TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024171438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088443
出願日
2023-05-30
発明の名称
報知音発生装置および報知音発生方法
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類
H04R
3/04 20060101AFI20241205BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】車室外に存在する対象物に対応して発せられる報知音を、搭乗者に違和感を低減させて知覚させる。
【解決手段】車両に設けられ、車両の周囲に存在する対象物に応じて報知音を発生させる報知音発生装置100は、車両と対象物との距離を検出するセンサー14FL、14FR、14RL、14RR、16Fおよび16Rからの検出信号に基づいて、距離が第1閾値未満であるか否かを判定する検出処理部110と、距離が第1閾値未満であると判定された場合に、車両の外から車両の車室に伝わる音の伝達特性に基づいた音処理を、報知音に付与する音処理付与部130と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に設けられ、前記車両の周囲に存在する対象物に応じて報知音を発生させる報知音発生装置であって、
前記車両と前記対象物との距離を検出するセンサーからの検出信号に基づいて、前記距離が第1閾値未満であるか否かを判定する検出処理部と、
前記距離が第1閾値未満であると判定された場合に、前記車両の外から前記車両の車室に伝わる音の伝達特性に基づいた音処理を、前記報知音に付与する音処理付与部と、
を含む報知音発生装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記検出処理部は、前記検出信号に基づいて前記車両に対する前記対象物が存在する方向を検出し、
前記音処理付与部は、
前記報知音に、前記方向に定位させる処理を施す
請求項1に記載の報知音発生装置。
【請求項3】
前記音処理付与部は、
前記報知音に、前記距離に応じた残響効果を付与する
請求項1または2に記載の報知音発生装置。
【請求項4】
前記音処理付与部は、
前記報知音の音量を、前記距離に応じて音量を変更する
請求項1または2に記載の報知音発生装置。
【請求項5】
前記音処理付与部は、
前記伝達特性の正転特性の音処理を、前記報知音に付与する
請求項1または2に記載の報知音発生装置。
【請求項6】
前記音処理付与部は、
前記伝達特性の逆転特性の音処理を、前記報知音に付与する
請求項1または2に記載の報知音発生装置。
【請求項7】
前記音処理付与部は、
前記距離が第1閾値未満であって、第2閾値以上である場合に、前記伝達特性に基づいて前記報知音に付与する音処理と、
前記距離が第2閾値未満である場合に、前記伝達特性に基づいて前記報知音に付与する音処理と、
を異ならせる
請求項1または2に記載の報知音発生装置。
【請求項8】
車両に設けられ、前記車両の周囲に存在する対象物に応じて報知音を発生させる報知音発生方法であって、
前記車両と前記対象物との距離を検出するセンサーからの検出信号に基づいて、前記距離が第1閾値未満であるか否かを判定する過程と、
前記距離が第1閾値未満であると判定した場合に、前記車両の外から前記車両の車室に伝わる音の伝達特性に基づいた音処理を、前記報知音に付与する過程と、
を含む報知音発生方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、報知音発生装置および報知音発生方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、自動車などの車両周囲の環境音からエンジン音やロードノイズなどの不要音を除去して、車室内に放音する技術が提案されている(特許文献1参照)。また、人や障害物などの対象物が車両に相対的に接近する場合に、対象物が存在する方向に警告音の音像を定位させる技術も知られている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-132924号公報
特開2017-147702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献2に記載された技術によれば、搭乗者は、対象物が存在する方向を知ることができるものの、報知音が車室内で発生しているかのように知覚する。すなわち、搭乗者からすれば、車室外に存在するはずの対象物からの報知音が、車室内から発せられているかのように聴こえてしまう、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る報知音発生装置は、車両に設けられ、前記車両の周囲に存在する対象物に応じて報知音を発生させる報知音発生装置であって、前記車両と前記対象物との距離を検出するセンサーからの検出信号に基づいて、前記距離が第1閾値未満であるか否かを判定する検出処理部と、前記距離が第1閾値未満であると判定された場合に、前記車両の外から前記車両の車室に伝わる音の伝達特性に基づいた音処理を、前記報知音に付与する音処理付与部と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る報知音発生装置を適用した自動車を示す図である。
報知音発生装置の構成を示すブロック図である。
音が伝達する特性を測定する際の発音点と受音点との位置を示す図である。
