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公開番号2025061967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025013830,2024070002
出願日2025-01-30,2019-12-05
発明の名称エレクトリックギターのボディ構造体及びエレクトリックギター
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G10D 1/08 20060101AFI20250403BHJP(楽器;音響)
要約【課題】複数のチェンバーを有するエレクトリックギターのボディの音響現象を制御できるようにする。
【解決手段】互いに間隔をあけて形成された第一チェンバー24及び第二チェンバー24と、第一チェンバー24及び第二チェンバー24を接続するスリット25と、を有するボディ20を備え、第一チェンバー24、第二チェンバー24及びスリット25は、ボディ20の外部に開口しない空洞であるエレクトリックギターのボディ構造体2を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
互いに間隔をあけて形成された第一チェンバー及び第二チェンバーと、前記第一チェンバー及び前記第二チェンバーを接続するスリットと、を有するボディを備え、
前記第一チェンバー、前記第二チェンバー及び前記スリットは、前記ボディの外部に開口しない空洞であるエレクトリックギターのボディ構造体。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第一チェンバー及び前記第二チェンバーの配列方向に直交する前記スリットの断面積は、前記配列方向に直交する前記第一チェンバー及び前記第二チェンバーの断面積よりも小さい請求項1に記載のエレクトリックギターのボディ構造体。
【請求項3】
前記第一チェンバーの容積に対する前記第二チェンバーの容積の比が、70%以上かつ130%以下である請求項1又は請求項2に記載のエレクトリックギターのボディ構造体。
【請求項4】
前記ボディは、前記ボディの厚さ方向に重なり合うことで前記ボディを構成するトップ部材及びバック部材を有し、
前記バック部材の厚さ寸法は、前記トップ部材の厚さ寸法よりも大きい請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエレクトリックギターのボディ構造体。
【請求項5】
前記第一チェンバーは、前記トップ部材に対向する前記バック部材の前面から窪む第一凹部であり、
前記第二チェンバーは、前記トップ部材に対向する前記バック部材の前面から窪む第二凹部である請求項4に記載のエレクトリックギターのボディ構造体。
【請求項6】
前記スリットは、前記トップ部材に対向する前記バック部材の前面から窪む第三凹部である請求項5に記載のエレクトリックギターのボディ構造体。
【請求項7】
前記第三凹部の深さ寸法は、前記第一凹部の深さ寸法及び前記第二凹部の深さ寸法と同じである請求項6に記載のエレクトリックギターのボディ構造体。
【請求項8】
前記第三凹部の深さ寸法は、前記第一凹部の深さ寸法及び前記第二凹部の深さ寸法よりも小さい請求項6に記載のエレクトリックギターのボディ構造体。
【請求項9】
前記第一凹部と前記第二凹部との間には、前記バック部材の前面から窪まない非凹部分が設けられている請求項5から請求項8のいずれか一項に記載のエレクトリックギターのボディ構造体。
【請求項10】
前記スリットには、第一スリットと、前記第一スリットに対して間隔をあけて位置する第二スリットとがあり、
前記第一スリットと前記第二スリットとの間に前記非凹部分が配置される請求項9に記載のエレクトリックギターのボディ構造体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エレクトリックギターのボディ構造体及びエレクトリックギターに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アコースティックギターやバイオリンなどの弦楽器が有する中空のボディのうち胴板の内側に複数の溝を設けることで、美しく響きのある音を奏でることができる技術が開示されている。美しく響きのある音は、ボディの音響現象を適切に制御することで得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-154662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、エレクトリックギターなどのボディには、その内部に軽量化用のチェンバー(空洞)を複数設けたものがある。しかしながら、この種のボディにおいてほぼ同じ容積のチェンバーが複数存在すると、複数のチェンバーの共鳴周波数がほぼ等しくなってしまうため、ボディの音響現象の制御が必要となる。なお、エレクトリックギターのボディのチェンバーの内面に、特許文献1のような複数の溝を設けても、ボディの音響現象を制御することは難しい。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、複数のチェンバーを有するボディの音響現象を制御できるエレクトリックギターのボディ構造体及びこれを備えるエレクトリックギターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一の態様は、互いに間隔をあけて形成された第一チェンバー及び第二チェンバーと、前記第一チェンバー及び前記第二チェンバーを接続するスリットと、を有するボディを備え、前記第一チェンバー及び前記第二チェンバー及び前記スリットは、前記ボディの外部に開口しない空洞であるエレクトリックギターのボディ構造体である。
【0007】
本発明の第二の態様は、前記ボディ構造体を備えるエレクトリックギターである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数のチェンバーを有するエレクトリックギターのボディの音響現象を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るエレクトリックギターをボディの前面側から見た平面図である。
図1のエレクトリックギターのボディを構成するバック部材をその前面側から見た平面図である。
図2のバック部材における2個のチェンバー及びスリットを示す拡大斜視図である。
本発明の他の実施形態に係るエレクトリックギターのボディの要部を示す拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~3を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るエレクトリックギター1は、ボディ構造体2と、ネック3と、弦4と、を備える。
ネック3は、ボディ構造体2の端部に接続され、ボディ構造体2から離れる方向(図1において上方向)に延びる。ネック3の長手方向の先端部をなすヘッド5には、弦4の端部を巻き付けるペグ6が設けられている。弦4は、ネック3の長手方向に沿って張られる。
(【0011】以降は省略されています)

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