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公開番号2024123885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031673
出願日2023-03-02
発明の名称液体吐出装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/175 20060101AFI20240905BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インクの体積変動の緩和と、流路でのインク漏れ発生の抑制とを両立させる液体吐出装置を提供すること。
【解決手段】液体吐出装置1は、インク12を収容する収容部11と、インク12を吐出するヘッド17と、収容部11とヘッド17とを接続し、内部に弾性体201が移動可能に封入される流路20と、を備え、インク12は、収容部11から流路20を介してヘッド17に供給され、弾性体201は、流路20の内部におけるインク12の圧力に応じて膨張および収縮することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液体を収容する収容部と、
前記液体を吐出するヘッドと、
前記収容部と前記ヘッドとを接続し、内部に弾性体が移動可能に封入される流路と、を備え、
前記液体は、前記収容部から前記流路を介して前記ヘッドに供給され、
前記弾性体は、前記流路の前記内部における前記液体の圧力に応じて膨張および収縮することを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記弾性体は、第1弾性体および第2弾性体を含むことを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記第1弾性体の内側には、第1流体が封入され、
前記第2弾性体の内側には、第2流体が封入され、
前記第1流体の圧縮率は、前記第2流体の圧縮率とは異なることを特徴とする、請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記第1弾性体の体積は、前記第2弾性体の体積よりも大きいことを特徴とする、請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記流路において前記液体の流動方向が法線に沿う平面に対して、前記弾性体の前記平面に沿う断面の外部形状は、前記流路の前記平面に沿う断面の内部形状とは異なることを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インクが収容されるカートリッジなどの容器と、インクを吐出するインクジェットヘッドとが、チューブなどの流路にて接続された液体吐出装置が知られていた。例えば、特許文献1には、インクカートリッジと記録ヘッドとの間の流路に、バッファータンクおよびコンプライアンスを備えるチューブが配置されたインクジェット式記録装置が開示されている。上記のバッファータンクおよびチューブは、記録ヘッドにおけるインクの体積変動を緩和する機能を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-70666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、流路にてインク漏れが発生し易くなるという課題があった。詳しくは、バッファータンクのインク流入口とインク流出口とが各々チューブにて接続されている。バッファータンクを設けることにより流路の接続箇所が増加して、接続箇所からインク漏れが発生し易くなる可能性があった。すなわち、インクの体積変動の緩和と、流路でのインク漏れ発生の抑制とを両立させる液体吐出装置が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
液体吐出装置は、液体を収容する収容部と、前記液体を吐出するヘッドと、前記収容部と前記ヘッドとを接続し、内部に弾性体が移動可能に封入される流路と、を備え、前記液体は、前記収容部から前記流路を介して前記ヘッドに供給され、前記弾性体は、前記流路の前記内部における前記液体の圧力に応じて膨張および収縮することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る液体吐出装置の構成を示す模式断面図。
流路における弾性体が封入される領域の模式断面図。
弾性体の挙動を示す模式断面図。
弾性体の別の構成を示す模式断面図。
弾性体の別の構成を示す模式断面図。
弾性体の別の構成を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に述べる実施の形態では、インクジェットプリンターと、液体吐出装置として該インクジェットプリンターに備わるインク吐出機構とを例示する。インクジェットプリンターは、紙などの印刷媒体に対してインクなどの液体を付着させて印刷を行う。本発明の液体吐出装置は、印刷媒体を搬送するための公知の搬送機構など、インクジェットプリンターに備わるその他の機構と共に運用されてもよい。
【0008】
以下の各図においては、相互に直交する座標軸としてXYZ軸を付し、各矢印が指す方向を+方向とし、+方向と反対の方向を-方向とする。Z軸は鉛直方向に沿う仮想軸であって、+Z方向を上方といい、-Z方向を下方ということもある。なお、以下の各図では、図示の便宜上、各部材の大きさを実際とは異ならせている。
【0009】
図1に示すように、本実施形態に係る液体吐出装置1は、収容部11、流路20、キャリッジ13、ヘッドホルダ15、およびヘッド17を備える。また、液体吐出装置1は、図示を省略するが、ヘッド17を含むインクジェットプリンターの各構成の稼働を統合的に制御する制御部も備える。
【0010】
制御部は、CPU(Central Processing Unit)、システムバス、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含む。CPUは液体吐出装置1の全体の制御を司る。CPUは、システムバスを介して、ROM、RAM、および液体吐出装置1の各構成と電気的に接続される。ROMには、CPUが実行する各種制御プログラムやメンテナンスシーケンスなどが格納される。RAMは一時的にデータを格納する。
(【0011】以降は省略されています)

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