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公開番号2025068636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178533
出願日2023-10-17
発明の名称楽音処理装置、方法およびプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類G10H 1/00 20060101AFI20250422BHJP(楽器;音響)
要約【課題】和音演奏をユーザに容易に行わせること。
【解決手段】楽音処理装置は、少なくとも1つのプロセッサと、第1領域を含むメモリと、を備える。少なくとも1つのプロセッサは、発音タイミングがそれぞれ対応付けられている複数の楽音情報を含む曲データの楽音情報を順次読み込み、読み込まれた楽音情報が第1の楽音情報を含む場合、順次、発音タイミングに基づいて第1の楽音情報を第1領域に上書き記憶し、発音タイミングが同じとみなされる2以上の第1の楽音情報が読み込まれた場合には、前記第1領域に記憶されている前記第1の楽音情報を、前記2以上の第1の楽音情報に書き換え、電子楽器の演奏操作子が操作されることにより、第1領域に記憶されている全ての第1の楽音情報に応じた第1の楽音の発音を指示する。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサと、
第1領域を含むメモリと、を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
発音タイミングがそれぞれ対応付けられている複数の楽音情報を含む曲データの前記楽音情報を順次読み込み、
読み込まれた前記楽音情報が第1の楽音情報を含む場合、順次、前記発音タイミングに基づいて前記第1の楽音情報を前記第1領域に上書き記憶し、
前記発音タイミングが同じとみなされる2以上の前記第1の楽音情報が読み込まれた場合には、前記第1領域に記憶されている前記第1の楽音情報を、前記2以上の第1の楽音情報に書き換え、
電子楽器の演奏操作子が操作されることにより、前記第1領域に記憶されている全ての前記第1の楽音情報に応じた第1の楽音の発音を指示する、
楽音処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記2以上の第1の楽音情報の前記発音タイミングの時間差が第1の閾値以下の場合、前記2以上の第1の楽音情報の前記発音タイミングを同じとみなす、
請求項1に記載の楽音処理装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記曲データのテンポに応じて前記第1の閾値を変える、
請求項2に記載の楽音処理装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1領域に上書き記憶される前記第1の楽音情報の数を記憶し、
前記操作されたタイミングで前記数を取得し、
前記第1領域に記憶されている、前記取得された前記数の、前記第1の楽音情報に応じた、前記第1の楽音の発音を指示する、
請求項1に記載の楽音処理装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記演奏操作子が操作されない場合、前記第1領域に記憶されている前記第1の楽音情報に応じた前記第1の楽音の発音を指示しない、
請求項1に記載の楽音処理装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
発音中の前記第1の楽音に対応するノートオフメッセージを前記曲データから読み込んだ場合にも、前記第1の楽音を消音しない、
請求項1に記載の楽音処理装置。
【請求項7】
前記曲データは、前記第1の楽音情報と第2の前記楽音情報を含み、
前記第1の楽音情報は、第1のパートのノートに関する情報であり、
前記第2の楽音情報は、前記第1のパートと異なる第2のパートのノートに関する情報であり、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
読み込まれた前記楽音情報が前記第2の楽音情報を含む場合、前記第2の楽音情報を前記第1領域に記憶させずに、前記第2の楽音情報の前記発音タイミングで、前記第2の楽音情報に応じた第2の楽音の発音を指示する、
請求項1から請求項6の何れか一項に記載の楽音処理装置。
【請求項8】
前記第1の楽音情報は、ノートナンバである、
請求項1に記載の楽音処理装置。
【請求項9】
発音タイミングがそれぞれ対応付けられている複数の楽音情報を含む曲データの前記楽音情報を順次読み込み、
読み込まれた前記楽音情報が第1の楽音情報を含む場合、順次、前記発音タイミングに基づいて、前記第1の楽音情報を、メモリの第1領域に、上書き記憶し、
前記発音タイミングが同じとみなされる2以上の前記第1の楽音情報が読み込まれた場合には、前記第1領域に記憶されている前記第1の楽音情報を、前記2以上の第1の楽音情報に書き換え、
電子楽器の演奏操作子が操作されることにより、前記第1領域に記憶されている全ての前記第1の楽音情報に応じた第1の楽音の発音を指示する、処理を、コンピュータに実行させる、
方法。
【請求項10】
発音タイミングがそれぞれ対応付けられている複数の楽音情報を含む曲データの前記楽音情報を順次読み込み、
読み込まれた前記楽音情報が第1の楽音情報を含む場合、順次、前記発音タイミングに基づいて、前記第1の楽音情報を、メモリの第1領域に、上書き記憶し、
前記発音タイミングが同じとみなされる2以上の前記第1の楽音情報が読み込まれた場合には、前記第1領域に記憶されている前記第1の楽音情報を、前記2以上の第1の楽音情報に書き換え、
電子楽器の演奏操作子が操作されることにより、前記第1領域に記憶されている全ての前記第1の楽音情報に応じた第1の楽音の発音を指示する、処理を、コンピュータに実行させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、楽音処理装置、方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子楽器に対するユーザの演奏操作を補助する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1では、ユーザは、和音のなかの特定の音にだけ目印を付けることができる。和音を構成する他の音(目印が付けられていない音)に対応する演奏操作子をユーザが操作すると、操作された演奏操作子に対応する音と、目印が付けられた音が、演奏操作のタイミングで同時に発音される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-72387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、ユーザは、和音を構成する他の音(目印が付けられていない音)に対応する演奏操作子を適時に操作しなければ、和音を発音させることができない。そのため、特許文献1は、和音演奏をユーザに容易に行わせるという観点において改良の余地がある。
【0006】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、和音演奏をユーザに容易に行わせることができる楽音処理装置、方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る楽音処理装置は、少なくとも1つのプロセッサと、第1領域を含むメモリと、を備える。前記少なくとも1つのプロセッサは、発音タイミングがそれぞれ対応付けられている複数の楽音情報を含む曲データの前記楽音情報を順次読み込み、読み込まれた前記楽音情報が第1の楽音情報を含む場合、順次、前記発音タイミングに基づいて前記第1の楽音情報を前記第1領域に上書き記憶し、前記発音タイミングが同じとみなされる2以上の前記第1の楽音情報が読み込まれた場合には、前記第1領域に記憶されている前記第1の楽音情報を、前記2以上の第1の楽音情報に書き換え、電子楽器の演奏操作子が操作されることにより、前記第1領域に記憶されている全ての前記第1の楽音情報に応じた第1の楽音の発音を指示する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施形態によれば、和音演奏をユーザに容易に行わせることができる楽音処理装置、方法およびプログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る楽器システムの構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る楽音処理装置、方法およびプログラムの概要を説明する図である。
本発明の一実施形態において楽音処理装置に備えられるプロセッサが実行する処理のフローチャートである。
図3のステップS104の楽曲進行処理のサブルーチンである。
図3のステップS104の楽曲進行処理のサブルーチンである。
発音タイミングと消音タイミングを説明する図である。
図3のステップS105の演奏操作処理のサブルーチンである。
図3のステップS105の演奏操作処理のサブルーチンである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を参照して、本発明の一実施形態に係る楽音処理装置、コンピュータの一例である楽音処理装置で実行される方法およびプログラムについて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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