備え、
前記周波数は前記運指情報に対応する周波数であり、
前記レベル調整情報は前記周波数の音信号の信号レベルに応じて該信号レベルを調整する情報であり、
前記設定部は前記運指情報が変更された場合に前記周波数を変更する
信号処理装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
弦楽器によって発せられる振動に関する振動情報、または、弦楽器によって発せられる音の高さに関する音高情報を取得する取得部と、
パラメータとして、周波数及びレベル調整情報をイコライザに設定する設定部とを備え、
前記周波数は前記弦楽器の運指に関する運指情報に対応する周波数であり、
前記レベル調整情報は前記周波数の音信号の信号レベルに応じて該信号レベルを調整する情報であり、
前記設定部は前記運指情報が変更された場合に前記周波数を変更する
信号処理装置。
【請求項３】
前記設定部は、
前記レベル調整情報として、前記周波数の音信号の信号レベルが、所定の閾値以上である場合に、前記周波数の音信号の信号レベルを低下させるための情報を前記イコライザに設定する
請求項１または請求項２に記載の信号処理装置。
【請求項４】
音信号に、前記パラメータが設定されたイコライザによる音信号処理を実行して、出力音信号を得る処理部と、
前記得られた出力音信号を出力する出力部と
をさらに備える請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の信号処理装置。
【請求項５】
前記周波数は、前記運指情報に対応する基音及び倍音の周波数を含み、
前記設定部は、前記パラメータとして、前記基音及び前記倍音の周波数の音信号の信号レベルを調整するためのレベル調整情報を前記イコライザに設定する
請求項１から請求項４のいずれか一項に記載の信号処理装置。
【請求項６】
前記運指情報は、前記弦楽器の運指に用いられる弦番号を示す弦番号情報を含み、
前記設定部は、前記弦番号情報に基づいて、前記弦楽器の弦ごとの運指に対応させて前記パラメータを前記イコライザに設定する
請求項１から請求項５のいずれか一項に記載の信号処理装置。
【請求項７】
前記運指情報と前記パラメータを対応付ける設定情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記設定部は、前記設定情報に基づいて、前記パラメータを前記イコライザに設定する
請求項１から請求項６のいずれか一項に記載の信号処理装置。
【請求項８】
請求項１から請求項７のいずれか一項に記載の信号処理装置
を備える弦楽器。
【請求項９】
コンピュータに、
弦楽器の運指に関する運指情報を取得し、
前記取得された運指情報に基づいて、パラメータとして、前記運指情報に対応する周波数に変更し、変更された前記周波数の音信号の信号レベルに応じて、該信号レベルを調整するためのレベル調整情報をイコライザに設定する処理を行う
ことを実行させるためのプログラム。
【請求項１０】
コンピュータに、
弦楽器によって発せられる振動に関する振動情報、または、弦楽器によって発せられる音の高さに関する音高情報を取得し、
前記取得された情報に基づいて、パラメータとして、前記取得された情報に対応する周波数に変更し、変更された前記周波数の音信号の信号レベルに応じて、該信号レベルを調整するためのレベル調整情報をイコライザに設定する設定する処理を行う
ことを実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、信号処理装置、弦楽器、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、イコライザ（ＥＱ）を用いて楽器演奏のハウリング等の問題を解決する信号処理装置が知られている（例えば、特許文献１を参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１７／１２６２８１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述した従来の信号処理装置では、イコライザの周波数等の設定は固定であり、予め設定しておく必要があった。また、従来の信号処理装置では、周波数等の設定を一度設定すると、演奏中にダイナミック（動的）に変更することは困難であった。
【０００５】
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、演奏に応じて、イコライザの設定をダイナミックに変更することができる信号処理装置、弦楽器、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、弦楽器の運指に関する運指情報を取得する取得部と、パラメータとして、周波数及びレベル調整情報をイコライザに設定する設定部とを備え、前記周波数は前記運指情報に対応する周波数であり、前記レベル調整情報は前記周波数の音信号の信号レベルに応じて該信号レベルを調整する情報であり、前記設定部は前記運指情報が変更された場合に前記周波数を変更する信号処理装置である。
【０００７】
また、本発明の一態様は、弦楽器によって発せられる振動に関する振動情報、または、弦楽器によって発せられる音の高さに関する音高情報を取得する取得部と、パラメータとして、周波数及びレベル調整情報をイコライザに設定する設定部とを備え、前記周波数は前記弦楽器の運指に関する運指情報に対応する周波数であり、前記レベル調整情報は前記周波数の音信号の信号レベルに応じて該信号レベルを調整する情報であり、前記設定部は前記運指情報が変更された場合に前記周波数を変更する信号処理装置である。
【０００８】
また、本発明の一態様は、コンピュータに、弦楽器の運指に関する運指情報を取得し、前記取得された運指情報に基づいて、パラメータとして、前記運指情報に対応する周波数に変更し、変更された前記周波数の音信号の信号レベルに応じて、該信号レベルを調整するためのレベル調整情報をイコライザに設定する処理を行うことを実行させるためのプログラムである。
【０００９】
また、本発明の一態様は、コンピュータに、弦楽器によって発せられる振動に関する振動情報、または、弦楽器によって発せられる音の高さに関する音高情報を取得し、前記取得された情報に基づいて、パラメータとして、前記取得された情報に対応する周波数に変更し、変更された前記周波数の音信号の信号レベルに応じて、該信号レベルを調整するためのレベル調整情報をイコライザに設定する設定する処理を行うことを実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、演奏に応じて、イコライザの設定をダイナミックに変更することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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