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公開番号
2025033375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139063
出願日
2023-08-29
発明の名称
成形体、楽器および楽器部品
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G10D
9/08 20200101AFI20250306BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】本開示は、従来は使用し難かった部位を用いることを可能とすることで、木材の有効活用を図りつつ、この木材の異方性を維持することができる成形体を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の一態様に係る成形体10は、複数の木片1を含む成形体10であって、成形体10は、原材料木材の幹軸方向とそれに直交する方向とにおいて弾性率および強度の異方性を有しており、複数の木片1同士の界面において、木片1の繊維1aが互いに入り組んでいる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の木片を含む成形体であって、
前記成形体は、原材料木材の幹軸方向とそれに直交する方向とにおいて弾性率および強度の異方性を有しており、
前記複数の木片同士の界面において、前記木片の繊維が互いに入り組んでいる成形体。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記複数の木片の木口断面の組織配列が歪曲変形した歪を有する請求項1に記載の成形体。
【請求項3】
前記歪が、前記木片同士の境界部分に存在している請求項2に記載の成形体。
【請求項4】
前記複数の木片が、原材料木材の幹軸方向に相当する繊維の配向方向を長手方向とする長尺状であり、
前記木片の長手方向の連続繊維の長さが10mm以上である請求項1に記載の成形体。
【請求項5】
前記木片は、油溶性の熱可塑性成分を5質量%以上含有する天然木材に由来する請求項1に記載の成形体。
【請求項6】
前記木片は、マメ科、アカテツ科、クスノキ科またはセンダン科の樹木に由来する請求項1に記載の成形体。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の成形体を用いた楽器。
【請求項8】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の成形体を用いた楽器部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、成形体、楽器および楽器部品に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
木管楽器等の楽器では、木材の特性が吹奏性に大きく影響するうえ、節や割れ等の欠点を持つ木材は楽器製造には適さない。一方で、天然木材については、伐採等に起因する資源の減少が深刻化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表平8-509175号公報
特開2019-188648号公報
特開2018-196947号公報
特開2010-184420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
木材の枯渇等の事情に鑑みて、木材の有効利用が検討されている。特許文献1には、木粉と、カーボン等の不連続繊維とを混合して、高温高圧下で円筒形の木管楽器の管体を圧縮成形することが記載されている。特許文献2には、熱硬化性樹脂および潤滑剤組成物を木材に含浸させてなる前駆体を流動成形することが記載されている。特許文献3には、植物系材料が本来有する繊維状細胞の破損を低減した状態で繊維配向度をランダムに均質化し、高密度化して得られた前駆体を流動成形することが記載されている。特許文献4には、繊維長さが50mm以上の複数の木質材とエポキシ樹脂とを含み、各木質材の繊維長方向が相互に一方向に揃えられている積層板が記載されている。
【0005】
特許文献1から3には、短繊維材を金型内で流動成形することでマクロ的な界面が不連続な成形体を形成することが記載されている。しかしながら、特許文献1から3に記載されている技術によると、木材資源の有効活用を図り得る一方、得られた成形体が原材料木材の異方性を維持できず、原材料木材本来の音響性能を発揮し難い。
【0006】
特許文献4には、繊維長方向を揃えつつ、多数の板材を積層して音響板を形成することが記載されている。しかしながら、特許文献4に記載されている技術によると、使用できる木材の部位が限定されやすく、木材資源の有効活用の観点からは課題がある。
【0007】
楽器や楽器部品には、外観や音響的性能等の要求を満たした良質な木材が必要であり、原材料木材の異方性に由来する音響特性は特に重視される。例えば木管楽器では、管体の原材料性能が吹奏性に大きく影響するうえ、天然の原材料を使った楽器には高い付加価値が認められている。
【0008】
本開示は、このような事情に基づいたものであり、本開示の一態様は、従来は使用し難かった部位を用いることを可能とすることで、木材の有効活用を図りつつ、この木材の異方性を維持することができる成形体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本開示の一態様に係る成形体は、複数の木片を含む成形体であって、前記成形体は、原材料木材の幹軸方向とそれに直交する方向とにおいて弾性率および強度の異方性を有しており、前記複数の木片同士の界面において、前記木片の繊維が互いに入り組んでいる。
【0010】
(2)前記(1)において、前記複数の木片の木口断面の組織配列が歪曲変形した歪を有するとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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