TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025038682
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145432
出願日
2023-09-07
発明の名称
板材、楽器及び弦楽器
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G10D
3/22 20200101AFI20250312BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】特定の木材以外の素材からなる板材であっても、適度に柔らかい音を発生することが可能な板材を提供する。
【解決手段】板厚方向Zと板厚方向Zに直交して第一方向Yとを含む平面における第一せん断弾性率が、板厚方向Zと板厚方向Z及び第一方向Yに直交する第二方向Xとを含む平面における第二せん断弾性率よりも低く、内部に、第一方向Y及び第二方向Xを含む面方向に間隔をあけて並ぶ複数の空隙2を有する板材1を提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
板厚方向と前記板厚方向に直交する第一方向とを含む平面における第一せん断弾性率が、前記板厚方向と前記板厚方向及び前記第一方向に直交する第二方向とを含む平面における第二せん断弾性率よりも低く、
内部に、前記第一方向及び前記第二方向を含む面方向に間隔をあけて並ぶ複数の空隙を有する板材。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第二方向における前記空隙の第二寸法が、前記第一方向における前記空隙の第一寸法よりも大きい請求項1に記載の板材。
【請求項3】
前記面方向において隣り合う前記空隙を区画する区画壁を含み、
前記区画壁には、前記第一方向を壁厚方向とする第一区画壁と、前記第二方向を壁厚方向とする第二区画壁と、があり、
前記第二区画壁のせん断弾性率が、前記第一区画壁のせん断弾性率よりも低い請求項1又は請求項2に記載の板材。
【請求項4】
前記面方向において隣り合う前記空隙を区画する区画壁を含み、
前記区画壁には、前記第一方向を壁厚方向とする第一区画壁と、前記第二方向を壁厚方向とする第二区画壁と、があり、
前記第一区画壁の厚さ寸法が前記第二区画壁の厚さ寸法よりも大きい請求項1又は請求項2に記載の板材。
【請求項5】
前記面方向において隣り合う前記空隙を区画する区画壁を含み、
前記区画壁には、隣り合う前記空隙をつなげる複数の貫通孔が形成され、
前記第一方向に射影した前記貫通孔の第一面積の合計が、前記第二方向に射影した前記貫通孔の第二面積の合計よりも小さい請求項1又は請求項2に記載の板材。
【請求項6】
前記面方向において隣り合う前記空隙を区画する区画壁を含み、
前記区画壁には、隣り合う前記空隙をつなげる複数の貫通孔が形成され、
前記区画壁には、前記第一方向を壁厚方向とする第一区画壁と、前記第二方向を壁厚方向とする第二区画壁と、があり、
前記貫通孔には、前記第一区画壁に形成された第一貫通孔と、前記第二区画壁に形成された第二貫通孔と、があり、
前記第一方向から見た前記第一貫通孔の平面視形状と前記第二方向から見た前記第二貫通孔の平面視形状とが異なることで、前記第二区画壁のせん断弾性率が前記第一区画壁のせん断弾性率よりも低い請求項1又は請求項2に記載の板材。
【請求項7】
複数の前記空隙を含む第一層と、前記板厚方向において前記第一層に重なり前記第一層よりも強度が高い第二層と、を備える請求項1又は請求項2に記載の板材。
【請求項8】
前記第二層における前記第一方向の引張弾性率は、前記第二層における前記第二方向の引張弾性率よりも低い請求項7に記載の板材。
【請求項9】
前記第二層は、前記板厚方向において前記第一層の両側に重なる請求項7に記載の板材。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の板材を有する楽器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、板材、楽器及び弦楽器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
アコースティックギターやアコースティックピアノなどの楽器は、振動することに伴って音を発生する板材を備える(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7342161号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
楽器などで用いる板材には、適度に柔らかい音を発生する特定の木材(例えばスプルース材)を好ましく用いることがある。柔らかい音とは、高次の振動(高音域の音)の大きさが適度に抑制された音である。
しかしながら、特定の木材が高価あるいは入手困難な木材である場合、適度に柔らかい音を発生する板材を得ることは難しい。このため、特定の木材に限定しなくても、適度に柔らかい音を発生する板材を得ることが求められている。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、特定の木材以外の素材からなる板材であっても、適度に柔らかい音を発生することが可能な板材、並びに、これを備える楽器及び弦楽器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一の態様は、板厚方向と前記板厚方向に直交する第一方向とを含む平面における第一せん断弾性率が、前記板厚方向と前記板厚方向及び前記第一方向に直交する第二方向とを含む平面における第二せん断弾性率よりも低く、内部に、前記第一方向及び前記第二方向を含む面方向に間隔をあけて並ぶ複数の空隙を有する板材である。
【0007】
本発明の第二の態様は、前記板材を有する楽器である。
【0008】
