TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025008868
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111455
出願日2023-07-06
発明の名称被覆除去装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 1/12 20060101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】被覆の素材が柔らかい素材の場合や、被覆の除去部分が長い場合でも良好に被覆を剥ぐことができる被覆除去装置を提供する。
【解決手段】被覆除去装置1は、被覆電線10を保持した保持部と、被覆電線10の外周面に面接触して互いの間に被覆電線10を挟み込む4つの接触部2と、各接触部2をそれぞれ移動させる移動手段3と、制御部と、を備えている。制御部に作業開始信号が入力されると、切れ込み17が入った被覆電線10を保持した保持部が移動して、互いに離間した状態の4つの接触部2間に被覆電線10がセットされる。次に、4つの接触部2が互いに近付き、これら接触部2が被覆電線10の切れ込み17よりも端部側に面接触する。そして、被覆電線10を挟み込んだ4つの接触部2が被覆電線10の長手方向端部側に移動し、このことにより切れ込み17よりも端部側の被覆11が剥がれる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外周面に周方向の切れ込みが入った断面円形の被覆電線の外周面に面接触して互いの間に前記被覆電線を挟み込む複数の接触部と、
前記被覆電線を挟み込んだ前記複数の接触部と前記被覆電線とを前記被覆電線の長手方向に相対的に移動させる移動手段と、を備え、
前記複数の接触部は、前記被覆電線の前記切れ込みよりも端部側に面接触し、前記被覆電線の長手方向端部側に相対的に移動されることで前記被覆電線の被覆を剥ぐ
ことを特徴とする被覆除去装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記接触部の前記被覆電線との接触面がゴムで構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の被覆除去装置。
【請求項3】
前記接触部の前記被覆電線との接触面に、摩擦力を大きくするための凹凸が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の被覆除去装置。
【請求項4】
前記接触部は、前記被覆電線の長手方向に間隔をあけて配置された複数のプレートを備えて構成され、これら複数のプレートそれぞれが前記被覆電線の外周面に面接触する
ことを特徴とする請求項1に記載の被覆除去装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆電線の被覆を剥ぐ被覆除去装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
被覆電線の端部に端子を接続するために前記端部の被覆を剥ぐ被覆除去装置が公知である(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
図8は、従来の被覆除去装置を用いた被覆除去方法を説明するための説明図である。図8に示す被覆除去装置は、例えば図7に示す被覆電線10の被覆11及び金属箔12を剥ぐ。被覆電線10は、導電性の芯線15を中心にその周囲を絶縁体14、編組13、金属箔12、絶縁性の被覆11の順に取り囲んだ構造の断面円形の電線である。
【0004】
図8に示す被覆除去装置は、V字の刃部16aが形成された一対のカッター16と、これらカッター16を移動させる移動手段を備えている。一対のカッター16は、互いに近付く方向に移動して被覆電線10の被覆11及び金属箔12に刺さり、矢印方向に回転して被覆11及び金属箔12に周方向の切れ込みを入れる。続いて一対のカッター16は、被覆電線10の長手方向端部側に移動することで被覆11及び金属箔12の切れ込みよりも端部側の部分を剥ぐ。
【0005】
なお、図8中の黒塗り部分18は、カッター16が被覆電線10の長手方向端部に移動して被覆11及び金属箔12を剥ぐ際に、被覆11及び金属箔12に対してカッター16が接触する接触部である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-35278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した従来技術では、被覆11及び金属箔12を剥ぐ際に被覆電線10に対してカッター16が接触する箇所が図8中の接触部18のみであった。このため、被覆11の素材がシリコーンなどの柔らかい素材の場合、図9に示すように皮剥ぎの際に被覆11の一部のみが変形して(めくれるなどして)皮剥ぎする力が伝わらないという現象が起き、上手く皮剥ぎができないという問題があった。また、被覆11の除去部分が長い場合も同様に接触部18の面積が小さいため、被覆11が変形してしまい、上手く皮剥ぎができないという問題があった。なお、図9中の符号17は切れ込みを示している。
【0008】
そこで、本発明は、被覆の素材が柔らかい素材の場合や、被覆の除去部分が長い場合でも良好に被覆を剥ぐことができる被覆除去装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、外周面に周方向の切れ込みが入った断面円形の被覆電線の外周面に面接触して互いの間に前記被覆電線を挟み込む複数の接触部と、前記被覆電線を挟み込んだ前記複数の接触部と前記被覆電線とを前記被覆電線の長手方向に相対的に移動させる移動手段と、を備え、前記複数の接触部は、前記被覆電線の前記切れ込みよりも端部側に面接触し、前記被覆電線の長手方向端部側に相対的に移動されることで前記被覆電線の被覆を剥ぐことを特徴とする被覆除去装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の接触部は、被覆電線の切れ込みよりも端部側に面接触し、被覆電線の長手方向端部側に相対的に移動されることで被覆を剥ぐので、被覆の素材が柔らかい素材の場合や、被覆の除去部分が長い場合でも良好に被覆を剥ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

矢崎総業株式会社
コネクタ
13日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
20日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
13日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
13日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
14日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
14日前
矢崎総業株式会社
照明装置
13日前
矢崎総業株式会社
照明装置
13日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
14日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
14日前
矢崎総業株式会社
照明装置
14日前
矢崎総業株式会社
照明装置
14日前
矢崎総業株式会社
配索構造
14日前
矢崎総業株式会社
給電装置
20日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
26日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
5日前
矢崎総業株式会社
サーミスタ
6日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
6日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
6日前
矢崎総業株式会社
多層筒状体
20日前
矢崎総業株式会社
充電システム
5日前
矢崎総業株式会社
端子接合装置
20日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
13日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
26日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
26日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
26日前
矢崎総業株式会社
コネクタ構造体
13日前
矢崎総業株式会社
端子モジュール
26日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
13日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
13日前
矢崎総業株式会社
基板用コネクタ
6日前
続きを見る