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公開番号
2024122598
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023030226
出願日
2023-02-28
発明の名称
ポリウレタンチップフォーム
出願人
アキレス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08L
75/04 20060101AFI20240902BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】
反発弾性率を低く抑えつつ、底付き感の改善されたポリウレタンチップフォームを提供する。
【解決手段】
ポリウレタンチップフォーム(100)は、反発弾性率が1%以上15%未満である第一ポリウレタンフォームの小片化物である第一ポリウレタンチップ(10)と、反発弾性率が15%以上60%以下である第二ポリウレタンフォームの小片化物である第二ポリウレタンチップ(20)とが、接着剤で接合されて構成され、ポリウレタンチップフォーム(100)における、第一ポリウレタンチップ(10)の総質量W1と、前記第二ポリウレタンチップ(20)の総質量W2との質量比が、W1:W2=50:50~95:5の範囲に調整される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
反発弾性率が1%以上15%未満である第一ポリウレタンフォームの小片化物である第一ポリウレタンチップと、
反発弾性率が15%以上60%以下である第二ポリウレタンフォームの小片化物である第二ポリウレタンチップとが、
接着剤で接合されてなり、
前記第一ポリウレタンチップの総質量W1と、前記第二ポリウレタンチップの総質量W2との質量比が、W1:W2=50:50~95:5の範囲であることを特徴とするポリウレタンチップフォーム。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記ポリウレタンチップフォームの密度が70kg/m
3
以上85kg/m
3
以下であり、
当該ポリウレタンチップフォームの反発弾性率が25%以下である請求項1に記載のポリウレタンチップフォーム。
【請求項3】
前記ポリウレタンチップフォームの厚みが20mm以上50mm以下である請求項1または2に記載のポリウレタンチップフォーム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、低反発の軟質ポリウレタンフォームからなるポリウレタンチップを含むポリウレタンチップフォームに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
低反発性の軟質ポリウレタンフォームは、反発弾性率が低く体圧分散性が良好であるため、枕、マットレス、敷き寝具、ソファー、または椅子の座面等の様々な需要がある。低反発ウレタンフォームは、一般的にJIS K6400-3(2011)に基づき測定された反発弾性率(%)が15%未満の軟質ポリウレタンフォームを指す。
【0003】
また従来技術1では、低反発の軟質ポリウレタンフォームの粒状物をバインダーで結合させてなる粒状物成形体も提案されており、低反発の軟質ポリウレタンフォームと同様に低反発性が示されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-306283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら従来の低反発の軟質ポリウレタンフォームや特許文献1に記載される粒状物成形体は、優れた低反発性を示す反面、反発力が小さいため使用者の体重が付加された場合に、フォームの沈み込みが顕著であり当該使用者が床面を感じる、所謂、底付き感が発生する場合があり問題であった。
【0006】
本発明は上述の問題に鑑みてなされたものである。即ち、本発明は、反発弾性率を低く抑えつつ、底付き感の改善されたポリウレタンチップフォームの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のポリウレタンチップフォームは、反発弾性率が1%以上15%未満である第一ポリウレタンフォームの小片化物である第一ポリウレタンチップと、反発弾性率が15%以上60%以下である第二ポリウレタンフォームの小片化物である第二ポリウレタンチップとが、接着剤で接合されてなり、ポリウレタンチップフォームにおける、上記第一ポリウレタンチップの総質量W1と、上記第二ポリウレタンチップの総質量W2との質量比が、W1:W2=50:50~95:5の範囲であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記構成を有する本発明は、適度に低い反発弾性率を示しつつ底付き感が良好に改善されたポリウレタンチップフォームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施態様であるポリウレタンチップフォームを斜視方向からみた概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明のポリウレタンチップフォームの概要についてまず説明する。
本発明のポリウレタンチップフォームは、反発弾性率が1%以上15%未満である第一ポリウレタンフォームの小片化物である第一ポリウレタンチップと、反発弾性率が15%以上60%以下である第二ポリウレタンフォームの小片化物である第二ポリウレタンチップと、が接着剤で接合されて構成される。かかる本発明のポリウレタンチップフォームにおいて、第一ポリウレタンチップの総質量W1と、第二ポリウレタンチップの総質量W2との質量比は、W1:W2=50:50~95:5の範囲である。本発明に関し、ポリウレタンチップフォームとは、複数のポリウレタンチップが接着剤で接合されて構成された発泡体である。より詳しくは、本発明のポリウレタンチップフォームは、上記第一ポリウレタンチップおよび第二ポリウレタンチップがいずれも複数使用され、これらのポリウレタンチップが混合された状態で、隣り合うポリウレタンチップ同士が接着剤で接合されて構成される。ポリウレタンチップ同士の接合態様は、特に限定されず、第一ポリウレタンチップ同士が接合した箇所、第二ポリウレタンチップ同士が接合した箇所、および第一ポリウレタンチップと第二ポリウレタンチップとが接合した箇所を含んでいてよい。
上述する本発明によれば、反発弾性率を低めに抑えつつ、底付き感が充分に改善されたウレタンフォームを提供することができる。
以下に、本発明のポリウレタンチップフォームの詳細についてさらに説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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