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公開番号
2024123936
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023031774
出願日
2023-03-02
発明の名称
皮膚化粧料
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類
A61K
8/34 20060101AFI20240905BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】冷涼感持続性および復活冷涼感の強さの少なくとも一方が高いことに加えて、乾きやすさやべたつき感のなさ、刺激感のなさのバランスの良い皮膚化粧料を提供する。
【解決手段】本発明に係る皮膚化粧料は、次の成分(A)~(C):
(A)エタノール 15.0~90.0質量%
(B)冷感剤 0.03~4.0質量%
(C)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシド、マルチトール、スクロース、およびグルコースから選ばれる少なくとも1種 0.1~7.0質量%
を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)~(C):
(A)エタノール 15.0~90.0質量%
(B)冷感剤 0.03~4.0質量%
(C)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシド、マルチトール、スクロース、およびグルコースから選ばれる少なくとも1種 0.1~7.0質量%
を含有する皮膚化粧料。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
更に、(D)HLB値が4~7であり、25℃で液状で、グリセリル基を有する非イオン性界面活性剤を0.005~1.0質量%含有する請求項1記載の皮膚化粧料。
【請求項3】
更に、(E)シリコーン系界面活性剤を0.05~5.0質量%含有する請求項1または2記載の皮膚化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚化粧料に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、肌や髪に潤いを与える保湿化粧料や、肌や髪を清潔に維持し、健やかに保つためのデオドラント商品、パール剤などで美しく魅せる化粧料等、多くの商品が上市されている。これらの製品は化粧水タイプのものや軟膏タイプ、固形状のものやスプレーやシート状のものまで、様々な剤型が提案されている。また、近年では、それらの化粧料による効果の持続を意識した商品が開発されている。
特許文献1には、特定の非イオン性界面活性剤と特定分子量のポリエチレングリコール、及びエタノールを組み合わせることで、肌上での化粧料の残留・持続性を向上させた皮膚化粧料が記載されている。
【0003】
使用時の快適な感触を付与するために、冷感成分が配合された化粧料も開発されている。例えば、特許文献2には、メントール及び/又はメントール誘導体を含む油性成分を内相とした水中油型エマルションタイプの涼感剤組成物が記載されている。特許文献2においては、エマルション径を微細にすることで、涼感成分を増量せずに涼感効果を高め、塗布後、皮膚上で汗等の水分を得た場合に涼感効果を再び生じるという効果が得られている。
【0004】
また、特許文献3には、メントール又はメントール誘導体の冷涼感が持続し、皮膚刺激がなく、安定性に優れた化粧料が記載されている。特許文献3の化粧料は、エタノールの不使用、メントールの減量を図ったものであり、メントール複合ニオソームを配合することにより、冷涼感向上、冷涼感持続、優れた安定性が達成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-205664号公報
特開2014-201525号公報
特開2022-110471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
冷涼感を付与する皮膚化粧料は従来から存在していたものの、冷涼感の持続性等に対する要求は、より高いものとなっている。皮膚に塗布後には、乾きが早くべたつき感が少ないことに加え、低刺激であることもまた、皮膚化粧料に求められる要件である。こうした要件を全て備えた皮膚化粧料は、未だ得られていない。
【0007】
本発明は、冷涼感持続性および復活冷涼感の強さの少なくとも一方が高いことに加えて、乾きやすさやべたつき感のなさ、刺激感のなさのバランスの良い皮膚化粧料に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、次の成分(A)~(C):
(A)エタノール 15~90質量%、
(B)冷感剤 0.03~4.0質量%、
(C)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシド、マルチトール、スクロース、およびグルコースから選ばれる少なくとも1種 0.1~7.0質量%
を含有する皮膚化粧料に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る皮膚化粧料は、冷涼感持続性および復活冷涼感の強さの少なくとも一方が高いことに加えて、乾きやすさやべたつき感のなさ、刺激感のなさのバランスが良い。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の皮膚化粧料は、所定の成分(A)、成分(B)、および成分(C)を含有する。以下、各成分について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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