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公開番号2025086813
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023201115
出願日2023-11-28
発明の名称カラオケ装置
出願人株式会社第一興商
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G10K 15/04 20060101AFI20250602BHJP(楽器;音響)
要約【課題】カラオケ歌唱において、バスドラムに対応するボイスパーカッションが行われているかどうかを判定することが可能なカラオケ装置を提供する。
【解決手段】第1のタイミングにおいて検出された音量が第1の所定値未満であり、第2のタイミングにおいて検出された音量が当該第1の所定値以上であり、且つ一のビートから次のビートまでの間に第3のタイミングがある場合、第1のタイミングから第3のタイミングまでの区間を判定区間として特定する特定部、特定された判定区間に含まれる検出されたピッチのうち、ピッチの値が第2の所定値以下であるピッチが所定割合以上ある場合、一のビートに対してバスドラムに対応するボイスパーカッションが行われていると判定する判定部を有するカラオケ装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
歌唱者による楽曲のカラオケ歌唱により得られた歌唱音声信号から、所定区間毎に音量及びピッチを検出する検出部と、
前記楽曲のテンポ情報に基づいて、当該楽曲を構成する複数のビートを取得する取得部と、
取得された一のビートの直前のタイミングである第1のタイミングにおいて検出された音量が第1の所定値未満であり、当該一のビートのタイミングである第2のタイミングにおいて検出された音量が当該第1の所定値以上であり、且つ当該一のビートから次のビートまでの間に、検出された音量が当該第1の所定値未満となる第3のタイミングがある場合、当該第1のタイミングから当該第3のタイミングまでの区間を判定区間として特定する特定部と、
特定された前記判定区間に含まれる検出された前記ピッチのうち、ピッチの値が第2の所定値以下であるピッチが所定割合以上ある場合、前記一のビートに対してバスドラムに対応するボイスパーカッションが行われていると判定する判定部と、
を有するカラオケ装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記判定部は、少なくとも2つのビートそれぞれについて判定区間が特定され、且つ特定された当該判定区間に含まれる検出されたピッチのうち、ピッチの値が第2の所定値以下であるピッチが所定割合以上ある場合に、前記バスドラムに対応するボイスパーカッションが行われていると判定することを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
【請求項3】
歌唱者が選曲した楽曲のカラオケ演奏を行うよう演奏手段を制御する演奏制御部を有し、
前記演奏制御部は、前記バスドラムに対応するボイスパーカッションが行われていると判定された場合、前記楽曲のカラオケ演奏のうち、バスドラムの楽器パートのカラオケ演奏、またはバスドラムを含むドラムセットの楽器パートのカラオケ演奏を休止するよう前記演奏手段を制御することを特徴とする請求項2記載のカラオケ装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記楽曲のカラオケ歌唱を行う歌唱者を撮影して得られた映像を解析し、当該歌唱者がボイスパーカッションを行う姿勢をとっている場合に、前記バスドラムに対応するボイスパーカッションを行っていると判定することを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
【請求項5】
歌唱者が選曲した楽曲のカラオケ演奏を行うよう演奏手段を制御する演奏制御部を有し、
前記演奏制御部は、ある演奏区間において前記バスドラムに対応するボイスパーカッションが行われていると判定された場合、当該バスドラムに対応するボイスパーカッションが行われている演奏区間以降のカラオケ演奏を行い、ある演奏区間において前記バスドラムに対応するボイスパーカッションが行われていないと判定された場合、当該ある演奏区間のカラオケ演奏を再度行うよう、前記演奏手段を制御することを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
【請求項6】
前記第2の所定値は、5,200centであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のカラオケ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
カラオケ装置は、マイクを介して入力された歌唱音声から抽出した歌唱音声データと、カラオケ演奏された楽曲の主旋律を示すリファレンスデータとを比較することにより、カラオケ歌唱の巧拙を採点する採点機能を搭載している。
【0003】
たとえば、特許文献1には、カラオケ歌唱者の歌唱音声信号から音高データ、音量データを抽出し、ガイドメロディと比較することによって、歌唱者の歌唱の巧拙を採点評価するカラオケ装置が開示されている。
【0004】
また、カラオケ歌唱の際にボイスパーカッションを行う歌唱者もいる。ボイスパーカッションは、ドラムセット(バスドラム、スネア、ハイハット等)などの打楽器の奏でる音色を口で表現する技術である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-69216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、カラオケ歌唱において、バスドラムに対応するボイスパーカッションが行われているかどうかを判定することが可能なカラオケ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、バスドラムのように聴こえる歌唱音声信号に含まれる音量及びピッチを解析したところ、一のビートの直前のタイミングである第1のタイミングにおいて検出された音量が第1の所定値未満であり、当該一のビートのタイミングである第2のタイミングにおいて検出された音量が当該第1の所定値以上であり、且つ当該一のビートから次のビートまでの間に、検出された音量が当該第1の所定値未満となる第3のタイミングがある場合に特定される第1のタイミングから第3のタイミングまでの判定区間において、当該判定区間に含まれるピッチのうち、ピッチの値が第2の所定値以下であるピッチが所定割合以上あることを見出した。本発明はこの発見に基づき完成されたものであって、検出した音量及びピッチを用いて、バスドラムに対応するボイスパーカッションを判定することができる技術である。
【0008】
具体的に、上記目的を達成するための発明は、歌唱者による楽曲のカラオケ歌唱により得られた歌唱音声信号から、所定区間毎に音量及びピッチを検出する検出部と、前記楽曲のテンポ情報に基づいて、当該楽曲を構成する複数のビートを取得する取得部と、取得された一のビートの直前のタイミングである第1のタイミングにおいて検出された音量が第1の所定値未満であり、当該一のビートのタイミングである第2のタイミングにおいて検出された音量が当該第1の所定値以上であり、且つ当該一のビートから次のビートまでの間に、検出された音量が当該第1の所定値未満となる第3のタイミングがある場合、当該第1のタイミングから当該第3のタイミングまでの区間を判定区間として特定する特定部と、特定された前記判定区間に含まれる検出された前記ピッチのうち、ピッチの値が第2の所定値以下であるピッチが所定割合以上ある場合、前記一のビートに対してバスドラムに対応するボイスパーカッションが行われていると判定する判定部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、カラオケ歌唱において、バスドラムに対応するボイスパーカッションが行われているかどうかを判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係るカラオケ装置を示す図である。
実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。
実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
実施形態に係る音量と時刻の関係を示した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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