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公開番号2024122580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023030197
出願日2023-02-28
発明の名称重量物の搬入設置システム、当該システムに用いられるガイド装置、及び、ジャッキアップ装置、並びに、重量物の搬入設置方法
出願人三機工業株式会社
代理人個人
主分類B65G 7/04 20060101AFI20240902BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】作業性の向上を図りつつ、安定した状態で、重量物を搬入、設置することができる重量物の搬入設置システム、当該システムに用いられるガイド装置、及び、ジャッキアップ装置、並びに、重量物の搬入設置方法を提供する。
【解決手段】架台1には、ガイド装置21と、爪ジャッキ43を備えたジャッキアップ装置41とが設けられる。ガイド装置21は、ローラ手段22と第1ガイド23、第2ガイド24とを備えており、逸脱することなく架台1上を移動させることが可能である。搬入ポジションで吊り上げ装置によって吊り上げられたPAC11は、各ガイド装置21上に設置され、固定ポジションへと搬送される。固定ポジションに搬送されたPAC11は、爪ジャッキ43によって、持ち上げられる。その間に、各ガイド装置21を取り外し、ジャッキダウンさせ、PAC11の架台1上への設置が完了する。
【選択図】 図13
特許請求の範囲【請求項1】
屋内に設置された互いに平行に延びる一対の鉄骨架台上の所定の固定ポジションに、所定の搬入ポジションに搬入された所定の重量物を複数並列に設置固定するための重量物の搬入設置システムであって、
前記一対の鉄骨架台は、前記搬入ポジションから前記固定ポジションまで延びており、
前記一対の鉄骨架台上に、それぞれ前後一対で前記各鉄骨架台に沿って移動可能に設けられ、前記重量物を載置可能であり、かつ、載置された重量物を仮固定可能なガイド装置と、
前記搬入ポジションにおいて、前記重量物を吊り上げ、前記ガイド装置上に載置させるための吊り上げ装置と、
前記固定ポジション又はその近傍に仮設置可能であり、前記一対の鉄骨架台上に掛架される台座部、及び、前記台座部上に設置されるジャッキアップ器具を具備するジャッキアップ装置と
を備えることを特徴とする重量物の搬入設置システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ガイド装置は、前記重量物を載置可能な台部を備えるとともに、前記鉄骨架台上を滑走可能なローラを備えるローラ手段と、
前記ローラ手段の両側部に固定され、前記鉄骨架台の両側部をガイドする左右一対のガイド手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の重量物の搬入設置システム。
【請求項3】
前記台部は、上面に開口し、前記重量物の下部に形成された孔部に対応するねじ穴を備えた固定部を有し、前記孔部と前記ねじ穴とを合致させた状態でボルトで締結することにより、前記重量物が前記台部に固定可能となっていることを特徴とする請求項2に記載の重量物の搬入設置システム。
【請求項4】
前記ジャッキアップ装置の前記台座部は、前記鉄骨架台に対し着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載の重量物の搬入設置システム。
【請求項5】
請求項3に記載の重量物の搬入設置システムに用いられるガイド装置。
【請求項6】
請求項4に記載の重量物の搬入設置システムに用いられるジャッキアップ装置。
【請求項7】
屋内に設置された互いに平行に延びる一対の鉄骨架台上の所定の固定ポジションに、所定の搬入ポジションに搬入された所定の重量物を仮設置固定するための重量物の搬入設置方法であって、
前記一対の鉄骨架台は、前記搬入ポジションから前記固定ポジションまで延設されており、かつ、前記搬入ポジションにおいて、前記重量物を吊り上げ可能な吊り上げ装置が設けられており、
前記重量物を載置可能であり、かつ、載置された重量物を仮固定可能なガイド装置を、前記一対の鉄骨架台に対し、それぞれ前後一対で前記各鉄骨架台に沿って移動可能に設置するガイド装置設置工程と、
前記搬入ポジションにおいて、前記吊り上げ装置を用いて前記重量物を吊り上げ、前記ガイド装置上に載置させた後、固定させる吊り上げ設置工程と、
前記一対の鉄骨架台上において、前記重量物、及び、前記ガイド装置を、前記固定ポジションまで搬送する搬送工程と、
前記固定ポジションにおいて、台座部を前記一対の鉄骨架台上に掛架し、当該台座部上にジャッキアップ器具を設置することで、前記台座部、及び、前記ジャッキアップ器具を具備するジャッキアップ装置を仮設置するジャッキアップ装置仮設置工程と、
前記重量物から前記ガイド装置を取外し、前記重量物を前記ジャッキアップ器具によって持ち上げるジャッキアップ工程と、
前記一対の鉄骨架台から前記ガイド装置を取外すガイド装置取外し工程と、
