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公開番号2024123332
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030643
出願日2023-03-01
発明の名称運転者監視システム
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240905BHJP(計算;計数)
要約【課題】運転者が覗き込んだ姿勢を適正に判定することができる運転者監視システムを提供する。
【解決手段】DMS1は、顔位置検出部と、向き判定部と、覗き込み姿勢判定部とを備える。顔位置検出部は、車両に搭載され、運転者Dの顔の位置を検出する。向き判定部は、車両に搭載され、運転者Dの顔又は視線の向きを判定する。覗き込み姿勢判定部は、顔位置検出部により検出された運転者Dの顔の位置、及び、向き判定部2により判定された前記向きに基づいて、運転者Dが車両の前方を覗き込んだ姿勢で当該車両を運転する覗き込み運転姿勢を判定する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、運転者の顔の位置を検出する顔位置検出部と、
前記車両に搭載され、前記運転者の顔又は視線の向きを判定する向き判定部と、
前記顔位置検出部により検出された前記運転者の顔の位置、及び、前記向き判定部により判定された前記向きに基づいて、前記運転者が前記車両の前方を覗き込んだ姿勢で当該車両を運転する覗き込み運転姿勢を判定する覗き込み姿勢判定部と、
を備えることを特徴とする運転者監視システム。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記覗き込み姿勢判定部は、前記車両の全長方向に沿い且つ前記運転者の顔の基準位置を通る予め定められた仮想基準線に対して、前記運転者の顔の位置が前記全長方向に交差する車幅方向の一方側に位置し且つ前記向きが前記車幅方向の他方側を向いていることを表し、又は、前記仮想基準線に対して、前記運転者の顔の位置が前記車幅方向の他方側に位置し且つ前記向きが前記車幅方向の一方側を向いていることを表す向き条件を満たす場合、前記運転者が前記覗き込み運転姿勢であると判定する請求項1に記載の運転者監視システム。
【請求項3】
前記覗き込み姿勢判定部は、前記向き条件に加えてさらに、前記車両に設けられるステアリングホイールの位置から前記運転者の顔の位置までの距離が予め定められた基準距離内であることを表す顔距離条件を満たす場合、前記運転者が前記覗き込み運転姿勢であると判定する請求項2に記載の運転者監視システム。
【請求項4】
温度を検出する温度検出部をさらに備え、
前記覗き込み姿勢判定部は、前記温度検出部により検出した温度が予め定められた基準温度未満である場合、前記運転者が前記覗き込み運転姿勢であるか否かを判定し、前記温度検出部により検出した前記温度が前記基準温度以上である場合、前記運転者が前記覗き込み運転姿勢であるか否かを判定しない請求項1~3のいずれか1項に記載の運転者監視システム。
【請求項5】
前記車両に設けられるフロントガラスの曇り及び凍結を除去する処理である曇り凍結除去処理を実行する曇り凍結除去処理部をさらに備え、
前記曇り凍結除去処理部は、前記覗き込み姿勢判定部により、前記運転者が前記覗き込み運転姿勢であると判定した場合、前記曇り凍結除去処理を実行する請求項4に記載の運転者監視システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転者監視システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、運転者監視システムとして、例えば、特許文献1には、運転者の行動を推定する運転者行動推定装置が記載されている。この運転者行動推定装置は、運転者の顔の画像を取得する顔画像取得手段と、顔画像取得手段により取得された2枚以上の連続する顔画像から1つ以上の動きベクトルを求める画像処理手段と、画像処理手段により求められた動きベクトルが1つ以上属する領域グループそれぞれから、代表となる動きベクトルを検出する動き検出手段と、動き検出手段により検出された領域グループ毎の代表となる動きベクトルの向き及び大きさに基づいて、運転者の行動を推定する運転者行動推定手段と、運転者行動推定手段にて推定された行動に従って報知信号を出力する信号出力手段と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-018655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載の運転者行動推定装置は、例えば、動きベクトルの向き及び大きさに基づいて運転者が下を覗き込んだ行動を推定しているので、処理が複雑になるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、運転者が覗き込んだ姿勢を適正に判定することができる運転者監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る運転者監視システムは、車両に搭載され、運転者の顔の位置を検出する顔位置検出部と、前記車両に搭載され、前記運転者の顔又は視線の向きを判定する向き判定部と、前記顔位置検出部により検出された前記運転者の顔の位置、及び、前記向き判定部により判定された前記向きに基づいて、前記運転者が前記車両の前方を覗き込んだ姿勢で当該車両を運転する覗き込み運転姿勢を判定する覗き込み姿勢判定部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る運転者監視システムは、運転者の顔の位置及び運転者の顔又は視線の向きに基づいて運転者の覗き込み運転姿勢を判定するので、例えば、動きベクトル等を用いて判定する場合と比較して処理の複雑化を抑制できる。また、運転者監視システムは、例えば、運転者の顔の位置だけに基づいて運転者の覗き込み運転姿勢を判定する場合と比較して、精度よく判定することができる。この結果、運転者監視システムは、運転者が覗き込んだ姿勢を適正に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るDMSの構成例を示す概略図である。
図2は、実施形態に係るDMSの構成例を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係る制御モジュールの構成例を示すブロック図である。
図4は、実施形態に係る運転者によるフロントガラスの正面視の視認エリアを示す図である。
図5は、実施形態に係る運転者によるフロントガラスの上面視の視認エリアを示す図である。
図6は、実施形態に係る運転者による凍結時のフロントガラスの正面視の視認エリアを示す図である。
図7は、実施形態に係る運転者による凍結時のフロントガラスの上面視の視認エリアを示す図である。
図8は、実施形態に係る運転者の顔位置及び顔向きの検出方法を示す図である。
図9は、実施形態に係る運転者の顔位置と顔向きとの関係を示す図である。
図10は、実施形態に係るDMSの動作例(その1)を示すフローチャートである。
図11は、実施形態に係るDMSの動作例(その2)を示すフローチャートである。
図12は、実施形態に係る運転者の顔位置及び視線向きの検出方法を示す図である。
図13は、実施形態に係る運転者の顔位置と視線向きとの関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0010】
図面を参照しながら実施形態に係るDMS1(Driver Monitoring System)について説明する。DMS1は、運転者検出システムの一例であり、車両に搭載されている。DMS1は、図1、図2に示すように、カメラモジュール10と、制御モジュール20とを備える。カメラモジュール10は、例えば、車両のステアリングコラムSCに設けられ、運転者Dの顔を含む監視範囲を撮像する。制御モジュール20は、例えば、メータ機器Mが設置されたインストルメントパネルHに設けられ、カメラモジュール10により撮像された画像に基づいて車両の各種電子機器を制御する。なお、カメラモジュール10及び制御モジュール20は、上記設置場所に限定されずその他の場所に設けられてもよい。実施形態に係るDMS1は、運転者Dが車両の前方を覗き込んだ姿勢で当該車両を運転する覗き込み運転姿勢を判定するものである。ここで、運転者Dが覗き込み運転姿勢をとる状況としては、フロントガラスFが凍結したり曇ったりした際に、フロントガラスFの下方側の視認可能領域Nを覗き込んで運転する場合や、周囲を注視しながら運転する際に、前のめりの姿勢で運転する場合等がある。以下の説明では、運転者Dが覗き込み運転姿勢をとる状況として、フロントガラスFが凍結したり曇ったりした場合を想定している。以下、DMS1について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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