発音点の周波数特性と受音点の周波数特性とを示す図である。
特性の一例を方向別に示す図である。
算出された特性の一例を示す図である。
算出された特性に基づいたイコライザーの設定例を示す図である。
報知音発生装置の動作を示すフローチャートである。
算出された特性に基づいたイコライザーの設定例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本開示の実施形態に係る報知音発生装置について図面を参照して説明する。
なお、各図において、各部の寸法および縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0008】
図1は、報知音発生装置が適用される車両1において、各部の配置を示す平面図である。車両1は、例えば右ハンドルであって、4ドアーの4人乗りのセダンである。車両1の前部には運転席51および助手席52が設けられ、後部には座席53および54が設けられる。なお、車両1において、運転席51にはステアリング22が設けられている。
【0009】
スピーカー12FLおよび12FRは、車両1の前部に設けられ、スピーカー12RLおよび12RRの車両後部に設けられる。詳細には、スピーカー12FLおよび12FRは、例えばダッシュボード32に設けられ、このうち、スピーカー12FLは、車両1の進行方向Fに向かって左側に設けられ、スピーカー12FRは、進行方向Fに向かって右側に設けられる。スピーカー12RLは、座席54の左後方に設けられ、スピーカー12RRは、座席53の右後方に設けられる。スピーカー12FL、12FR、12RLおよび12RRは、それぞれ放音方向が車室内に向かうように配置される。
なお、車両1に設けられるスピーカー12FL、12FR、12RLおよび12RRの配置は、あくまでも一例である。車両1に設けられるスピーカーの数は「4」以外であってもよい。
【0010】
また、前部のスピーカー12FLおよび12FRと、後部のスピーカー12RLおよび12RRとは、ほぼ同じ高さに設けられて、水平方向に音像が定位しやすいように構成されることが好ましい。また、スピーカー12FL、12FR、12RLおよび12RRは、カーステレオのスピーカーと兼用されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ヤマハ株式会社
音響システム
1か月前
ヤマハ株式会社
ドラムスタンド
1か月前
ヤマハ株式会社
シンバルワッシャ
2日前
ヤマハ株式会社
ゴルフ用パターヘッド
1か月前
ヤマハ株式会社
検出システムおよび楽器
2日前
ヤマハ株式会社
スピーカーおよび車両用ドア
2か月前
ヤマハ株式会社
低音強調方法及び低音強調装置
25日前
ヤマハ株式会社
シンバルの保持構造及び保持具
1か月前
ヤマハ株式会社
情報処理方法および情報処理装置
1か月前
ヤマハ株式会社
情報処理方法および情報処理システム
12日前
ヤマハ株式会社
報知音発生装置および報知音発生方法
1か月前
ヤマハ株式会社
音処理方法、音処理装置およびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
パラメータ決定装置およびパラメータ決定方法
12日前
ヤマハ株式会社
呼吸パターン判定方法および呼吸パターン判定装置
1か月前
ヤマハ株式会社
音響処理方法、音響処理システムおよびプログラム
4日前
ヤマハ株式会社
信号処理方法、信号処理システム、およびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
演奏音生成方法、演奏音生成装置、およびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
コンテンツ情報処理方法およびコンテンツ情報処理装置
1か月前
ヤマハ株式会社
音響機器設定方法、音響機器設定装置、およびプログラム
2日前
ヤマハ株式会社
音響機器設定方法、音響機器設定装置、およびプログラム
2日前
ヤマハ株式会社
装着型音響装置、装着型音響システム、及び音響処理方法
1か月前
ヤマハ株式会社
鍵盤装置
1か月前
ヤマハ株式会社
音響機器設定方法、音響機器設定装置、およびプログラム
2日前
ヤマハ株式会社
音響情報処理方法、音響情報処理装置、およびプログラム
4日前
ヤマハ株式会社
パラメータ決定方法、パラメータ決定装置およびプログラム
10日前
ヤマハ株式会社
通信制御方法
1か月前
ヤマハ株式会社
検出装置、管楽器用ミュート装置、及び放射音波形の演算方法
12日前
ヤマハ株式会社
情報処理システム
2か月前
ヤマハ株式会社
スピーカシステム、スピーカ、カメラおよびスピーカ配置支援方法
2か月前
ヤマハ株式会社
音または画像の評価方法、音または画像の評価装置およびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
テキスト表示方法、テキスト表示装置およびテキスト表示プログラム
3日前
ヤマハ株式会社
情報処理方法、商品提示方法、情報処理装置、商品提示装置およびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
演奏操作装置、鍵盤機構、及びペダル機構
1か月前
ヤマハ株式会社
マスカ音調整方法およびマスカ音調整装置
12日前
ヤマハ株式会社
情報処理方法、情報処理システムおよびプログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
信号処理方法、信号処理システム、及びプログラム
2か月前
続きを見る
他の特許を見る