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公開番号2025065163
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2025008349
出願日2025-01-21
発明の名称防音材を充填した金属パイプ
出願人株式会社田中
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類G10K 11/16 20060101AFI20250410BHJP(楽器;音響)
要約【課題】金属音による騒音を低減させた金属パイプを提供する。
【解決手段】繊維材料を充填することにより、金属特有の衝撃音を減少させた建設現場用金属パイプ。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
繊維材料が充填された、金属特有の衝撃音を減少させた建設現場用金属パイプ。
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
前記繊維材料は不織布である請求項１に記載の建設現場用金属パイプ。
【請求項３】
前記繊維材料は金属パイプ内に繊維を吹き付けて充填させる請求項１に記載の建設現場用金属パイプ。
【請求項４】
繊維材料が充填された金属パイプの製造方法であって、
前記繊維材料は袋に圧縮された状態で前記金属パイプに挿入し、挿入後に前記袋を破って前記金属パイプに充填するか、前記繊維材料を金属パイプ内に吹き付けて充填するものである繊維材料が充填された建設現場用金属パイプの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、建設現場における足場や防護柵に用いられる金属パイプに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
建設現場では単管パイプやくさび式足場など、金属パイプによる足場や防護柵が用いられてきた。これらの金属パイプは、運搬時や組み立ての際に金属パイプ同士がぶつかったり、金属をハンマーで打ち込んだりした時に金属音が発生し、騒音対策が求められてきた。
【０００３】
そこで、騒音対策として防音シートを用いた対策や金属パイプ内にゴムシートを丸めて挿入したり、金属パイプの内側に気泡シートを接着したりする方法があった。（例えば特許文献１参照）しかし、防音シートを用いた騒音対策は足場や防護柵を組み立てる前に設置できないことが多く、ゴムシートを丸めて金属パイプに挿入する方法は重量が重くなり、作業性や足場の最大積載耐荷に負担となる。また気泡シートを接着する方法はくさび式足場の金属パイプには接着しにくかったり、気泡シートが接着されていない場所で金属音が発生した場合、金属パイプの空洞から音が漏れたりして十分な騒音対策とは言えなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
実用新案登録第３００５５００号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
金属パイプによる騒音を低減させるため、本発明では繊維を充填させた金属パイプ、および該金属パイプの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の金属パイプは、パイプ内に合成繊維や天然繊維による防音材を充填することを特徴とする。
【０００７】
［１］繊維材料が充填された、金属特有の衝撃音を減少させた建設現場用金属パイプ。
［２］前記繊維材料は不織布である［１］に記載の建設現場用金属パイプ。
［３］前記繊維材料は金属パイプ内に繊維を吹き付けて充填させる［１］または［２］に記載の建設現場用金属パイプ。
［４］繊維材料が充填された金属パイプの製造方法であって、
前記繊維材料は袋に圧縮された状態で前記金属パイプに挿入し、挿入後に前記袋を破って前記金属パイプに充填するか、前記繊維材料を金属パイプ内に吹き付けて充填するものである繊維材料が充填された建設現場用金属パイプの製造方法。
【発明の効果】
【０００８】
繊維材料を金属パイプに充填することにより、金属パイプの打撃時に発生する振動が抑えられ、金属音の大きさや持続時間を低減させることができる。
【０００９】
繊維材料をパイプの両端部に充填させることにより、金属パイプ内部で発生した音が金属パイプの端部から漏れにくくなるため、打撃音を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の防音材を充填した金属パイプの一例であって、充填材として不織布を用いた図である。
本発明の防音材を充填した金属パイプの一例であって、充填材として綿状の繊維を用いた図である。
特許文献１の金属パイプの内側に気泡シートを接着した金属パイプの図である。
本発明の防音材を充填した金属パイプの一例であって、充填材を充填させたくさびの付いた足場用手すりの図である。
本発明の防音材を充填したパイプの端部にシールを取り付けた図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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