本発明の第三の態様は、前記板材と、弦と、を有し、前記板材の前記第二方向が、前記弦の長手方向に略一致する弦楽器である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、特定の木材以外の素材からなる板材であっても、適度に柔らかい音を発生することが可能な板材、並びに、これを備える楽器及び弦楽器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の板材が適用される弦楽器の一例を示す斜視図である。
本発明の板材における第一せん断弾性率及び第二せん断弾性率を説明するための概略図である。
本発明の第一実施形態に係る板材の要部を示す分解斜視図である。
本発明の第一実施形態に係る板材の要部であって、一方の第二層の一部を破断して示す平面図である。
図4のV-V線断面図である。
本発明の第一実施形態に係る板材の変形例を示す断面図である。
本発明の第二実施形態に係る板材のうち第一層の要部を示す平面図である。
本発明の第三実施形態に係る板材のうち第一層の要部を示す平面図である。
本発明の第四実施形態に係る板材のうち第一層の要部を示す斜視図である。
図9の板材をZ軸方向に直交する方向に破断した拡大断面図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第一例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第二例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第三例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第四例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第五例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第六例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第七例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第八例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第九例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第十例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第十一例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第十二例を示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る板材を構成する1単位のラティス構造の第十三例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ヤマハ株式会社
鍵盤楽器
2日前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
2日前
ヤマハ株式会社
板材、楽器及び弦楽器
1か月前
ヤマハ株式会社
楽器用響板および弦楽器
1か月前
ヤマハ株式会社
スピーカーユニット取付具
2日前
ヤマハ株式会社
ノイズ低減装置および楽器
1か月前
ヤマハ株式会社
成形体、楽器および楽器部品
1か月前
ヤマハ株式会社
アイアン型ゴルフクラブヘッド
1か月前
ヤマハ株式会社
情報処理方法および情報処理装置
19日前
ヤマハ株式会社
音信号処理方法及び音信号処理装置
1か月前
ヤマハ株式会社
ギターのボディ構造体およびギター
1か月前
ヤマハ株式会社
聴取音取得方法および聴取音取得装置
1か月前
ヤマハ株式会社
聴取音取得方法および聴取音取得装置
1か月前
ヤマハ株式会社
楽音発生指示装置およびその製造方法
1か月前
ヤマハ株式会社
鍵盤装置、音生成方法、及びプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
入力装置およびその制御方法、プログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
インピーダンス変換装置および信号処理装置
22日前
ヤマハ株式会社
制御方法、制御装置、プログラムおよび楽器
24日前
ヤマハ株式会社
再生制御方法、情報処理システムおよびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
信号処理受付方法、信号処理受付装置、およびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
ペダル装置
1か月前
ヤマハ株式会社
間仕切りパネル
1か月前
ヤマハ株式会社
情報処理システム、情報処理方法、プログラム、及び情報処理装置
25日前
ヤマハ株式会社
スピーカーおよび車両
1か月前
ヤマハ株式会社
スピーカー装置、及び車両
11日前
ヤマハ株式会社
変位センサーおよび電子楽器
1か月前
ヤマハ株式会社
検出システムおよび鍵盤装置
15日前
ヤマハ株式会社
スピーカー装置、及び音響システム
1か月前
ヤマハ株式会社
歌唱音出力システムおよび方法、楽器
1か月前
ヤマハ株式会社
聴取音取得方法および聴取音取得装置
1か月前
ヤマハ株式会社
信号処理装置、弦楽器、及びプログラム
2日前
ヤマハ株式会社
ネットワーク通信装置の管理システム、ネットワーク通信装置の管理方法およびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
インピーダンス変換装置および信号処理装置
22日前
ヤマハ株式会社
演奏解析方法、演奏解析システムおよびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
エレクトリックギターのボディ構造体及びエレクトリックギター
15日前
ヤマハ株式会社
信号生成装置、情報生成装置、信号生成方法および情報生成方法
9日前
続きを見る
他の特許を見る