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公開番号
2025082753
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023196300
出願日
2023-11-17
発明の名称
音鳴らし具
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G10K
3/00 20060101AFI20250522BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】
大きな音を鳴らすことができる音鳴らし具を、簡素で耐久性のある構造で実現する。
【解決手段】
音鳴らし具10を、対向するように配された一対の揺動部11a,11aと、それぞれの揺動部11aの基端部α
1
を連結する連結部11bとを発泡樹脂で一体的に形成した本体11と、一対の揺動部11a,11aの先端部α
3
における内向面に取り付けられた一対の硬質板12,12とを備えたものとし、本体11の連結部11b付近を片側の手で握り、一方の揺動部11aにおける中間部α
2
の外向面を反対側の手に打ち付けた際に、他方の揺動部11aが一方の揺動部11aに近づき、一対の硬質板12,12が互いに接触することによって、打音が発生するようにした
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対向するように配された一対の揺動部と、それぞれの揺動部の基端部を連結する連結部とを発泡樹脂で一体的に形成した本体と、
一対の揺動部の先端部における内向面に取り付けられた一対の硬質板と
を備え、
本体の連結部付近を片側の手で握り、一方の揺動部における先端部と基端部との間に位置する中間部の外向面を反対側の手に打ち付けた際に、他方の揺動部が一方の揺動部に近づき、一対の硬質板が互いに接触することによって、打音が発生するようにした
ことを特徴とする音鳴らし具。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
硬質板が、一対の揺動部の先端部から中間部に至る範囲にわたって連続的に設けられた請求項1記載の音鳴らし具。
【請求項3】
一対の揺動部の外周面が、樹脂製のシュリンクフィルムからなる表皮によって覆われた請求項2記載の音鳴らし具。
【請求項4】
硬質板の基端縁及び先端縁が、表皮によって覆われた請求項3記載の音鳴らし具。
【請求項5】
連結部に引き裂け防止穴が設けられた請求項1~4いずれか記載の音鳴らし具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポーツの試合会場等で音を鳴らす際に用いることができる音鳴らし具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
野球やバスケットボール等の試合会場では、選手を応援するために、物を叩いて音を鳴らすことが行われている。音を鳴らす道具(音鳴らし具)としては、これまでに、各種のものが提案されている。例えば、特許文献1の図3や、特許文献2の図3に示されるように、厚紙をハリセン状に折り曲げて形成したもの(以下において「厚紙製の音鳴らし具」と呼ぶことがある。)や、特許文献3の図4や、特許文献4の図4に示されるように、合成樹脂を特定形状に形成したもの(以下において「合成樹脂製の音鳴らし具」と呼ぶことがある。)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3022916号公報
特開2010-271651号公報
実用新案登録第3019119号公報
特開2001-117565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、厚紙製の音鳴らし具は、会場で響く大きな音を鳴らしにくいという課題があった。また、大きな音を鳴らそうとして強くたたくと、厚紙が破れてしまう等、破損しやすいという課題もあった。一方、合成樹脂製の音鳴らし具は、複数のパーツをヒンジを介して連結する等、構造が複雑になりやすく、製造コストが高くなるという課題があった。また、互いに打ち付けられるパーツの間に指等を挟むおそれがあり、小さな子供が安心して使用しにくいという課題もあった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、大きな音を鳴らすことができる音鳴らし具を、簡素で耐久性のある構造で実現することを目的とする。また、安全性に優れ、小さな子供でも安心して使用することができる音鳴らし具を提供することも、本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題は、
対向するように配された一対の揺動部と、それぞれの揺動部の基端部を連結する連結部とを発泡樹脂で一体的に形成した本体と、
一対の揺動部の先端部における内向面に取り付けられた一対の硬質板と
を備え、
本体の連結部付近を片側の手で握り、一方の揺動部における先端部と基端部との間に位置する中間部の外向面を反対側の手に打ち付けた際に、他方の揺動部が一方の揺動部に近づき、一対の硬質板が互いに接触することによって、打音が発生するようにした
ことを特徴とする音鳴らし具
を提供することによって解決される。
【0007】
本発明の音鳴らし具は、発泡樹脂の一体成形品からなる本体に、一対の硬質板を取り付けただけの簡素な構造を有している。このため、音鳴らし具の製造コストを抑えるだけでなく、音鳴らし具の耐久性を高めることもできる。また、本発明の音鳴らし具では、その大部分(本体)が、弾力性を有する発泡樹脂によって形成されている。このため、本発明の音鳴らし具は、小さな子供が使用してもケガをしにくい等、安全性に優れたものとなっている。さらに、本発明の音鳴らし具では、発泡樹脂で形成された揺動部のしなりによって揺動部の先端部の硬質板が強く打ち付けられるため、試合会場等で響きやすい大きな音を鳴らすこともできる。
【0008】
本発明の音鳴らし具において、硬質板は、一対の揺動部の先端部にだけ設けていてもよいが、一対の揺動部の先端部から中間部に至る範囲にわたって連続的に設けることが好ましい。これにより、揺動部のコシを強くすることができる。このため、揺動部がしなりやすくして、さらに大きな音が鳴りやすくすることや、音鳴らし具の耐久性をさらに高めることが可能になる。
【0009】
本発明の音鳴らし具においては、一対の揺動部の外周面を、樹脂製のシュリンクフィルムからなる表皮によって覆うことも好ましい。これにより、発泡樹脂からなる揺動部を汚れや湿気から保護することが可能になる。また、揺動部のコシをさらに強くして、揺動部をさらにしなりやすくし、さらに大きな音を鳴らすことも可能になる。さらに、表皮には、文字や図柄等を表すこともできるので、音鳴らし具のデザイン性を高めることもできる。
【0010】
ただし、揺動部の外周面を表皮で覆うと、表皮にシワが形成されるおそれがある。特に、音鳴らし具を繰り返し使用するうちに、揺動部に対して表皮がズレ動くおそれがある。このため、本発明の音鳴らし具において、表皮を設ける場合には、硬質板の基端縁及び先端縁を、表皮によって覆うことが好ましい。これにより、硬質板の基端縁と先端縁とに表皮を引っ掛けた状態とすることで、揺動部に対して表皮がズレ動きにくくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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