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公開番号2024122120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029483
出願日2023-02-28
発明の名称画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240902BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】主制御部と副制御部と間の通信不良が生じた期間において、主制御部の第1処理部および副制御部の第2処理部の双方が動作不良の場合であっても、画像形成装置における動作情報(動作ログ)が適切に保存される画像形成装置を提供する。
【解決手段】主制御部に設けられ、画像形成装置全体を制御する第1処理部と、副制御部に設けられ、信号を送信可能にする第2処理部と、主制御部に設けられ、主制御部と副制御部との間に通信不良が生じた期間も動作可能な第3処理部と、を具備し、主制御部と副制御部との間に通信不良が生じた期間において、第1信号部の信号状態が保存中状態ではなく、且つ、第2信号部の信号状態が保存中状態ではない場合、画像形成装置の動作情報を第3処理部が第1記憶部に記憶する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
各種の操作に応じて各信号を送信する副制御部と、
前記信号を受信し、当該信号に応じた画像を形成可能にする主制御部と、
を具備する画像形成装置であって、
前記主制御部に設けられ、前記画像形成装置全体を制御する第1処理部と、
前記画像形成装置の動作情報が前記第1処理部により記憶される第1記憶部と、
前記第1処理部が前記第1記憶部に前記動作情報を記憶させる期間において、信号状態が保存中状態になる第1信号部と、
前記副制御部に設けられ、前記主制御部へ前記信号を送信する第2処理部と、
前記画像形成装置の動作情報が前記第2処理部により記憶される第2記憶部と、
前記第2処理部が前記第2記憶部に前記動作情報を記憶させる期間において、信号状態が保存中状態になる第2信号部と、
前記主制御部に設けられ、前記主制御部と前記副制御部との間に通信不良が生じた期間も動作可能な第3処理部と、を具備し、
前記主制御部と前記副制御部との間に通信不良が生じた期間において、前記第1信号部の信号状態が保存中状態ではなく、且つ、前記第2信号部の信号状態が保存中状態ではない場合、前記画像形成装置の動作情報が前記第3処理部により前記第1記憶部に記憶される
画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
通常モードおよび前記通常モードより消費電力が小さい省エネモードを含む各モードへ移行可能にするモード制御部を具備し、
前記第3処理部は、前記モードが移行不可能な場合、前記モード制御部における異常の有無を判断し、前記モード制御部に異常が無いと判断した場合、前記第1記憶部に前記動作情報を記憶させ、その後、前記主制御部を再起動させる
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第3処理部は、前記モードが移行不可能な場合において、前記モード制御部自体に異常が有ると判断した場合、前記モード制御部および前記第1処理部のうち前記モード制御部を再起動する
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成装置における利用者の有無を検知する検知部を具備し、
前記省エネモードにおいて前記第3処理部により前記主制御部を再起動させた際に、利用者が検知された場合、前記通常モードへ移行する
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
各種の操作に応じて各信号を送信する副制御部と、
前記信号を受信し、当該信号に応じた画像を形成可能にする主制御部と、
を具備する画像形成装置の制御方法であって、
前記画像形成装置は、
前記主制御部に設けられ、前記画像形成装置全体を制御する第1処理部と、
前記画像形成装置の動作情報が前記第1処理部により記憶される第1記憶部と、
前記第1処理部が前記第1記憶部に前記動作情報を記憶させる期間において、信号状態が保存中状態になる第1信号部と、
前記副制御部に設けられ、前記信号を送信可能にする第2処理部と、
前記画像形成装置の動作情報が前記第2処理部により記憶される第2記憶部と、
前記第2処理部が前記第2記憶部に前記動作情報を記憶させる期間において、信号状態が保存中状態になる第2信号部と、
前記主制御部に設けられ、前記主制御部と前記副制御部との間に通信不良が生じた期間も動作可能な第3処理部と、を具備し、
前記主制御部と前記副制御部との間に通信不良が生じた期間において、前記第1信号部の信号状態が保存中状態ではなく、且つ、前記第2信号部の信号状態が保存中状態ではない場合、前記画像形成装置の動作情報を前記第3処理部が前記第1記憶部に記憶させるステップを具備する制御方法。
【請求項6】
請求項5に記載のステップをコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、各種の操作に応じて各信号を送信する副制御部と、当該信号に応じた画像を形成可能にする主制御部と具備する画像形成装置が提案される(例えば、特許文献1)。以上の主制御部には第1処理部(CPU)が設けられ、副制御部には第2処理部(CPU)が設けられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来技術では、主制御部と副制御部と間に通信不良が生じた期間において、主制御部の第1処理部および副制御部の第2処理部の双方に異常が生じた場合、画像形成装置における動作情報(動作ログ)が適切に保存されないという不都合があった。以上の事情を考慮して、本発明は、以上の不都合を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、各種の操作に応じて各信号を送信する副制御部と、信号を受信し、当該信号に応じた画像を形成可能にする主制御部と、を具備する画像形成装置であって、主制御部に設けられ、画像形成装置全体を制御する第1処理部と、画像形成装置の動作情報が第1処理部により記憶される第1記憶部と、第1処理部が第1記憶部に動作情報を記憶させる期間において、信号状態が保存中状態になる第1信号部と、副制御部に設けられ、主制御部へ信号を送信する第2処理部と、画像形成装置の動作情報が第2処理部により記憶される第2記憶部と、第2処理部が第2記憶部に動作情報を記憶させる期間において、信号状態が保存中状態になる第2信号部と、主制御部に設けられ、主制御部と副制御部との間に通信不良が生じた期間も動作可能な第3処理部と、を具備し、主制御部と副制御部との間に通信不良が生じた期間において、第1信号部の信号状態が保存中状態ではなく、且つ、第2信号部の信号状態が保存中状態ではない場合、画像形成装置の動作情報が第3処理部により第1記憶部に記憶される。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、主制御部と副制御部と間に通信不良が生じた期間において、主制御部の第1処理部および副制御部の第2処理部の双方に異常が生じた場合であっても、画像形成装置における動作情報(動作ログ)が適切に保存される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
画像形成装置の一例であるMFPの外観図である。
MFPのハードウェア構成図である。
コントローラ制御部および操作部の主要部のブロック図である。
画像形成装置の機能ブロック図である。
第1実施形態における画像形成装置の処理のフローチャートである。
第2実施形態における画像形成装置の処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を図面に示した実施形態により詳細に説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるMFP(Multifunction Peripheral Product Printer)100の概略構成を説明するための図である。MFP100は、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成するスキャナ部231と、媒体に画像を記録するプリンタ部232と、外部装置に画像データをFAX送信するFAX部233(図2参照)と、操作部240とを備える。ただし、MFP100は、スキャナ部231、プリンタ部232およびFAX部233のうちの少なくとも1つを備えていればよい。
【0008】
図2は、MFP100のハードウェア構成図である。図2に示されているように、MFP100は、コントローラ制御部210、近距離通信回路220、エンジン制御部230、操作部240、ネットワークI/F250を備えている。
【0009】
コントローラ制御部210は、コンピュータの主要部であるCPU201、システムメモリ(MEM-P)202、ノースブリッジ(NB)203、サウスブリッジ(SB)204、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)205、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)206、HDDコントローラ207、および、記憶部であるHD208を具備する。NB203とASIC205との間は、AGP(Accelerated Graphics Port)バス261で接続される。
【0010】
CPU201は、MFP100の全体制御を行う制御部である。NB203は、CPU201と、MEM-P202、SB204、およびAGPバス261とを接続するためのブリッジであり、MEM-P202に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタおよびAGPターゲットとを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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