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公開番号
2025032727
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138183
出願日
2023-08-28
発明の名称
端子付き電線及びその製造方法
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
4/18 20060101AFI20250305BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電線の導体部と端子との接触部に対する止水を簡単な構成で実現可能な端子付き電線及びその製造方法を提供する。
【解決手段】導体部及び導体部を被覆する絶縁被覆を有する電線と、電線の導体部を圧着する導電性の導体圧着部を有する端子と、を備え、電線の導体部及び端子の外部に露出した表面は、酸化グラフェン被膜により連続的に被覆されている、端子付き電線、及び導体部及び導体部を被覆する絶縁被覆を有する電線と、電線の導体部を圧着する導電性の導体圧着部を有する端子とを備える端子付き電線、及び酸化グラフェンを含む分散液を準備する工程と、端子付き電線を、酸化グラフェンを含む分散液に浸漬し、電気泳動堆積法により、端子付き電線の導体部及び前記端子の外部に露出した表面を酸化グラフェン被膜により連続的に被覆する工程とを含む、端子付き電線の製造方法である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
導体部及び前記導体部を被覆する絶縁被覆を有する電線と、
前記電線の導体部を圧着する導電性の導体圧着部を有する端子と、
を備え、
前記電線の導体部及び前記端子の外部に露出した表面は、酸化グラフェン被膜により連続的に被覆されている、端子付き電線。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記端子は、コネクタ端子又はスプライス端子である、請求項1に記載の端子付き電線。
【請求項3】
導体部及び前記導体部を被覆する絶縁被覆を有する電線と、前記電線の導体部を圧着する導電性の導体圧着部を有する端子とを備える端子付き電線、及び酸化グラフェンを含む分散液を準備する工程と、
前記端子付き電線を、前記酸化グラフェンを含む分散液に浸漬し、電気泳動堆積法により、前記端子付き電線の導体部及び前記端子の外部に露出した表面を酸化グラフェン被膜により連続的に被覆する工程と、
を含む、端子付き電線の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子付き電線及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
コネクタ等の端子において、電気接点の導電性を確保しつつ、端子母材を保護するため、一般に、金、銀、錫めっき等の金属めっきが施される。また、電線の導体部とコネクタ端子との接続部は「加締め」加工により接続されることが主流であり、通常はコネクタ端子と電線とが接する加締め部も同様に金属めっきが施される。しかし、コネクタ端子表面の金属めっきと、銅やアルミのような電線材料は、それぞれの材料が有するイオン化傾向が異なるため、異種金属同士の接触となり、水などの電解質が異種金属の境界部に存在することによりガルバニック腐食の恐れがある。
【0003】
上記のような問題を解消するため種々の提案がなされている。特許文献1には、導体部と、導体部を包囲する絶縁被覆とを有する電線と、絶縁被覆の外面に密着する止水部と、導体部を圧着する導体圧着部と、止水部の外面側に密着して止水部を保持する止水保持部とを有する端子とを備える端子付き電線が提案されている。この構成により、電線の導体部と端子とが接続された部分への水の浸入を抑制することができるため、ガルバニック腐食を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6766659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、止水部を形成するに際し、止水剤を塗布し硬化させる工程が必要である。また、コネクタの接触部(導電部)を避けて、加締め部のみに止水剤を塗布するのは困難であり、それを実現するには複雑な機構や工程を要する。すなわち、電線の導体部とコネクタ端子とを加締めて導通させた後、止水剤を塗布及び硬化させ、さらにその後にコネクタ端子と電線の絶縁部とを加締め固定する、といった複雑で多くの工程が必要となる。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、電線の導体部と端子との接触部に対する止水を簡単な構成で実現可能な端子付き電線及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係る端子付き電線は、導体部及び導体部を被覆する絶縁被覆を有する電線と、電線の導体部を圧着する導電性の導体圧着部を有する端子と、を備え、電線の導体部及び端子の外部に露出した表面は、酸化グラフェン被膜により連続的に被覆されている。
【0008】
また、本発明の態様に係る端子付き電線の製造方法は、導体部及び導体部を被覆する絶縁被覆を有する電線と、電線の導体部を圧着する導電性の導体圧着部を有する端子とを備える端子付き電線、及び酸化グラフェンを含む分散液を準備する工程と、端子付き電線を、酸化グラフェンを含む分散液に浸漬し、電気泳動堆積法により、端子付き電線の導体部及び端子の外部に露出した表面を酸化グラフェン被膜により連続的に被覆する工程と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電線の導体部と端子との接触部に対する止水を簡単な構成で実現可能な端子付き電線及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る端子付き電線の一例を示す斜視図である。
図1に示す端子付き電線の側面図である。
図1及び図2に示す端子付き電線に対して、電気泳動堆積法により、酸化グラフェン被膜により連続的に被覆する様子を示す図である。
酸化グラフェン被膜を形成した端子付き電線の側面図である。
酸化グラフェン被膜が形成された状態を示す電子顕微鏡写真である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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