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公開番号2025082210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195533
出願日2023-11-16
発明の名称防音材
出願人株式会社イノアックコーポレーション
代理人個人,個人
主分類G10K 11/16 20060101AFI20250521BHJP(楽器;音響)
要約【課題】防音性を向上した発泡樹脂層を含む防音材を提供する。
【解決手段】防音材10は、発泡樹脂層11の少なくとも一部に、発泡樹脂層11の厚さ方向に分離可能な分離部20が形成される。分離部20は、互いに非接着状態で面当接している。発泡樹脂層11のうち切れ込み21の両側の部分が、互いに面当接する分離部20になっている。発泡樹脂層11が矩形状をなしている場合には、その4辺部から内部に切れ込み21が延びている。分離部20において、切れ込み21により音源との対向方向(厚さ方向)で分断されているので、音源からの振動の固体伝播を抑制することが可能となる。また、発泡樹脂層11に、厚さ方向で分断されていない繋がり部22が設けられているので、発泡樹脂層11の全体が厚さ方向で分断されている場合に比べて、部品点数の増加を抑えることができ、防音材10の組付け作業を容易にすることが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
発泡樹脂層を含む防音材であって、
前記発泡樹脂層の少なくとも一部に、前記発泡樹脂層の厚さ方向に分離可能で互いに面当接した分離部が設けられている防音材。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記発泡樹脂層には、前記厚さ方向から見たときに、その一部を前記厚さ方向に分割する切れ込みが形成されており、前記切れ込みの両側が互いに面当接する前記分離部になっている請求項1に記載の防音材。
【請求項3】
前記切れ込みは、前記厚さ方向でずれて複数形成されている請求項2に記載の防音材。
【請求項4】
前記厚さ方向から見たときに、前記切れ込みの形成面積の合計が、前記発泡樹脂層の面積の半分以上になっている請求項3に記載の防音材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、防音材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来の防音材として、発泡樹脂層を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実全昭58-086344(第2頁第12行目~第3頁第9行目及び図面参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の防音材に対し、防音性の向上が可能な技術の開発が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の一態様は、発泡樹脂層を含む防音材であって、前記発泡樹脂層の少なくとも一部に、前記発泡樹脂層の厚さ方向に分離可能で互いに面当接した分離部が設けられている防音材である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1Aは、第1実施形態の(実施例2の)防音材の側断面図、図1Bは、防音材の図1AにおけるA-A線断面図
図2は、防音材を備える防音構造の側断面図
図3Aは、実施例1の防音材の側断面図、図3Bは、防音材の図3AにおけるB-B線断面図
図4Aは、実施例3の防音材の側断面図、図4Bは、防音材の図4AにおけるC-C線断面図、図4Cは、防音材の図4AにおけるD-D線断面図
図5Aは、実施例4の防音材の側断面図、図5Bは、防音材の図5AにおけるE-E線断面図、図5Cは、防音材の図5AにおけるF-F線断面図
図6は、実施例5の防音材の側断面図
図7は、音響透過損失の試験室の概略断面図
図8は、実施例及び比較例の周波数毎の音響透過損失を示す表
図9は、実施例1,3及び比較例1における周波数と音響透過損失との関係を示すグラフ
図10は、実施例5及び比較例2における周波数と音響透過損失との関係を示すグラフ
【発明を実施するための形態】
【0007】
[第1実施形態]
図1Aに示すように、本実施形態の防音材10は、発泡樹脂層11を有している。本実施形態の例では、防音材10は、板状をなしている。防音材10は、例えば、乗り物(例えば車両等)や建物等に設置される。防音材10は、例えば、エンジン等の音源に起因する騒音を防ぐために用いることもでき、この場合、例えば、ダッシュボードのエンジン側の面に取り付ける(例えば貼り合わせる)こともできる。また、防音材10は、例えば、二重壁に挟まれる中材として使用することもできる。
【0008】
防音材10は、本実施形態の例では、平板状になっているが(図1A及び図2参照)、湾曲した板状であってもよい。例えば、防音材10は、防音材10が重ねられて取り付けられる取付部材19のうち防音材10と対向する対向面に対応した形状に形成される。例えば、この対向面が湾曲している場合、該対向面の形状に合わせて防音材10も湾曲した板状に形成されてもよい。なお、取付部材19としては、例えば、車体パネルやダッシュボード等の板状の部材が挙げられ、金属製のもの(例えば鋼板)であってもよいし、樹脂製のものであってもよい。
【0009】
本実施形態の例では、防音材10は、発泡樹脂層11の単層構造をなしているが、発泡樹脂層11にさらに他の層(例えば、発泡樹脂層や非発泡樹脂の樹脂層、繊維層等)が一層又は複数層積層された積層構造をなしていてもよい。このような一又は複数の層は、発泡樹脂層11に、表裏の一方からのみ積層されていてもいし、表裏の両方から積層されてもいてもよい。
【0010】
図2には、防音材10を用いた防音構造の例が示されている。この防音構造では、板状の取付部材19に一方側から防音材10(発泡樹脂層11)が積層され、さらに発泡樹脂層11に一方側から遮音層18(例えばゴムシート等)が積層されている。なお、例えば、発泡樹脂層11と遮音層18が一体化している構成では、これらを含めたものを防音材10(遮音層付きの防音材)と言うこともできる。
(【0011】以降は省略されています)

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