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公開番号2025008006
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023109811
出願日2023-07-04
発明の名称電線搬送装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 43/28 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】先端部の垂れ下がりを抑えて電線を搬送することができる電線搬送装置を提供する。
【解決手段】電線搬送装置1が、電線W1において先端部W11から離れた被保持部W13を、当該被保持部W13が水平方向D13に沿うように保持する電線保持部11と、電線W1を保持した電線保持部11を、先端部W11に対して圧着端子W12の接続が行われる圧着処理位置P11へと搬送する搬送部12と、電線保持部11に保持された電線W11において被保持部W13よりも先端部W11に近い被支持部W14を鉛直方向D11の下側から支え、電線保持部11とともに搬送部12によって搬送される先端側支持部13と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線において先端部から離れた被保持部を、当該被保持部が水平方向に沿うように保持する電線保持部と、
前記電線を保持した前記電線保持部を、前記先端部に対して所定の先端処理が行われる処理位置へと搬送する搬送部と、
前記電線保持部に保持された前記電線において前記被保持部よりも前記先端部に近い被支持部を鉛直方向の下側から支え、前記電線保持部とともに前記搬送部によって搬送される先端側支持部と、
を備えたことを特徴とする電線搬送装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記電線保持部及び前記先端側支持部が搭載される搭載部を更に備え、
前記搬送部は、前記搭載部を介して前記電線保持部及び前記先端側支持部を搬送することを特徴とする請求項1に記載の電線搬送装置。
【請求項3】
前記先端処理が、前記電線の伸びを伴う処理であり、
前記搭載部には、前記電線保持部が保持している前記電線の線長方向について移動可能な状態で前記電線保持部が搭載され、
前記先端側支持部は、前記被保持部から前記先端部まで前記電線が直線状となるように前記被支持部を支えるものであり、
前記搭載部に設けられ、前記電線保持部を前記先端部側に付勢するとともに、前記先端処理によって前記電線に前記伸びが生じる際には前記先端部から離れる方向への前記電線保持部の移動を許すことで前記伸びを吸収する電線伸び吸収機構を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の電線搬送装置。
【請求項4】
前記搭載部が、
前記電線保持部及び前記先端側支持部の搭載部分と、
前記搭載部分を前記鉛直方向に移動させる鉛直移動機構と、を備えており、
前記鉛直移動機構は、前記搬送部による搬送によって前記電線保持部が前記処理位置に達するまでは前記搭載部分を前記先端部に対する前記先端処理が可能な処理高さより高い搬送高さに位置付けるとともに、前記電線保持部が前記処理位置に達すると前記搭載部分を前記処理高さへと降下させることを特徴とする請求項2に記載の電線搬送装置。
【請求項5】
前記電線保持部に対して前記先端側支持部を連結するとともに、前記先端側支持部を前記電線の線長方向について移動させる支持部移動機構を更に備え、
前記支持部移動機構が、前記搬送部による搬送によって前記電線保持部が前記処理位置に達するまでの何れかのタイミングで、前記先端側支持部を、前記被支持部を支持する支持位置よりも前記電線保持部に近い初期位置から前記支持位置へと移動させることを特徴とする請求項1に記載の電線搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
電線を保持して搬送する電線搬送装置に関するものとなっている。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車用のワイヤーハーネス等の製造において電線の先端部に対して圧着端子の接続等といった先端処理を行うに際し、電線を保持して搬送する電線搬送装置が用いられている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。これらの特許文献1及び特許文献2に記載の電線搬送装置では、電線を保持した電線保持部が、ベルトコンベア等の搬送部によって、電線の先端部に対する処理位置へと搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平09-328212号公報
特開2012-126493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述の電線搬送装置では、搬送中に電線の先端部が自重によって鉛直方向に垂れ下がる場合がある。このような搬送中の垂れ下がりは、高圧用の太物電線を搬送する場合に顕著に現れることがある。圧着端子の接続等といった先端処理の場合には、電線の先端部は皮むきによって芯線が露出した状態となっていることが多い。そして、このような先端部が垂れ下がった状態で電線が搬送されると、搬送中に周辺設備や圧着端子等の部材に芯線が接触してほつれが生じる可能性があり望ましいものではない。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、先端部の垂れ下がりを抑えて電線を搬送することができる電線搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、電線搬送装置は、電線において先端部から離れた被保持部を、当該被保持部が水平方向に沿うように保持する電線保持部と、前記電線を保持した前記電線保持部を、前記先端部に対して所定の先端処理が行われる処理位置へと搬送する搬送部と、前記電線保持部に保持された前記電線において前記被保持部よりも前記先端部に近い被支持部を鉛直方向の下側から支え、前記電線保持部とともに前記搬送部によって搬送される先端側支持部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上記の電線搬送装置によれば、先端部の垂れ下がりを抑えて電線を搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る電線搬送装置を示す模式図である。
図1に示されている電線搬送装置に電線がセットされ、先端側支持部による電線の支持が行われる様子を示す図である。
図2の第2ステップの状態で保持された電線が圧着機まで搬送され、先端部が圧着端子に載せられる様子を示す図である。
図3の第4ステップで圧着端子のバレルに収められた電線の先端部に対し、圧着機によって圧着端子の接続が行われる様子を示す図である。
図4の第6ステップで圧着端子が圧着された後、端子付きの先端部が圧着機から外される様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、電線搬送装置の一実施形態について説明する。
【0010】
図1は、一実施形態に係る電線搬送装置を示す模式図である。
(【0011】以降は省略されています)

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