前記重量物を前記一対の鉄骨架台上に載置し固定する重量物設置工程とを備えることを特徴とする重量物の搬入設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、重量物の搬入設置システム、当該システムに用いられるガイド装置、及び、ジャッキアップ装置、並びに、重量物の搬入設置方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、工場等の大型施設で利用される業務用エアコンとして、箱形状の床置き型PAC(パッケージエアコン)が用いられる。工場やスーパーマーケットなど商業施設などの大型施設では、人が通行できてかつ生産装置などを設置できる躯体床の床面積の有効利用のため、常時人が通行しない中二階的な位置に、床置き型PAC室内機など空調装置を持ち上げる鉄骨だけで組んだぶどう棚的床面を設けることがある。大型施設の大空間に空調を行うため同型、あるいは奥行き寸法を揃えた床置き型PAC室内機を何台か並べて設置すると、ぶどう棚的床面が少なくて済みイニシャルコストが省略できる。この場合、床置き型PAC室内機を据え付けるための基礎の代わりになる鉄骨架台を、並べて設置する床置き型PAC室内機(以下、PACという。)の台数分プラスアルファ直線で延設するとコスト的に良い。
【0003】
PACは重量物であるため、当該PACを搬入ポジションから所定の固定ポジション(据付位置)まで搬送移動させる場合には、一般的に、大型の吊り上げ機構による揚重(固定ポジションへの運搬、及び、設置)が行われる(例えば、特許文献1等参照。)。尚、固定ポジションには、予め水平方向に平行に延びる一対の鉄骨架台が敷設されている。当該鉄骨架台があることによって、ぶどう棚的床面のいずれかの開口から揚重され、ぶどう棚的床面を水平移動して、レベルの異なる鉄骨架台上に再度揚重して、複数のPACを並列に鉄骨架台上に固定することが可能となっている。
【0004】
ところで、例えば工場等のように、施設場内への搬入場所から所定の固定ポジション(据付位置)までの距離が、大きく離れているケース(例えば50m程度)では、天井クレーンなど常設の吊り上げ機構があっても、その可動範囲が限られていることから、上述した吊り上げ機構のみによる、ぶどう棚的床面の搬入口から固定ポジションへの搬送移動は現実的ではない。
【0005】
上述したケースでは、主に、2つの搬入設置方法が考えられる。
【0006】
1つ目の方法としては、まず、ぶどう棚的床面の搬入口近辺(搬入ポジション)、及び、固定ポジション付近の天井梁等に対し、チェーンブロック等の比較的簡易な吊り上げ装置を、足場(複数の脚立と足場板を緊結する脚立足場、立ち馬等)を用いてそれぞれ設置する。その後、搬入口近辺の吊り上げ装置でPACを吊り上げ、業務用の大型台車に載置し、当該台車を固定ポジションの鉄骨架台の横まで移動させる。その際、ぶどう棚的床面上に閉塞した平面を形成するため、適宜、コンクリートパネルなど厚いベニヤ板等を敷きながら移動させる。移動後は、固定ポジションの吊り上げ装置を用いて、台車に載置されたPACを吊り上げ、鉄骨架台上の固定ポジションに固定させることで、PACの設置が完了する。
【0007】
2つ目の方法としては、予め鉄骨架台を、固定ポジションからぶどう棚的床面の搬入口近辺(搬入ポジション)まで延設させておく。そして、搬入ポジション付近の鉄骨架台上に、複数のコロ(例えば鉄パイプ)を、当該鉄骨架台と直交する方向に渡しておく。その後、ぶどう棚的床面の搬入口近辺(搬入ポジション)の吊り上げ装置でPACを吊り上げ、複数のコロの上に載置する。そして、PACを、ロープで引張ったり、手押ししたりすることで、鉄骨架台上の固定ポジションまで搬送する。その際、PACの移動状況に合わせて、適宜、コロの前後位置を入れ替えたり調整しながら移動させる。固定ポジションに到着後は、PACを位置調整しながらコロを外して鉄骨架台上に固定させることで、PACの設置が完了する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平9-126540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、1つ目の方法では、ぶどう棚的床面の搬入口近辺(搬入ポジション)、及び、固定ポジションにおいて、PACの吊り上げを2回行う必要がある。PACの吊り上げに際しては、都度、足場や吊り上げ装置の設置が必要となることもある。加えて、床に凹凸があり、移動中の振動が懸念される場合には、適宜、ベニヤ板等を敷きながら移動させる必要が生じ、作業時間の増加に繋がってしまう。
【0010】
また、2つ目の方法では、鉄骨架台と直交する方向に渡されているコロは、固定されているわけではないため、PACが移動されるのに伴い、徐々に傾いてしまうことが懸念される。そのため、PACが脱落しないよう細心の注意を払って搬送作業を行わなければならず、また、場合によっては、PACが不安定な状態のまま搬送されてしまうおそれがある。また、固定ポジションまでコロを用いてPACを移動して、最後にコロを抜く際にもコロの高さ分PACを滑り落とすこととなり、鉄骨架台の固定開孔とPAC側の固定開孔とを合わせるのが至難の業であり、結局固定ポジションにおいても吊り上げを行うこととなる。
(【0011】以降は省略されています)

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