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公開番号2024110186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-15
出願番号2023014616
出願日2023-02-02
発明の名称産業車両
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B66F 9/24 20060101AFI20240807BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】常温環境と冷凍環境とを交互に行き来する場合であっても、フォークの位置がシフト端に到達したか否かを適切に判断できる産業車両を提供する。
【解決手段】産業車両1は、フォーク13の位置を所定方向にシフトさせるシフト装置20と、所定方向におけるフォーク13のシフト端を検出する検出装置30と、を備える。検出装置30は、互いに対向する投光部及び受光部を含み、フォーク13における所定方向のシフトと共に所定方向に移動可能に構成されているセンサ部31と、自車両の環境情報を取得する取得部34と、環境情報に基づいて、自車両が常温環境及び冷凍環境のいずれに位置しているかを判断する環境判断部35と、自車両が冷凍環境から常温環境に移動した場合に、投光部及び受光部の少なくとも一方の付着水分を除去する除去部36と、を有する。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
フォークを有する荷役装置と、
前記フォークの位置を所定方向にシフトさせるシフト装置と、
前記所定方向における前記フォークのシフト端を検出する検出装置と、を備え、
前記検出装置は、
互いに対向する投光部及び受光部を含み、前記フォークにおける前記所定方向のシフトと共に前記所定方向に移動可能に構成されているセンサ部と、
前記投光部から出射された検出光が前記受光部で受光されたか否かに基づいて、前記フォークの位置が前記シフト端に到達したか否かを判断するシフト判断部と、
自車両の環境情報を取得する取得部と、
前記環境情報に基づいて、前記自車両が常温環境及び冷凍環境のいずれに位置しているかを判断する環境判断部と、
前記自車両が前記冷凍環境から前記常温環境に移動した場合に、前記投光部及び前記受光部の少なくとも一方の付着水分を除去する除去部と、を有する、産業車両。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記検出装置は、前記投光部と前記受光部との間で前記所定方向に延在し、前記検出光を遮る遮光部分と、前記シフト端に対応して設けられ、前記検出光を通過させる切欠部分と、を含む板状部材を有する、請求項1記載の産業車両。
【請求項3】
前記環境情報は、前記自車両の周囲の温度情報である、請求項1記載の産業車両。
【請求項4】
前記環境情報は、前記自車両の周囲の地図情報である、請求項1記載の産業車両。
【請求項5】
前記投光部及び前記受光部は、前記自車両の上下方向に対向している、請求項1記載の産業車両。
【請求項6】
前記投光部及び前記受光部は、前記自車両の前後方向に対向している、請求項1記載の産業車両。
【請求項7】
前記除去部は、エアを吹き付けるノズルによって構成されている、請求項1~6のいずれか一項記載の産業車両。
【請求項8】
前記ノズルは、前記センサ部と共に前記所定方向にシフトする部材に取り付けられている、請求項7記載の産業車両。
【請求項9】
前記除去部は、前記自車両が前記冷凍環境から前記常温環境に移動したと判断されてから所定時間が経過した後に、前記ノズルによるエアの吹き付けを実施する、請求項7記載の産業車両。
【請求項10】
前記除去部は、前記板状部材に取り付けられたブラシ又はスポンジによって構成されている、請求項2記載の産業車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、産業車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の産業車両として、例えば特許文献1に記載のフォークリフトが知られている。特許文献1に記載のフォークリフトは、フォークを有する荷役装置と、フォークの位置を所定方向にシフトさせるシフト装置と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-170047号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フォークの位置をシフトさせることが可能な産業車両には、フォークのシフト端を検出する検出装置が搭載される場合がある。検出装置は、例えば投光部及び受光部を含むセンサを有している。このような検出装置では、例えば投光部から出射された検出光が受光部で受光されたか否かに基づいて、フォークの位置がシフト端に到達したか否かの検出がなされる。
【0005】
一方、上述のような産業車両では、荷役に供されるにあたって、例えば前室と冷凍庫とのような常温環境と冷凍環境とを交互に行き来することが想定される。産業車両が常温環境と冷凍環境とを交互に行き来する場合、センサの投光部及び受光部に水分が付着し、付着水分が凍結と融解とを繰り返すことによって、投光部及び受光部に霜が堆積してしまうことが考えられる。投光部及び受光部に霜が堆積してしまうと、検出光が霜によって遮られ、フォークの位置がシフト端に到達したか否かの検出が困難になるおそれがある。
【0006】
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、常温環境と冷凍環境とを交互に行き来する場合であっても、フォークの位置がシフト端に到達したか否かを適切に判断できる産業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面に係る産業車両は、フォークを有する荷役装置と、フォークの位置を所定方向にシフトさせるシフト装置と、所定方向におけるフォークのシフト端を検出する検出装置と、を備える。検出装置は、互いに対向する投光部及び受光部を含むセンサ部と、投光部から出射された検出光が受光部で受光されたか否かに基づいて、フォークの位置がシフト端に到達したか否かを判断するシフト判断部と、自車両の環境情報を取得する取得部と、環境情報に基づいて、自車両が常温環境及び冷凍環境のいずれに位置しているかを判断する環境判断部と、自車両が冷凍環境から常温環境に移動した場合に、投光部及び受光部の少なくとも一方の付着水分を除去する除去部と、を有する。
【0008】
この産業車両では、自車両の環境情報に基づいて自車両が位置する環境を判断し、自車両が冷凍環境から常温環境に移動した場合に、投光部及び受光部の少なくとも一方の付着水分を除去する。付着水分を除去することで、当該車両が常温環境から再び冷凍環境に移動したとしても、投光部及び受光部の少なくとも一方に対する霜の堆積を抑制できる。したがって、この産業車両では、常温環境と冷凍環境とを交互に行き来する場合であっても、検出光が霜によって遮られることが抑制され、フォークの位置がシフト端に到達したか否かを適切に判断できる。
【0009】
検出装置は、投光部と受光部との間で所定方向に延在し、検出光を遮る遮光部分と、シフト端に対応して設けられ、検出光を通過させる切欠部分と、を含む板状部材を有していてもよい。この場合、板状部材の遮光部分及び切欠部分を利用し、簡易な構成でフォークの位置がシフト端に到達したか否かを判断できる。
【0010】
環境情報は、自車両の周囲の温度情報であってもよい。この場合、温度情報に基づいて自車両が位置する環境を精度良く判断できる。
(【0011】以降は省略されています)

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