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公開番号2024121430
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028542
出願日2023-02-27
発明の名称介錯ロープ取付用治具及び重量物の搬送方法
出願人三機工業株式会社
代理人個人
主分類B66C 15/00 20060101AFI20240830BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】安全性、且つ、作業性の向上を図りつつ、重量物の損傷を防止することのできる介錯ロープ取付用治具及び重量物の搬送方法を提供する。
【解決手段】介錯ロープ取付用治具1は、第1部材2と、第2部材3とを備えている。各部材2、3は、フック孔4を有する操作部5と、湾曲部6と、作用部7とを備えている。各部材2、3同士は、湾曲部6に設けられた軸部8によって回動可能に連結されている。キュービクル21は、下面に孔部25が設けられた筐体22を備えている。両操作部5を開き、両作用部7を閉じた状態とさせた状態で、孔部25に、両作用部7を挿入させる。
今度は、両操作部5を閉じ、且つ、両作用部7を開く。操作部5同士が重なり合うことにより、単一のフック孔4が形成される。このとき、広げられた両作用部7が、キュービクル21の内側面に当接されることとなり、介錯ロープ取付用治具1の取付けが完了する。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
屈曲部、又は、湾曲部を有する第1部材と、
屈曲部、又は、湾曲部を有する第2部材とを有し、
前記第1部材、及び、前記第2部材は、前記屈曲部、又は、前記湾曲部において軸部で回動可能に連結され、
前記第1部材、及び、前記第2部材は、一端側に設けられた操作部と、他端側に設けられた作用部とを備え、
前記両操作部を近接させることで、前記両作用部の先端部間の距離が大きくなり、
前記両操作部を離間させることで、前記両作用部の先端部間の距離が小さくなり、
前記両操作部同士は、互いに重ね合わせることで、閉環状をなすフック孔が形成される構成となっていることを特徴とする介錯ロープ取付用治具。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記各操作部は、それぞれ閉環状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の介錯ロープ取付用治具。
【請求項3】
重量物を吊るして持ち上げる工程と、
持ち上げた前記重量物を所定の位置まで搬送する搬送工程とを備えた搬送方法であって、
前記重量物を持ち上げた際に、前記重量物の下面に予め設けられている孔部に、請求項1又は2に記載の前記介錯ロープ取付用治具を取付ける治具取付工程と、
取付けられた前記介錯ロープ取付用治具の前記フック孔に介錯ロープのフックを引掛ける引掛け工程とを備え、
前記搬送工程においては、前記介錯ロープをコントロールしながら搬送を行うものであり、
前記治具取付工程においては、前記両操作部を開き、且つ、前記両作用部を閉じた状態で、前記両作用部を前記孔部に差込み、その後、前記両操作部を閉じ、且つ、前記両作用部を開くことで、前記フック孔を形成することを特徴とする搬送方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、介錯ロープ使用時に用いられる介錯ロープ取付用治具及び重量物の搬送方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、多くの電気を必要とする施設(例えば、工場、病院、オフィスビル)の屋上等には、電力会社など電気事業者から高圧需要家が6600ボルトの高圧で受電し変圧して施設へ200ボルトまたは100ボルトの低圧で供給する配電盤のひとつである箱形状のキュービクル(変電設備)が設置されているケースがある。キュービクルは重量物であるため、当該キュービクルを搬入時地上から搬送移動させる場合には、玉掛け作業(クレーン等を用いた吊り上げ作業)が行われる。
【0003】
当該玉掛け作業においては、あらかじめ高さ2000mm以上であるキュービクルの上面の複数箇所に設けられたアイボルトが利用される(例えば、特許文献1等参照。)。より具体的には、各アイボルトに対して、それぞれ荷上げワイヤーの一端が取付けられる。そして、各荷上げワイヤーの他端が、クレーンフックに引掛けられた状態で、クレーンフックが持ち上げられることで、キュービクルの吊り上げ、搬送が行われることとなる。
【0004】
但し、上述した作業に際しては、吊り上げ時における、キュービクルの回転や揺れを抑制する必要がある。そこで、従来では、例えば、1箇所のアイボルトに対して、荷上げワイヤーとは別に、介錯ロープ(厳密には介錯ロープ用のフック)を取付けるといった方法が採用される。このように、介錯ロープを取付けることで、吊り上げ時において、地上にいる作業員が、当該介錯ロープを介してキュービクルをコントロール(位置や傾きの調整、及び、載置場所への誘導等)することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-113012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、介錯ロープ(フック)をキュービクルの上面に設けられたアイボルトに取付ける際には、地上に仮置きされているキュービクルに対し作業員が立ち馬等(作業台)に乗って、取付けを行う必要がある。その際、取付作業は前述のようにキュービクルの高さが2000mm以上であり、労働安全衛生法などの規定で高所での作業とならざるを得ず、安全帯を装着し落下防止を図る作業となる。加えて、立ち馬等の設置・撤去の工程も必要となってくる。
【0007】
また、アイボルトは、キュービクルの上面に設けられている。そのため、キュービクルを吊り上げた際に、介錯ロープのフックが、キュービクルの上面や側面に接触し、キュービクルに傷がついてしまったり、塗装面が剥がれてしまったりするおそれがある。そこで、例えば、介錯ロープのフックを用いず、ロープを直接アイボルトに結び付けるといった方法や、キュービクルの上面等を、予め当て布等を用いて養生しておくといった方法も考えられるが、いずれの方法も作業性が悪く、現実的な方法とは言い難い。
【0008】
本発明は上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、安全性、且つ、作業性の向上を図りつつ、重量物の損傷を防止することのできる介錯ロープ取付用治具及び重量物の搬送方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0010】
手段1.屈曲部、又は、湾曲部を有する第1部材と、
屈曲部、又は、湾曲部を有する第2部材とを有し、
前記第1部材、及び、前記第2部材は、前記屈曲部、又は、前記湾曲部において軸部で回動可能に連結され、
前記第1部材、及び、前記第2部材は、一端側に設けられた操作部と、他端側に設けられた作用部とを備え、
前記両操作部を近接させることで、前記両作用部の先端部間の距離が大きくなり、
前記両操作部を離間させることで、前記両作用部の先端部間の距離が小さくなり、
前記両操作部同士は、互いに重ね合わせることで、閉環状をなすフック孔が形成される構成となっていることを特徴とする介錯ロープ取付用治具。
(【0011】以降は省略されています)

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