TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024122524
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023030102
出願日
2023-02-28
発明の名称
不織布及び吸収性物品
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
D04H
1/54 20120101AFI20240902BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】滑らかな肌触りと高い厚み回復性とを両立する吸収性物品用不織布を提供すること。
【解決手段】シロキサン骨格を有する被膜形成性ポリマーを繊維の表面に有し、凹凸構造を有する吸収性物品用不織布である。前記被膜形成性ポリマーの25℃における弾性率が10
4
Pa以上10
9
Pa以下である。前記吸収性物品用不織布は、該不織布を構成する繊維どうしが融着した融着点を複数有する。前記被膜形成性ポリマー中のシロキサン骨格の比率が40質量%以上98質量%以下であることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シロキサン骨格を有する被膜形成性ポリマーを繊維の表面に有し、凹凸構造を有する吸収性物品用不織布であって、
前記被膜形成性ポリマーの25℃における弾性率が10
4
Pa以上10
9
Pa以下であり、
前記吸収性物品用不織布は、該不織布を構成する繊維どうしが融着した融着点を複数有する、吸収性物品用不織布。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記被膜形成性ポリマー中のシロキサン骨格の比率が40質量%以上98質量%以下である、請求項1に記載の不織布。
【請求項3】
前記被膜形成性ポリマーの含有量が0.005質量%以上15質量%以下である、請求項1又は2に記載の不織布。
【請求項4】
複数の前記融着点のうちの少なくとも一部が前記被膜形成性ポリマーで覆われている、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の不織布。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の不織布を備えた、吸収性物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品に好適に用いられる不織布及び吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
生理用ナプキンやおむつ等の吸収性物品を製品として出荷する際には、複数個の該製品がその厚み方向に圧縮されるようにパッキングされるのが一般的である。このようなパッキングをした際には、製品を構成する不織布の嵩がつぶれてしまうため、製品の使用時には不織布の風合いが損なわれてしまうという問題が生じることがある。斯かる問題を解決するための技術として、不織布に高弾性な樹脂バインダーを配合することで、不織布の圧縮後の厚み回復性を向上させることが提案されている。
【0003】
例えば特許文献1には、繊維同士の融着点を有し、バインダーが繊維交点に存在する不織布が提案されている。同文献に記載の不織布は、バインダーが繊維交点に存在することによって、圧縮後の厚み回復性が高くなると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-166596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、不織布に樹脂バインダーを配合すると、バインダーに由来するざらつき及びべたつきを生じてしまい、不織布の肌触りが低下することがあった。したがって、高い厚み回復性を有しつつ、肌触りがより向上した吸収性物品用不織布に対する要求がある。
【0006】
したがって本発明の課題は、滑らかな肌触りと高い厚み回復性とを両立する吸収性物品用不織布を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、シロキサン骨格を有する被膜形成性ポリマーを繊維の表面に有し、凹凸構造を有する吸収性物品用不織布に関する。
一実施形態において、前記被膜形成性ポリマーの25℃における弾性率が10
4
Pa以上10
9
Pa以下であることが好ましい。
一実施形態において、前記吸収性物品用不織布は、該不織布を構成する繊維どうしが融着した融着点を複数有することが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、肌触りが滑らかであり、且つ厚み回復性に優れる不織布が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の不織布の一実施形態を模式的に示す斜視図である。
図2は、本発明の不織布の別の実施形態を模式的に示す斜視図である。
図3は、本発明の不織布の別の実施形態を模式的に示す斜視図である。
図4(a)及び図4(b)は、本発明の不織布の別の実施形態を模式的に示す斜視図である。
図5は、本発明の不織布の別の実施形態を模式的に示す斜視図である。
図6は、本発明の不織布の更に別の実施形態を模式的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の吸収性物品用不織布(以下、「本発明の不織布」ともいう。)は、被膜形成性ポリマーを繊維の表面に有するシート状物である。被膜形成性とは、不織布に浸透し、該不織布を構成する繊維の表面を膜状に覆うことができる性質である。被膜形成性ポリマーが不織布を構成する繊維の表面で被膜を形成すると、該被膜が優れた弾性を有するため、該不織布の厚み回復性が向上することを本発明者は見出した。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
花王株式会社
油中水型乳化組成物
5日前
花王株式会社
油中水型乳化組成物
5日前
花王株式会社
吸収性物品用不織布
5日前
花王株式会社
コンピュータプログラム
5日前
東レ株式会社
織編物及び衣服
4か月前
株式会社鈴木靴下
繊維製品
1か月前
三菱ケミカル株式会社
繊維集合体
4か月前
株式会社島精機製作所
横編機
2か月前
東レ株式会社
炭素繊維シートの製造方法
4か月前
株式会社島精機製作所
横編機
3か月前
株式会社島精機製作所
横編機
2か月前
株式会社島精機製作所
横編機
2か月前
株式会社シーエンジ
三次元網状構造体
5日前
ユニチカ株式会社
化粧料含浸用基布の製造方法
5日前
東レ株式会社
長繊維不織布およびその製造方法
4か月前
個人
EV自動車と緯編パイル布帛
2か月前
帝人フロンティア株式会社
編地および繊維製品
2か月前
東洋紡せんい株式会社
抗スナッグ性編物
4か月前
東レ株式会社
長繊維不織布、分離膜支持体および分離膜
3か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
4か月前
東洋紡エムシー株式会社
不織布積層体及びそれを用いた袋状物
3か月前
東レ・モノフィラメント株式会社
ポリアミド樹脂支持体
2か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
27日前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
繊維構造体製造装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
繊維構造体製造装置
1か月前
株式会社カネカ
難燃性布帛および、それを有する難燃性マットレス
1か月前
株式会社アガツマ
リリアン編み機
2か月前
日本毛織株式会社
編地及び衣類
9日前
株式会社島精機製作所
横編機の可動シンカー装置および可動シンカー
2か月前
花王株式会社
不織布
20日前
花王株式会社
不織布の製造方法
4か月前
株式会社 松田工務店
積層体布帛用シングル丸編地及び積層体布帛
4か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置の制御方法
27日前
佰龍機械廠股ふん有限公司
両面ロングパイル編み物
4か月前
続きを見る
他の特許を見る