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公開番号2024122890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2024019373
出願日2024-02-13
発明の名称ダンパユニットおよび印刷装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類B41J 2/175 20060101AFI20240902BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ダンパフィルムが正圧を受けた場合であっても、当該ダンパフィルムが剥がれる可能性を低減することが可能なダンパユニットおよび当該ダンパユニットを備える印刷装置を提供する。
【解決手段】ダンパユニットは、印刷時に負圧によりノズル面のノズル孔に供給される液体を収容する収容空間と、収容空間の一部を画定する収容壁と、収容壁に接着されて収容空間の他の部分を画定する可撓性を有するダンパフィルムとを含む収容体と、収容体の部にてダンパフィルムに対向する板部材とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
印刷時に負圧によりノズル面のノズル孔に供給される液体を収容する収容空間と、前記収容空間の一部を画定する収容壁と、前記収容壁に接着されて前記収容空間の他の部分を画定する可撓性を有するダンパフィルムとを含む収容体と、
前記収容体の外部にて前記ダンパフィルムに対向する板部材と、を備える、ダンパユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記板部材は、前記ダンパフィルムの中央部分に対向する、請求項1に記載のダンパユニット。
【請求項3】
前記板部材は、前記ダンパフィルムと前記収容壁との接続箇所のうち前記ダンパフィルムの前記中央部分を挟んで位置する一方の箇所から他方の箇所に亘る部分に対向する、請求項2に記載のダンパユニット。
【請求項4】
前記板部材は、前記収容体の内圧と前記収容体の外部の圧力とが同じであるとき前記ダンパフィルムから離間する、請求項1に記載のダンパユニット。
【請求項5】
前記収容壁は、前記収容空間を挟んで前記ダンパフィルムとは反対に位置する対向壁を有し、
前記収容体の外部にて前記対向壁に対向する支持部材をさらに備える、請求項1に記載のダンパユニット。
【請求項6】
前記板部材は前記液体の循環時に前記ダンパフィルムに接触する、請求項1に記載のダンパユニット。
【請求項7】
請求項1に記載のダンパユニットを備え、
前記ノズル面は、前記ノズル孔として第1ノズル孔を有する第1ノズル面と、前記ノズル孔として第2ノズル孔を有する第2ノズル面とを含み、
前記第1ノズル孔に前記液体を供給する第1流路と、前記第2ノズル孔に前記液体を供給する第2流路と、を備え、
前記収容体は、前記第1ノズル孔に前記第1流路を介して供給される前記液体を収容して前記ダンパフィルムとして第1ダンパフィルムを有する第1収容体と、前記第2ノズル孔に前記第2流路を介して供給される前記液体を収容して前記ダンパフィルムとして第2ダンパフィルムを有する第2収容体とを含み、
前記第1収容体に前記液体を供給する第1供給路と、
前記第2収容体に前記液体を供給する第2供給路と、
前記第1流路と前記第2流路とを接続する第1接続流路と、
前記第1供給路と前記第2供給路とを接続する第2接続流路と、
前記第2接続流路、前記第1供給路および前記第2供給路のうちの何れかに設けられ、前記第1供給路、前記第1収容体、前記第1流路、前記第1接続流路、前記第2流路、前記第2収容体、前記第2供給路、および、前記第2接続流路を介して前記液体の循環を行うポンプと、をさらに備え、
前記板部材は、前記第1ダンパフィルムおよび前記第2ダンパフィルムのうち前記ポンプの駆動時に正圧を受ける方のダンパフィルムに対向して設けられる、印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は印刷装置に設けられるダンパユニットおよび当該ダンパユニットを備える印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、可撓性を有するフィルム等で構成されるダンパー膜が溶着されたダンパーを吐出ヘッドに設けることが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-168350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、吐出ヘッドには負圧によりインクが供給されるが、上記従来の吐出ヘッドにおいてダンパー膜が正圧を受けてしまうと、当該ダンパー膜が剥がれる恐れがあった。
【0005】
本発明は、ダンパフィルムが正圧を受けた場合であっても、当該ダンパフィルムが剥がれる可能性を低減することが可能なダンパユニットおよび当該ダンパユニットを備える印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のダンパユニットは、印刷時に負圧によりノズル面のノズル孔に供給される液体を収容する収容空間と、前記収容空間の一部を画定する収容壁と、前記収容壁に接着されて前記収容空間の他の部分を画定する可撓性を有するダンパフィルムとを含む収容体と、前記収容体の外部にて前記ダンパフィルムに対向する板部材と、を備えるものである。
【0007】
本発明に従えば、ダンパフィルムが正圧を受けて変位した場合に、ダンパフィルムに対向して設けられた板部材が当該ダンパフィルムに接触する。これにより、ダンパフィルムがそれ以上変位することを抑制することができ、もって当該ダンパフィルムが剥がれる可能性を低減することが可能となる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ダンパフィルムが正圧を受けた場合であっても、当該ダンパフィルムが剥がれる可能性を低減することが可能なダンパユニットおよび当該ダンパユニットを備える印刷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る印刷装置の要部を示すブロック図である。
図1の印刷装置におけるダンパユニットを示す斜視図である。
図2のダンパユニットの板部材を切り欠いてダンパフィルムを見易くした斜視図である。
図2のダンパユニットの平面図である。
図4のV-V線断面図である。
図2のダンパユニットのヘッドホルダアッパーを示す斜視図である。
図2の第1収容体12Bをダンパフィルム29Bの面に垂直な方向のうち方向Dx2から見た図であり、板部材43および支持壁42を省略した図である。
図2の第1収容体12Bをダンパフィルム29Bの面に垂直な方向のうち方向Dx2から見た図であり、板部材43および支持壁42を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態に係るダンパユニットおよび当該ダンパユニットを備える印刷装置について図面を参照して説明する。以下に説明するダンパユニットおよび印刷装置は本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除および変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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