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公開番号
2024118251
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023024591
出願日
2023-02-20
発明の名称
エレベータ用非常止め装置
出願人
フジテック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B66B
5/22 20060101AFI20240823BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】作動レバーをガイドレールの被締付面と直交する平面内で旋回するように設けた構成としても、可能な限り安定して把持力を発揮できるエレベータ用非常止め装置を提供する。
【解決手段】ガイドレール26における平行な二つの被締付面26A、26Bの両側に配され一対のクサビ部材112、114を備えた非常止め装置SD1において、調速機シーブと張り車との間に張架された調速機ロープ34に一端部が連結され、被締付面26A、26Bと直交する平面内で、前記一端部が円弧を描いて旋回可能に設けられた作動レバー102と、作動レバー102の上方への旋回に連動して、一対のクサビ部材112、114を押し上げる押上ユニット130とを有し、押上ユニット130を一対のクサビ部材112、114の各々を同じ距離、押し上げるように構成した。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベータのかごを垂直方向に案内するガイドレールにおける平行な二つの被締付面の両側に配され、非常時に押し上げられて、前記二つの被締付面を締め付け、降下する前記かごを制動する一対のクサビ部材を備えた非常止め装置であって、
調速機シーブと張り車との間に張架された調速機ロープに一端部が連結され、前記被締付面と直交する平面内で前記一端部が円弧を描いて旋回可能に設けられた作動レバーと、
前記作動レバーの上方への旋回に連動して前記一対のクサビ部材を押し上げる押上ユニットと、
を有し、
前記押上ユニットが、前記一対のクサビ部材の各々を同じ距離、押し上げるように構成されていることを特徴とするエレベータ用非常止め装置。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記押上ユニットは、
前記一対のクサビ部材の両方に連結され、前記作動レバーの上方への旋回に連動して押し上げられる押上部材と、
前記押上部材が垂直な方向のみに変位するよう案内する案内部材と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用非常止め装置。
【請求項3】
前記作動レバーには、その長手方向に長い長孔が開設され、
前記押上部材には、柱状部材が突設されていて、
前記長孔に挿入された前記柱状部材を介して、前記旋回する前記作動レバーが前記押上部材を押し上げることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ用非常止め装置。
【請求項4】
前記押上ユニットは、
基端部を中心に、前記被締付面と平行な平面内で旋回する押上レバーを含み、
前記上方へ旋回する前記作動レバーの一部が当接して前記押上レバーを上方へ旋回させ、当該上方へ旋回する押上レバーの先端部で前記一対のクサビ部材の両方が同時に押し上げられる構成とされていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用非常止め装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータ用非常止め装置に関し、特に、一対のクサビ部材でガイドレールの平行な二つの被締付面を締め付けるタイプの非常止め装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
かごや釣合おもりの昇降体が規定速度を超えて降下する非常時に当該昇降体を制動する非常止め装置には、一対のクサビ部材を上方へ変位させ、当該一対のクサビ部材で上記二つの被締付面を締め付けるタイプのもの(以下、「両クサビタイプ」と称する)と、クサビ部材は一つで、上方へ変位させたクサビ部材とこれに対向するブロック部材とで上記二つの被締付面を締め付けるタイプ(以下、「片クサビタイプ」と称する)とがある。両クサビタイプは、比較的重量が重い昇降体の制動に、片クサビタイプは、比較的重量が軽い昇降体の制動に用いられる。
【0003】
両クサビタイプの非常止め装置において、非常時に、一対のクサビ部材の両方を同時に上方へ変位させる動作機構が特許文献1に記載されている。当該動作機構は、二つのクサビ部材13各々の下端部にそれぞれ一端部が連結されたレバー11を有している(特許文献1の図3)。二つのレバー11は、ガイドレール1における上記被締付面と平行に設けられている(特許文献1の図2、図3)。クサビ部材13各々に連結された二つのレバーの他端部は、シャフト(符号無し)に固定されている。シャフトには、作動レバー11の一端部が固定されており、作動レバー11の他端部は引上棒6を介して調速機ロープ3に連結されている(引用文献1の図1、図3)。
【0004】
上記構成を有する引用文献1に記載の非常止め装置7の動作機構において、非常時に、調速機ロープ3の走行が停止し、引上棒6が引き上げられると、作動レバー11が前記シャフトの軸心周りに旋回する(上記被締付面と平行な平面内で旋回する)と共に、当該シャフトが回転する。当該シャフトの回転に伴い、上記二つのレバー11が当該シャフトの軸心回りに旋回する。これにより、二つのレバー11の一端部に連結されているクサビ部材13の各々が押し上げられて、ガイドレール1の被締付面が締め付けられることなる(特許文献1の段落[0015]、[0016]を参照)。
【0005】
ところで、かごに対するガイドレールの平面視における向きや位置関係によっては、調速機ロープに連結された作動レバーをガイドレールの被締付面と平行な平面内で旋回するように設けるのではなく、当該被締付面と垂直な平面内で旋回するように設ける場合もある。
【0006】
片クサビタイプの非常止め装置において、作動レバーをガイドレールの締付面と垂直な平面で旋回するように設けた構成の動作機構が特許文献2に記載されている。特許文献2に記載された動作機構22(特許文献2の図2)は、一端部が連結部21を介して調速機ロープ17に連結された作動レバー34を有している。作動レバー34は、ガイドレール11の被締付面と垂直な平面で旋回するように設けられている。作動レバー34には、引用文献2の図2に示すように、リンク35、引上レバー33が順次連結されており、引上げレバー33の先端部がクサビ部材31の下端部に連結されている。
【0007】
特許文献2に記載された動作機構22において、非常時に、調速機ロープ17の走行が停止すると、当該動作機構によって引上レバー33が基端部を中心に図2において反時計回りに回転する。これにより、引上レバー33の先端部に連結されているクサビ部材31が上方へ変位し、変位したクサビ部材33と対向するブロック部材(固定シュー)28とでガイドレール11の被締付面が締め付けられることなる(特許文献2の段落[0034]-[0038]、図4を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開2006/046284号
国際公開2011/132294号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
両クサビタイプの非常止め装置においても、特許文献2の動作機構22を利用し、引上レバー33の先端部側を両クサビ部材に連結すれば、当該両クサビ部材を上方へ変位させることはできるのであるが、単に、連結しただけでは、一対のクサビ部材による把持力が不安定になることが判明した。
【0010】
本発明は、上記した課題に鑑み、両クサビタイプの非常止め装置において、作動レバーをガイドレールの被締付面と直交する平面内で旋回するように設けた構成としても、可能な限り安定して把持力を発揮できるエレベータ用非常止め装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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