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公開番号2025069413
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2025018317,2022195764
出願日2025-02-06,2020-10-28
発明の名称スピーカ付きパーティションシステム
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類G10K 11/16 20060101AFI20250422BHJP(楽器;音響)
要約【課題】目的の方向以外に回り込みやすい低音成分を低減し、従来よりも音の漏れを防ぐ指向性スピーカを備える放音装置を提供する。
【解決手段】放音装置において、スピーカ付きパーティション10は、平面視上、一部が開放され、一部が遮蔽された音響遮蔽部を構成し、第1の壁面および第2の壁面を有する複数の壁面と、第1の壁面に配置され、音響遮蔽部に対して放音方向を有する平面スピーカ3と、を備え、平面スピーカ3は、振動ユニット30と、振動ユニットのエンクロージャ31と、ヘルムホルツ共鳴器を構成するポート32と、を備え、エンクロージャは第1の壁面に内包されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
平面視上、一部が開放され、一部が遮蔽された音響遮蔽部を構成し、第1の壁面および第2の壁面を有する複数の壁面と、
前記第1の壁面に配置され、前記音響遮蔽部に対して放音方向を有する指向性スピーカと、
を備え、
前記指向性スピーカは、
スピーカユニットと、
前記スピーカユニットのエンクロージャと、
ヘルムホルツ共鳴器を構成する開口部と、
を備え、
前記エンクロージャは前記第1の壁面に内包されていることを特徴とする、
スピーカ付きパーティションシステム。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記指向性スピーカは、音響的に解放されたメッシュまたはパンチングメタルのカバーで覆われている、
請求項1に記載のスピーカ付きパーティションシステム。
【請求項3】
前記ヘルムホルツ共鳴器は前記エンクロージャの背面に備えられることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載のスピーカ付きパーティションシステム。
【請求項4】
前記開口部は前記第1の壁面の正面または平面側に設けられることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載のスピーカ付きパーティションシステム。
【請求項5】
前記エンクロージャは、内部に吸音材を備える、
請求項1または請求項2に記載のスピーカ付きパーティションシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は、指向性スピーカを備える放音装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ヘルムホルツ共鳴器の一例としてバスレフポートを備えたスピーカ構造が開示されている。また、特許文献2には、コールセンタまたはオフィス等の環境で簡易なパーティションを用いて秘守性を高めたハンズフリー通話システムが開示されている。特許文献2のハンズフリー通話システムでは、平面スピーカの放音方向に対して離間した位置に、吸音パネルを設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-114934号公報
特開2010-091777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のヘルムホルツ共鳴器は、低音成分を増強するためのバスレフポートである。特許文献2における平面スピーカの放音方向は、パーティションで囲まれる個々の空間から外に向かっている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、スピーカ付きパーティションシステムは、平面視上、一部が開放され、一部が遮蔽された音響遮蔽部を構成し、第1の壁面および第2の壁面を有する複数の壁面と、前記第1の壁面に配置され、前記音響遮蔽部に対して放音方向を有する指向性スピーカと、を備え、前記指向性スピーカは、スピーカユニットと、前記スピーカユニットのエンクロージャと、ヘルムホルツ共鳴器を構成する開口部と、を備え、前記エンクロージャは前記第1の壁面に内包されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の実施形態によれば、放音装置において、目的の方向以外に回り込みやすい低音成分を低減し、従来よりも音の漏れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
放音装置1を示す斜視図である。
放音装置1の平面図である。
放音装置1の正面図である。
放音装置1の正面図である。
平面スピーカ3の構造を示す横断面図である。
平面スピーカ3の構成を示すブロック図である。
共鳴周波数Frと、振動ユニット30の再生可能下限周波数Fminとの関係を示す図である。
正面にポート32を備える例を示す断面図である。
パーティション10の一部がエンクロージャを兼ねる場合の断面図である。
エンクロージャ31の背面に共鳴管501を備えた場合の断面図である。
共鳴管501の変形例を示す断面図である。
複数の平面スピーカ3を備える放音装置1Aの正面図である。
天面に平面スピーカ3を備える放音装置1Bの構成を示す斜視図である。
ディスプレイ5およびマイク7を備える場合の放音装置1Cの構成を示す斜視図である。
放音装置1Cの正面図である。
ユーザが座ってパーソナルコンピュータ(PC)9を操作する場合の放音装置1Cの正面図である。
移動を補助する補助具であるキャスター110を備えた放音装置1Eの斜視図である。
マスキング音を出力する場合の構成を示す正面図である。
両面に平面スピーカ3を備えた放音装置1Fを半個室に適用した場合の正面図である。
マイク(マイク7またはPC9のマイク)で収音した音信号に基づいて信号処理を行なう平面スピーカ3の構成を示すブロック図である。
周波数500Hz帯域(1/1オクターブバンド)での音圧測定結果を示した図である。
周波数1kHz帯域(1/1オクターブバンド)での音圧測定結果を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、本実施形態の放音装置1を示す斜視図である。図2は、平面図である。図3および図4は、正面図である。
【0009】
放音装置1は、パーティション10および平面スピーカ3を備えている。パーティション10は、本発明の音響遮蔽部である壁面を構成するための板材の一例である。平面スピーカ3は、本発明の指向性スピーカの一例である。
【0010】
パーティション10は、半個室を規定するための部材である。半個室は、一部が音響的に開放され、一部が音響的に遮蔽された音響遮蔽部を有する。パーティション10の壁面は、半個室のうち、当該音響遮蔽部を構成する。パーティション10の壁面は、半個室の右側面、左側面、および背面の3箇所で音響遮蔽部を構成する。半個室の正面および天面は音響的に開放されている。
(【0011】以降は省略されています)

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