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公開番号2024158214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073221
出願日2023-04-27
発明の名称インフレータブルボート
出願人アキレス株式会社
代理人個人,個人
主分類B63B 41/00 20060101AFI20241031BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】
旋回性が損なわれることなく、優れた直進性を示すインフレータブルボートを提供する。
【解決手段】
インフレータブルボート(100)は、船底(10)と、船底(10)の外周に設けられた気胴(20)と、を備え、船首(40)と船尾(42)とを結ぶ第一基準線(80)の中心(M)より当該船尾(42)側において、右舷(20A)および左舷(20B)それぞれにフィン(30)およびフィン(30)を取付けるための基板(32)が設けられおり、フィン(30)が基板(32)に対し繰り返し脱着可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
船底と、前記船底の外周に設けられた気胴と、を備えるインフレータブルボートであって、
船首と船尾とを結ぶ第一基準線の中心より当該船尾側において、右舷および左舷それぞれにフィンおよびフィンを取付けるための基板が設けられており、
前記フィンが前記基板に対し繰り返し脱着可能であることを特徴とするインフレータブルボート。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記気胴の所定の位置にオール取付部が設けられており、
側面視において、前記オール取付部と前記船尾との距離を100%としたときに、
前記基板に取り付けられた前記フィンの先端部が、前記船尾から前記距離の50%以上65%以下の位置に配置されている請求項1に記載のインフレータブルボート。
【請求項3】
背面視において前記フィンの基端を通り鉛直方向に伸長する第二基準線を0度としたときに、
板状体である前記フィンが外側に向かって傾いている請求項1または2に記載のインフレータブルボート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、気体により膨張させることで浮力を発揮する気胴を備えるインフレータブルボートに関し、より詳しくは、気胴にフィンが設けられたインフレータブルボートに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、レジャー用だけではなく、様々な災害が発生した際の救助や避難のための防災用として、ゴムボートやエアボートなどを含むインフレータブルボートの需要が増大している。
【0003】
そのようなインフレータブルボートは、手漕ぎで推進可能なものであって、不使用時にはコンパクトに収納可能であることが求められる。そのため、インフレータブルボートは、シンプルな構造であることが好ましく、エンジンを搭載した船舶に設けられるフィンを有しない態様が一般的であった。
【0004】
しかしながら、インフレータブルボートは、通常の船舶に比べて、重量が軽く、水面下に沈んでいる部分が少ないため、風によって、ボートが横に流され易く、直進性が十分でないという問題があった。
【0005】
そこで本出願人は、船底部分の外周に気胴が固定されており、船底、気胴の下面、気胴の側面、の少なくとも1か所以上に、スケグを有するエアボートを先に提案している(特許文献1)。具体的には特許文献1に、ボートの長さ方向中心から前後方向に亘って取り付けられた板状体であるスケグを備えるエアボートが開示されている。かかるスケグを有するエアボートによれば、直進方向にボートを漕いだ際、ボートが横に流され易く、優れた直進性が示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-334988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述するスケグを備えたエアボートは、直進性は良好に改善される反面、旋回性が損なわれるという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、旋回性が損なわれることなく、優れた直進性を示すインフレータブルボートの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のインフレータブルボートは、船底と、上記船底の外周に設けられた気胴と、を備えるインフレータブルボートであって、船首と船尾とを結ぶ第一基準線の中心より当該船尾側において、右舷および左舷それぞれにフィンおよびフィンを取付けるための基板が設けられおり、上記フィンが上記基板に対し繰り返し脱着可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
上記構成を備える本発明のインフレータブルボートは、フィンが取り付けられていない従来のインフレータブルボートと同様に収納性に優れ、また良好な旋回性を維持しつつ、高い直進性を示しうる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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