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公開番号2025008574
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110839
出願日2023-07-05
発明の名称端子接続構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/11 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】大電流に対応しつつ、小型化やコスト削減が可能な端子接続構造を提供すること。
【解決手段】端子接続構造100は、互いに対向する一対の接続板部13を有する第1端子10と、第1端子10と嵌合される第2端子20と、を備える。第2端子20は、一対の接続板部13の双方と接触するように一対の接続板部13間に配置される接続筒部25及び接続筒部25と共に接続板部13bを挟持する板状部23を有しており、板状部23には、挟持方向において接続筒部25に向けて凸となるように湾曲して接続板部13bと接触する湾曲部27が設けられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1端子と、前記第1端子と嵌合される第2端子と、を備えた端子接続構造であって、
前記第1端子は、互いに対向する一対の接続板部を有し、
前記第2端子は、前記一対の接続板部の双方と接触するように前記一対の接続板部間に配置される接続筒部、及び、前記接続筒部と共に前記一対の接続板部の一方を挟持する板状部を有し、
前記板状部には、挟持方向において前記接続筒部に向けて凸となるように湾曲して前記一対の接続板部の前記一方と接触する湾曲部が設けられる、
端子接続構造。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
請求項1に記載の端子接続構造であって、
前記板状部には、前記挟持方向との交差方向に離間した一対の前記湾曲部が設けられ、
前記第2端子は、前記交差方向に離間した一対の前記接続筒部を有しており、前記板状部が前記一対の前記接続筒部を連結する、
端子接続構造。
【請求項3】
請求項1に記載の端子接続構造であって、
対向方向における前記一対の接続板部間の長さは、前記接続筒部の外径よりも小さい、
端子接続構造。
【請求項4】
請求項1に記載の端子接続構造であって、
前記接続筒部は、弾性変形可能に構成され、前記一対の接続板部の双方と弾性接触する、
端子接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子接続構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、電気自動車等に用いられる高圧コネクタが提案されている。この高圧コネクタは、オスコネクタ及びメスコネクタを備えており、これらコネクタの各端子同士が接続されることで、互いに電気的に接続されている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載のコネクタは、第1端子を有する第1コネクタ及び第2端子を有する第2コネクタを備えており、第2端子が、互いに対向する一対の第1ばね片を有する第1ばね部材と、一対の第1ばね片を挟む一対の第2ばね片を有する第2ばね部材と、から構成されている。このコネクタは、一対の第2ばね片が一対の第1ばね片に対して互いに近付く方向に向けて押圧力を付与しており、一対の第1ばね片間に挿入された第1端子が、一対の第1ばね片に挟まれることで、第1端子と第1ばね部材、即ち第1端子と第2端子が電気的に導通されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-83285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来の端子接続構造では、部品点数が多く、この端子を備えたコネクタが大型化する傾向にあった。また、従来の端子接続構造では、部品点数が多いだけでなく、弾性(ばね性)を有する部材を用いる必要があり製造コストが増大化する傾向にあった。このように、従来の端子接続構造には、サイズやコストの観点から改善の余地があった。
一方で、近年、電気自動車には多くの高圧系部品が搭載されており、これらを接続する端子には大電流に対応することが求められている。
【0006】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、大電流に対応しつつ、小型化やコスト削減が可能な端子接続構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る端子接続構造は、下記を特徴としている。
第1端子と、前記第1端子と嵌合される第2端子と、を備えた端子接続構造であって、
前記第1端子は、互いに対向する一対の接続板部を有し、
前記第2端子は、前記一対の接続板部の双方と接触するように前記一対の接続板部間に配置される接続筒部、及び、前記接続筒部と共に前記一対の接続板部の一方を挟持する板状部を有し、
前記板状部には、挟持方向において前記接続筒部に向けて凸となるように湾曲して前記一対の接続板部の前記一方と接触する湾曲部が設けられる、
端子接続構造であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、第1端子と第2端子とが嵌合されると、第2端子の接続筒部が第1端子の一対の接続板部と接触し且つ湾曲部が一対の接続板部の一方と接触する。即ち、第1端子と第2端子とは複数個所(少なくとも3箇所)において互いに接触しているため、上記構成は導電性に優れ大電流にも対応可能である。また、上記構成は、従来に比べ、部品点数が削減されており小型化やコスト削減可能である。
このように、上記構成は、大電流に対応しつつ、小型化やコスト削減が可能である。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る端子接続構造を示す斜視図である。
図2は、図1に示す第1端子と第2端子との分解斜視図である。
図3は、第2端子の前面図である。
図4は、図1のA-A断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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