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公開番号2024092325
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208170
出願日2022-12-26
発明の名称吊荷旋回制御装置
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類B66C 13/08 20060101AFI20240701BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】配線負荷を軽減する吊荷旋回制御装置を提供する。
【解決手段】吊荷の旋回制御にフライホイール21のジャイロ効果を用いる吊荷旋回制御装置であって、支軸30Aを中心にフライホイール21を傾動させるジンバル31と、フライホイール21と共に傾動するフライホイールモーター20Mと、支軸30Aに取り付けられたスリップリング35と、スリップリング35にフライホイールモーター20Mを接続してフライホイールモーター20Mに電力を供給する配線と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
吊荷の旋回制御にフライホイールのジャイロ効果を用いる吊荷旋回制御装置であって、
支軸を中心に前記フライホイールを傾動させるジンバルと、
前記フライホイールと共に傾動するフライホイールモーターと、
前記支軸に取り付けられたスリップリングと、
前記スリップリングと前記フライホイールモーターとに接続されて前記フライホイールモーターに電力を供給する配線と、を備える
ことを特徴とする吊荷旋回制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吊荷の旋回を制御する吊荷旋回制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
吊荷旋回制御装置は、吊荷の旋回制御にジャイロ効果を利用する。吊荷旋回制御装置は、フライホイール、フライホイールモーター、ジンバル、ジンバルモーター、及び減速機構を備える。フライホイールモーターは、回転軸を中心にフライホイールを回転させる。ジンバルは、フライホイールを支持する。ジンバルモーターは、減速機構による減速出力を通じて、回転軸と直交する支軸を中心にフライホイールを傾動させる。そして、高速回転するフライホイールの傾動は、回転軸と支軸とに直交する水平旋回軸の周りにジャイロモーメントを発生させる。ジャイロモーメントは、水平旋回軸の周りに吊荷を水平旋回させたり吊荷を静止させたりする(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-131941号公報
特開2017-214213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、フライホイールモーターに電力を供給する配線は、吊荷旋回制御装置の本体部に固定される電源装置からフライホイールモーターに接続される。配線を接続されたフライホイールモーターは、フライホイールと共に傾動しながら、電源装置に対する相対位置や相対距離を変える。結果として、フライホイールモーターに接続された配線は、ジンバルの支軸に巻き付いたり過度の緊張を受けたりする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための吊荷旋回制御装置は、吊荷の旋回制御にフライホイールのジャイロ効果を用いる吊荷旋回制御装置であって、支軸を中心に前記フライホイールを傾動させるジンバルと、前記フライホイールと共に傾動するフライホイールモーターと、前記支軸に取り付けられたスリップリングと、前記スリップリングと前記フライホイールモーターとに接続されて前記フライホイールモーターに電力を供給する配線と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明の吊荷旋回制御装置によれば、配線の負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、吊荷旋回制御装置の構成を吊荷と共に示す斜視図である。
図2は、フライホイールの回転軸とジンバルの支軸とを示す平面図である。
図3は、フライホイールの回転軸とジンバルの支軸とを示す正面図である。
図4は、電力供給路及び動力伝達路を示すブロック図である。
図5は、吊荷旋回制御装置の処理態様を示す表である。
図6は、過負荷時の電力供給路及び動力伝達路を示すブロック図である。
図7は、能動旋回時の電力供給路及び動力伝達路を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[吊荷旋回制御装置10]
図1が示すように、吊荷旋回制御装置10は、本体部11、フライホイール21、フライホイールモーター20M、ジンバル31、及びジンバルモーター30Mを備える。本体部11は、クレーン10Cからワイヤー10Wによって吊り下げられる。本体部11は、ワイヤー70Wと吊冶具70とを介して吊荷80を吊り下げる。本体部11は、フライホイール21、フライホイールモーター20M、ジンバル31、及びジンバルモーター30Mを収容する。吊荷旋回制御装置10は、吊荷80の旋回制御にフライホイール21のジャイロ効果を用いる。
【0009】
図2が示すように、フライホイール21は、軸線AXを中心とする円盤状を有する。フライホイール21の外周部は、内周部よりも厚肉である。フライホイール21は、軸線AXの上に2つの回転軸20Aを備える。回転軸20Aは、軸線AXに沿って延びる。
【0010】
ジンバル31は、フライホイール21を収容する。ジンバル31は、ジンバル31の内側から外側に向けて回転軸20Aを挿通する。回転軸20Aは、連結機構23を介してフライホイールモーター20Mに接続されている。連結機構23、及びフライホイールモーター20Mは、ジンバル31に固定されている。フライホイールモーター20Mは、連結機構23の伝達を通じて、回転軸20Aに回転トルクを出力する。各フライホイールモーター20Mは、相互に駆動を同期させる。2つのフライホイールモーター20Mは、回転軸20Aを中心に1つのフライホイール21を回転させる。
(【0011】以降は省略されています)

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